トップ
>
卒業
>
そつげふ
ふりがな文庫
“
卒業
(
そつげふ
)” の例文
兄
(
あに
)
は
到底
(
たうてい
)
相談
(
さうだん
)
になつて
呉
(
く
)
れる
人
(
ひと
)
ぢやない、
自分
(
じぶん
)
が
大學
(
だいがく
)
を
卒業
(
そつげふ
)
しないから、
他
(
ひと
)
も
中途
(
ちゆうと
)
で
已
(
や
)
めるのは
當然
(
たうぜん
)
だ
位
(
ぐらゐ
)
に
考
(
かんが
)
へてゐる。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今
(
いま
)
彼
(
かれ
)
が
當世
(
たうせい
)
に
隱
(
かく
)
れも
無
(
な
)
き、
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
から、
斯
(
か
)
くも
懇篤
(
こんとく
)
なる
薫陶
(
くんとう
)
を
受
(
う
)
けて
生長
(
せいちやう
)
した
事
(
こと
)
は、
世界
(
せかい
)
第一
(
だいいち
)
の
學校
(
がくかう
)
を
卒業
(
そつげふ
)
したよりも、
私
(
わたくし
)
の
爲
(
ため
)
には
憘
(
うれ
)
しいです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
左
(
と
)
に
右
(
かく
)
、
彼
(
かれ
)
は
醫科大學
(
いくわだいがく
)
を
卒業
(
そつげふ
)
して
司祭
(
しさい
)
の
職
(
しよく
)
には
就
(
つ
)
かなかつた。
而
(
さう
)
して
醫者
(
いしや
)
として
身
(
み
)
を
立
(
た
)
つる
初
(
はじ
)
めに
於
(
おい
)
ても、
猶
(
なほ
)
今日
(
こんにち
)
の
如
(
ごと
)
く
別段
(
べつだん
)
宗教家
(
しゆうけうか
)
らしい
所
(
ところ
)
は
少
(
すく
)
なかつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
に
居
(
ゐ
)
たものが、
今
(
いま
)
東京
(
とうきやう
)
に
三人
(
さんにん
)
居
(
ゐ
)
ます。これが
僕
(
ぼく
)
の
同窓
(
どうさう
)
です。
此三人
(
このさんにん
)
が
集
(
あつ
)
まる
會
(
くわい
)
が
僕等
(
ぼくら
)
の
同窓會
(
どうさうくわい
)
です。
其一人
(
そのひとり
)
は
三田
(
みた
)
を
卒業
(
そつげふ
)
して
今
(
いま
)
は
郵船會社
(
いうせんぐわいしや
)
に
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
ます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
卒業
(
そつげふ
)
なされて
何
(
なん
)
といふお
役
(
やく
)
か
知
(
し
)
らず
高帽子
(
たかぼうし
)
立派
(
りつぱ
)
に
黒
(
くろ
)
ぬりの
馬車
(
ばしや
)
にのりて
西洋館
(
せいやうくわん
)
へ
入
(
い
)
り
給
(
たま
)
ふ
所
(
ところ
)
を
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
それから
日蔭
(
ひかげ
)
に生まれた平民の子が急に
日向
(
ひなた
)
に出て
金箔
(
きんはく
)
を付けられたのが
嬉
(
うれ
)
しくて、幾らか
虚榮
(
きよえい
)
心に眼を眩まされた形で、
虚々
(
うか/\
)
と日を
暮
(
くら
)
してゐた。何時の間にか
中學校
(
ちうがくかう
)
も
卒業
(
そつげふ
)
して了つた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
宴會
(
えんくわい
)
と
云
(
い
)
ふが、
優
(
やさ
)
しい
心
(
こゝろ
)
ざしの
人
(
ひと
)
たちが、なき
母親
(
はゝおや
)
の
追善
(
つゐぜん
)
を
營
(
いとな
)
んだ、
其
(
そ
)
の
席
(
せき
)
に
列
(
つら
)
なつて、
式
(
しき
)
も
盞
(
さかづき
)
も
濟
(
す
)
んだ、
夏
(
なつ
)
の
夜
(
よ
)
の十
時
(
じ
)
過
(
す
)
ぎを、
袖崎
(
そでさき
)
と
言
(
い
)
ふ、………
今年
(
ことし
)
東京
(
とうきやう
)
の
何某大學
(
なにがしだいがく
)
の
國文科
(
こくぶんくわ
)
を
卒業
(
そつげふ
)
して
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
学校
(
がつこう
)
の
卒業
(
そつげふ
)
証書
(
しようしよ
)
が二
枚
(
まい
)
や三
枚
(
まい
)
有
(
あ
)
つたとて
鼻
(
はな
)
を
拭
(
ふ
)
く
足
(
たし
)
にもならねば
高
(
たか
)
が
壁
(
かべ
)
の
腰張
(
こしばり
)
か
屏風
(
びやうぶ
)
の
下張
(
したばり
)
が
関
(
せき
)
の
山
(
やま
)
にて、
偶々
(
たま/\
)
荷厄介
(
にやつかい
)
にして
箪笥
(
たんす
)
に
蔵
(
しま
)
へば
縦令
(
たと
)
へば
虫
(
むし
)
に
喰
(
く
)
はるゝとも
喰
(
く
)
ふ
種
(
たね
)
には
少
(
すこ
)
しもならず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
夫
(
それ
)
から
又
(
また
)
一
年
(
ねん
)
ばかり
經
(
た
)
つたら、
叔父
(
をぢ
)
の
子
(
こ
)
の
安之助
(
やすのすけ
)
が
大學
(
だいがく
)
を
卒業
(
そつげふ
)
して、
小六
(
ころく
)
が
高等學校
(
かうとうがくかう
)
の二
年生
(
ねんせい
)
になつた。
叔母
(
をば
)
は
安之助
(
やすのすけ
)
と
一所
(
いつしよ
)
に
中
(
なか
)
六番町
(
なかろくばんちやう
)
に
引
(
ひ
)
き
移
(
うつ
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ドクトル、アンドレイ、エヒミチ、ラアギンは
風變
(
ふうがは
)
りな
人間
(
にんげん
)
で、
青年
(
せいねん
)
の
頃
(
ころ
)
には
甚
(
はなはだ
)
敬虔
(
けいけん
)
で、
身
(
み
)
を
宗教上
(
しゆうけうじやう
)
に
立
(
た
)
てやうと、千八百六十三
年
(
ねん
)
に
中學
(
ちゆうがく
)
を
卒業
(
そつげふ
)
すると
直
(
す
)
ぐ、
神學大學
(
しんがくだいがく
)
に
入
(
い
)
らうと
决
(
けつ
)
した。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
鬼子
(
おにこ
)
とよべど
鳶
(
とび
)
が
産
(
う
)
んだるおたかとて
今年
(
ことし
)
二八
(
にはち
)
のつぼみの
花色
(
はないろ
)
ゆたかにして
匂
(
にほひ
)
濃
(
こま
)
やかに
天晴
(
あつぱ
)
れ
當代
(
たうだい
)
の
小町
(
こまち
)
衣通
(
そとほり
)
ひめと
世間
(
せけん
)
に
出
(
だ
)
さぬも
道理
(
だうり
)
か
荒
(
あら
)
き
風
(
かぜ
)
に
當
(
あた
)
りもせばあの
柳腰
(
やなぎごし
)
なにとせんと
仇口
(
あだぐち
)
にさへ
噂
(
うはさ
)
し
連
(
つ
)
れて
五十
(
ごとう
)
稻荷
(
いなり
)
の
縁日
(
えんにち
)
に
後姿
(
うしろすがた
)
のみも
拜
(
はい
)
し
得
(
え
)
たる
若
(
わか
)
ものは
榮譽
(
えいよ
)
幸福
(
かうふく
)
上
(
うへ
)
やあらん
卒業
(
そつげふ
)
試驗
(
しけん
)
の
優等證
(
いうとうしよう
)
は
何
(
なん
)
のものかは
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それには
叔父
(
をぢ
)
の
亡
(
な
)
くなつた
事
(
こと
)
やら、
繼
(
つ
)
いで
起
(
おこ
)
る
經濟上
(
けいざいじやう
)
の
變化
(
へんくわ
)
やら、
又
(
また
)
安之助
(
やすのすけ
)
の
卒業
(
そつげふ
)
やら、
卒業後
(
そつげふご
)
に
控
(
ひか
)
えてゐる
結婚
(
けつこん
)
問題
(
もんだい
)
やらが
這入
(
はい
)
つてゐたのだと
云
(
い
)
ふ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
私
(
わたくし
)
は
大學
(
だいがく
)
でゝす、
然
(
しか
)
し
卒業
(
そつげふ
)
せずに
終
(
しま
)
ひました。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“卒業”の解説
卒業(そつぎょう)は、学校の規定の全課程を修了すること。なかには全課程を修了していなくても卒業を授与する大学も一部ある(⇒ #特別卒業を参照)。保育園・幼稚園については、卒園(そつえん)ということが多い。対義語は入学である。また、卒業した者を卒業生(既卒者)といい、卒業した学校を母校、出身校などという。
(出典:Wikipedia)
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
“卒業”で始まる語句
卒業後
卒業式
卒業生
卒業試驗