其一人そのひとり)” の例文
大島小學校おほしませうがくかうたものが、いま東京とうきやう三人さんにんます。これがぼく同窓どうさうです。此三人このさんにんあつまるくわい僕等ぼくら同窓會どうさうくわいです。其一人そのひとり三田みた卒業そつげふしていま郵船會社いうせんぐわいしやます。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
其一人そのひとり法學士はふがくしとなつていま東京地方裁判所とうきやうちはうさいばんしよ判事はんじをしてます。けれども彼等二人かれらふたりぼくおなじく大島小學校おほしませうがくかう出身しゆつしんなることをいまでもぼくおなじやうにほこ感謝かんしやしてるのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
小介川文學士こすけがはぶんがくしともなふて一人ひとりをとこのぞいては此倶樂部このくらぶ會員くわいゐんで、一人ひとりはオックスホード大學だいがく出身しゆつしん其一人そのひとりはハーバード大學だいがく出身しゆつしんなど、なそれ/″\の肩書かたがきもつ年少氣鋭ねんせうきえい
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)