“西洋鋏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいようばさみ50.0%
はさみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今時の芸者もかうありたしとわれのたわむれにいひけるを、何事も気早きばやの八重、机の上にありける西洋鋏せいようばさみ手に取るより早く前髪ぷツつり切落し、鏡よ鏡よとて喜びさわぎしその名残なごりなりかし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「坊ちやん、そんな叔父さんのお西洋鋏はさみなんかあちらへ置いて入らつしやいまし。さ、お父さまをそこまでお見送りいたしませう。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)