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日夜
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にちや
ふりがな文庫
“
日夜
(
にちや
)” の例文
然
(
しか
)
るも
我國
(
わがくに
)
の
財源
(
ざいげん
)
には
限
(
かぎり
)
あり、
兵船
(
へいせん
)
の
増加
(
ぞうか
)
にも
限度
(
げんど
)
あり、
國
(
くに
)
を
思
(
おも
)
ふの
士
(
し
)
は
日夜
(
にちや
)
此事
(
このこと
)
に
憂慮
(
ゆうりよ
)
し、
絶
(
た
)
えず
此點
(
このてん
)
に
向
(
むか
)
つて
策
(
さく
)
を
講
(
こう
)
じて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
個人の革命は今すでに
日夜
(
にちや
)
に起りつつある。北欧の偉人イブセンはこの革命の起るべき状態についてつぶさにその例証を
吾人
(
ごじん
)
に与えた。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
其上
(
そのうへ
)
仕事
(
しごと
)
をさするにあらず、
日夜
(
にちや
)
氣
(
き
)
まゝに
遊
(
あそ
)
ばせて、
食物
(
しよくもつ
)
は
望次第
(
のぞみしだい
)
、
海
(
うみ
)
のもの、
山
(
やま
)
のもの、
乞
(
こ
)
ふにまかせて
與
(
あた
)
へむに、
悲
(
かなし
)
む
理由
(
いはれ
)
は
無
(
な
)
きはずなり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これよりしてイワン、デミトリチは
日夜
(
にちや
)
をただ
煩悶
(
はんもん
)
に
明
(
あか
)
し
続
(
つづ
)
ける、
窓
(
まど
)
の
傍
(
そば
)
を
通
(
とお
)
る
者
(
もの
)
、
庭
(
にわ
)
に
入
(
い
)
る
者
(
もの
)
は
皆
(
みな
)
探偵
(
たんてい
)
かと
思
(
おも
)
われる。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
吾輩は君、地球と同じに
日夜
(
にちや
)
動いて居るんだぜ。よしかね。吾輩は十五
秒
(
びょう
)
で一回転する。ソレ一時間に二百四十回転。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
番人
(
ばんにん
)
は、またと、そんなような
手落
(
てお
)
ちがあっては、
自分
(
じぶん
)
の
生活
(
せいかつ
)
に
関係
(
かんけい
)
すると、
不安
(
ふあん
)
に
感
(
かん
)
じましたから、
日夜
(
にちや
)
怠
(
おこた
)
りなく、この
男
(
おとこ
)
を
注意
(
ちゅうい
)
したのであります。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夫よりしてお花は
日夜
(
にちや
)
下婢
(
をなご
)
の中に立
交
(
まじ
)
り勝手
元
(
もと
)
の事など
働
(
はたら
)
くにぞ亭主はいとゞ不便に思ひ家内の者に言
付
(
つけ
)
てお花を
恤
(
いた
)
はらせければ
下婢
(
をなご
)
仲間
(
なかま
)
にてもお花を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
君は、奥村源造の実の娘であることを知ると、お父さんや兄さん達に
仇
(
あだ
)
を報いる為に、
日夜
(
にちや
)
心を砕きました。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
この駒ヶ嶽の絶巓に微かに消え行く
夕照
(
せきせう
)
の光を望み見て、
日夜
(
にちや
)
都門に向ひて志を馳せつゝある少年なきや。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
此
(
この
)
時などは実に
日夜
(
にちや
)
眠
(
ねむ
)
らぬほどの
経営
(
けいえい
)
で、
又
(
また
)
石橋
(
いしばし
)
の
奔走
(
ほんそう
)
は
目覚
(
めざま
)
しいものでした、出版の事は
一切
(
いつさい
)
山田
(
やまだ
)
が
担任
(
たんにん
)
で、
神田
(
かんだ
)
今川小路
(
いまがはかうぢ
)
の
金玉出版会社
(
きんぎよくしゆつぱんくわいしや
)
と
云
(
い
)
ふのに
掛合
(
かけあ
)
ひました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
養生
(
やうじやう
)
を
榮燿
(
えいやう
)
の
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
ふは
世上
(
せじやう
)
一般
(
いつぱん
)
の
習慣
(
ならはし
)
なり。
今
(
いま
)
余
(
よ
)
が
言
(
い
)
へる
養生法
(
やうじやうはふ
)
は、いかなる
貧人
(
ひんじん
)
、いかなる
賤業
(
せんげふ
)
の
人
(
ひと
)
にても、
日夜
(
にちや
)
心
(
こゝろ
)
を
注
(
そゝ
)
げば
出來
(
でき
)
る
事
(
こと
)
なり。
因
(
よつ
)
て
其
(
その
)
大意
(
たいい
)
を
三首
(
さんしゆ
)
の
蜂腰
(
ほうえう
)
に
綴
(
つゞ
)
ること
爾
(
しか
)
り。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
あまりに
日夜
(
にちや
)
思い続ける私とおまえとの間には
最早
(
もは
)
や直通の心の橋が
出来
(
でき
)
ていて、歳月も距離も
殆
(
ほとん
)
ど影響しないように感ぜられる。私たち二人は望みの時、その橋の上で出会うことが出来る。
巴里のむす子へ
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
単にわが
空漠
(
くうばく
)
たる信念なりとするも、わが心この世の苦悩にもがき
暗憺
(
あんたん
)
たる
日夜
(
にちや
)
を送る時に当たりて、われいかにしばしば
汝
(
なんじ
)
に振り向きたるよ、ああワイの流! 林間の逍遙子(しょうようし)よ
小春
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
拍
(
う
)
つて
賛成
(
さんせい
)
し
主從
(
しゆじゆう
)
日夜
(
にちや
)
額
(
ひたひ
)
をあつめて
其方法
(
そのはうはふ
)
を
講
(
かう
)
じ
居
(
ゐ
)
たりき
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
是
(
これ
)
よりしてイワン、デミトリチは
日夜
(
にちや
)
を
唯
(
たゞ
)
煩悶
(
はんもん
)
に
明
(
あか
)
し
續
(
つゞ
)
ける、
窓
(
まど
)
の
傍
(
そば
)
を
通
(
とほ
)
る
者
(
もの
)
、
庭
(
には
)
に
入
(
い
)
る
者
(
もの
)
は
皆
(
みな
)
探偵
(
たんてい
)
かと
思
(
おも
)
はれる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
御母さんは今に
浩一
(
こういち
)
が帰って来たらばと、
皺
(
しわ
)
だらけの指を
日夜
(
にちや
)
に折り尽してぶら下がる日を待ち
焦
(
こ
)
がれたのである。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
討取ば又々
禮
(
れい
)
の
仕方
(
しかた
)
ありと申付ければ元より
惡者共
(
わるものども
)
の事ゆゑ金銀に
眼
(
め
)
が
晦
(
くれ
)
喜び勇みて請合
日夜
(
にちや
)
三河町より須田町邊を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼
(
かれ
)
は、
日夜
(
にちや
)
、いい
音色
(
ねいろ
)
が
出
(
で
)
て、しかも、それがなんともいえない
愉快
(
ゆかい
)
な
音
(
ね
)
であるには、どうしたら、そう
造
(
つく
)
られるかということに
研究
(
けんきゅう
)
を
積
(
つ
)
んだのであります。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
其後
(
そののち
)
數年間
(
すうねんかん
)
は
春夏
(
しゆんか
)
の
際
(
さい
)
折々
(
をり/\
)
行
(
おこな
)
ふに
過
(
す
)
ぎざりしが、二十五六
歳
(
さい
)
の
頃
(
ころ
)
醫
(
い
)
を
以
(
もつ
)
て
身
(
み
)
を
立
(
た
)
つるに
及
(
およ
)
び、
日夜
(
にちや
)
奔走
(
ほんそう
)
の
際
(
さい
)
頭痛
(
づつう
)
甚
(
はなはだ
)
しき
時
(
とき
)
は
臥床
(
ふしど
)
に
就
(
つ
)
きし
事
(
こと
)
屡
(
しば/\
)
なりしが、
其
(
その
)
際
(
さい
)
には
頭部
(
とうぶ
)
を
冷水
(
れいすゐ
)
を
以
(
もつ
)
て
冷却
(
れいきやく
)
し
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
けれど、
按摩
(
あんま
)
は、
私
(
わたし
)
がなくっては、ちっとも
歩
(
ある
)
けませんので、どこへいくにも
私
(
わたし
)
をつれていきました。
私
(
わたし
)
の
体
(
からだ
)
は、
日夜
(
にちや
)
の
過労
(
かろう
)
のために、だんだんやせていきました。
河水の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
現
(
うつゝ
)
になり
日夜
(
にちや
)
おときの方へ
通
(
かよ
)
ひ
詰
(
つめ
)
ける故番頭の忠兵衞は以ての外の事なりと思ひ
段々
(
だん/\
)
異見
(
いけん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
新
(
あた
)
らしく
世帶
(
しよたい
)
を
有
(
も
)
つて、
新
(
あた
)
らしい
仕事
(
しごと
)
を
始
(
はじ
)
める
人
(
ひと
)
に、あり
勝
(
が
)
ちな
急忙
(
せは
)
しなさと、
自分達
(
じぶんたち
)
を
包
(
つゝ
)
む
大都
(
たいと
)
の
空氣
(
くうき
)
の、
日夜
(
にちや
)
劇
(
はげ
)
しく
震盪
(
しんたう
)
する
刺戟
(
しげき
)
とに
驅
(
か
)
られて、
何事
(
なにごと
)
をも
凝
(
じつ
)
と
考
(
かんが
)
へる
閑
(
ひま
)
もなく
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“日夜”の意味
《名詞》
日 夜(にちや)
昼と夜。
(出典:Wiktionary)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
“日夜”で始まる語句
日夜山
日夜転輾