“西洋館”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいようかん60.0%
せいやうくわん40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
令嬢れいじょうたちは、アネモネをいえかえりました。それはりっぱな西洋館せいようかんでありました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども、みなととしてひらけたばかりなので、まだ外国人がいこくじんのすがたもすくなくて、きゅうごしらえのそまつな西洋館せいようかんが、ぽつぽつたてられ、みせがいくつかならんでいるだけでした。
それはむかしのまゝだつたが、一棟ひとむね西洋館せいやうくわんべつち、帳場ちやうば卓子テエブルいた受附うけつけつて、蔦屋つたや樣子やうすはかはつてました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
卒業そつげふなされてなんといふおやくらず高帽子たかぼうし立派りつぱくろぬりの馬車ばしやにのりて西洋館せいやうくわんたまところ
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)