“其一人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのひとり50.0%
そのいちにん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大島小學校(おほしませうがくかう)に居(ゐ)たものが、今(いま)東京(とうきやう)に三人(さんにん)居(ゐ)ます。これが僕(ぼく)の同窓(どうさう)です。此三人(このさんにん)が集(あつ)まる會(くわい)が僕等(ぼくら)の同窓會(どうさうくわい)です。其一人(そのひとり)は三田(みた)を卒業(そつげふ)して今(いま)は郵船會社(いうせんぐわいしや)に出(で)て居(ゐ)ます。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
其一人(そのひとり)は法學士(はふがくし)となつて今(いま)は東京地方裁判所(とうきやうちはうさいばんしよ)の判事(はんじ)をして居(ゐ)ます。けれども彼等二人(かれらふたり)は僕(ぼく)と同(おな)じく大島小學校(おほしませうがくかう)出身(しゆつしん)なることを今(いま)でも僕(ぼく)と同(おな)じやうに誇(ほこ)り且(か)つ感謝(かんしや)して居(ゐ)るのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
聡明なる読者諸君の中(うち)にも、この物語に対して「余(あんま)り嘘らしい」という批評を下す人があるかも知れぬ。否(いな)、足下自身も或(あるい)は其一人(そのいちにん)であるかも知れぬ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)