“今川小路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまがわこうじ66.7%
いまがはかうぢ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は久松橋の下を流れる掘割について神田川の見えるところへ出、あの古着の店の並んだ河岸を小川町へと取り、今川小路いまがわこうじを折れ曲った町の中へ入って行った。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
これより先き数年、今は電車通りの裏となってる神保町じんぼうちょう筋の今川小路いまがわこうじに武蔵屋という絵双紙屋があった。その頃は専門の雑誌屋がなくて絵双紙屋で雑誌を売っていた。
この時などは実に日夜にちやねむらぬほどの経営けいえいで、また石橋いしばし奔走ほんそう目覚めざましいものでした、出版の事は一切いつさい山田やまだ担任たんにんで、神田かんだ今川小路いまがはかうぢ金玉出版会社きんぎよくしゆつぱんくわいしやふのに掛合かけあひました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)