“西洋蘆”の読み方と例文
読み方割合
キャンヌ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、密生した西洋蘆キャンヌの奥の闇の中におぼろに白い姿をさらし、死せるがごとくに固く鎧戸よろいどを閉ざした城のような一棟の建物の前にゆきあたった。
西洋蘆キャンヌの繁みの奥の方をキョトキョトと偸視ぬすみみしながら、コン吉がいうと、タヌは一向意に介しないふうで
公爵は飛鳥のように身をひるがえして家の横について走りながら西洋蘆キャンヌの中へ消えてしまった。