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暗憺
ふりがな文庫
“暗憺”の読み方と例文
読み方
割合
あんたん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんたん
(逆引き)
そして東京に向かって電車が動き出すと、また絶望と自嘲が
蘇
(
よみが
)
えって来て、
暗憺
(
あんたん
)
たる気持になったのであるが、もうすでに時は遅かった。
いのちの初夜
(新字新仮名)
/
北条民雄
(著)
私は再び
暗憺
(
あんたん
)
たる気持ちになった。これは、いけない。「馬鹿」で救われて、いい気になっていたら、ひどい事になった。
誰
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
その心、夜に似て
暗憺
(
あんたん
)
、いひしらず汚れにたれど、また一種の美、たとへば、濁江の底なる眼、
哀憐
(
あいりん
)
悔恨の
凄光
(
せいこう
)
を放つが如きもの無きにしもあらず。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
暗憺(あんたん)の例文をもっと
(14作品)
見る
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
憺
漢検1級
部首:⼼
16画
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暗憺溟濛
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修羅暗憺
暗憺溟濛
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吉川英治
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