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せいせき
ふりがな文庫
“
成績
(
せいせき
)” の例文
「ああ、それでそういうのですか。
考
(
かんが
)
えてごらんなさい、
平常
(
ふだん
)
遊
(
あそ
)
んでばかりいて、いい
成績
(
せいせき
)
のとれるはずがないでありませんか。」
小さな妹をつれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ノッポは
光吉
(
こうきち
)
のあだ名だった。かれは
成績
(
せいせき
)
も級一番だが、
体格
(
たいかく
)
もだんぜんずばぬけていた。ちびの
内藤
(
ないとう
)
なぞは、かれの
肩
(
かた
)
くらいしかない。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
これと
同時
(
どうじ
)
にその
論議
(
ろんぎ
)
を
具體化
(
ぐたいくわ
)
した
建築物
(
けんちくぶつ
)
の
實現
(
じつげん
)
が
更
(
さら
)
に
望
(
のぞ
)
ましいことである。
假令
(
たとひ
)
その
成績
(
せいせき
)
に
多少
(
たせう
)
の
缺點
(
けつてん
)
が
認
(
みと
)
められても
夫
(
それ
)
は
問題
(
もんだい
)
でない。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
如何に一切を天道様に預けて、時計に用がない百姓でも、時には
斯様
(
こん
)
なはき/\した
成績
(
せいせき
)
を見なければ、だらけてしまう。夏は自然の「ヤンキーズム」だ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
朝は五へんも六ぺんもおこされる。学校の
成績
(
せいせき
)
がわるいのもあたりまえのことだ。十五になったら十六になったらと思ってみてれば、年をとるほどわるくなる。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
ボートは
善
(
よ
)
く
漕
(
こ
)
ぐ、
水練
(
すゐれん
)
は
遣
(
や
)
る、自転車で
乗廻
(
のりまは
)
す、
馬
(
うま
)
も
遣
(
や
)
る、学科には
平生
(
へいぜい
)
苦心
(
くしん
)
せんのであつたが、
善
(
よ
)
く出来ました、
試験
(
しけん
)
の
成績
(
せいせき
)
も
相応
(
さうおう
)
に
宜
(
よろ
)
しかつた、
私
(
わたし
)
と来ると
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それは、
短歌
(
たんか
)
の
上
(
うへ
)
の
成績
(
せいせき
)
によつてゞありますが、
人麿
(
ひとまろ
)
が
生
(
い
)
きてゐた
時分
(
じぶん
)
、
或
(
あるひ
)
はその
後
(
ご
)
、
久
(
ひさ
)
しく
人麿
(
ひとまろ
)
の
評判
(
ひようばん
)
の
高
(
たか
)
かつたのは、この
長歌
(
ちようか
)
を
作
(
つく
)
る
力
(
ちから
)
が
非常
(
ひじよう
)
にあつた
點
(
てん
)
でありました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
の
長男
(
ちやうなん
)
の
勉
(
つとむ
)
は
夢
(
ゆめ
)
のやうに
成人
(
せいじん
)
した。
小學時代
(
せうがくじだい
)
から
學業
(
がくげふ
)
品行
(
ひんかう
)
共
(
とも
)
に
優等
(
いうとう
)
の
成績
(
せいせき
)
で、
今年
(
ことし
)
中學
(
ちうがく
)
を
卒
(
を
)
へると、すぐに
地方
(
ちはう
)
の
或
(
あ
)
る
專問學校
(
せんもんがくかう
)
の
入學試驗
(
にふがくしけん
)
を
受
(
う
)
けるために
出
(
で
)
て
行
(
い
)
つたのである。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
実際
(
じっさい
)
、林太郎は学校の
成績
(
せいせき
)
がよく、いままでに三番とさがったことはなかったのです。ただ、頭が重いため、運動がへたで、ことにかけっくらになると、いつもびりっかすでした。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
学校の
成績
(
せいせき
)
も私より南さんの方が確かに
好
(
よ
)
かつたと思つて居ます。南さんは私によく
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
丁度一
学期
(
がっき
)
の
試験
(
しけん
)
が
済
(
す
)
んでその
採点
(
さいてん
)
も
終
(
おわ
)
りあとは三十一日に
成績
(
せいせき
)
を
発表
(
はっぴょう
)
して
通信簿
(
つうしんぼ
)
を
渡
(
わた
)
すだけ、
私
(
わたくし
)
のほうから
云
(
い
)
えばまあそうです、
農場
(
のうじょう
)
の
仕事
(
しごと
)
だってその日の午前で
麦
(
むぎ
)
の
運搬
(
うんぱん
)
も終り
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
過去
(
くわこ
)
六
箇月
(
かげつ
)
間
(
かん
)
に
國民
(
こくみん
)
が一
致
(
ち
)
協力
(
けふりよく
)
して
國民經濟
(
こくみんけいざい
)
の
立直
(
たてなほし
)
に
努力
(
どりよく
)
して、
從來
(
じうらい
)
見
(
み
)
ることの
出來
(
でき
)
なかつた
成績
(
せいせき
)
を
擧
(
あ
)
げたことから
推論
(
すゐろん
)
すれば、
必
(
かなら
)
ずや
日本國
(
にほんこく
)
の
經濟
(
けいざい
)
の
基礎
(
きそ
)
を
打立
(
うちた
)
てゝ、
國民
(
こくみん
)
の
繁榮
(
はんえい
)
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
吾輩より少し大きな
狆
(
ちん
)
が顔の中心に眼と口を引き集めたような
面
(
かお
)
をして付いて行く。吾輩は例の忍び足で再び勝手から往来へ出て、急いで主人の家に帰る。探険はまず十二分の
成績
(
せいせき
)
である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いふまでもなく先生は
私
(
わたし
)
の三田
文科
(
ぶんくわ
)
生時
代
(
だい
)
からの先生であるが、
球突
(
たまつき
)
では
始終
(
ししう
)
喧嘩
(
けんくわ
)
相
(
あひ
)
手で、
銀座裏
(
ぎんざうら
)
の日
勝亭
(
せうてい
)
で
勝負
(
せうふ
)
を
爭
(
あらそ
)
つて、その
成績
(
せいせき
)
で風月
堂
(
どう
)
の
洋食
(
ようしよく
)
のおごりつこをしたなどもしばしばである。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
喧嘩好
(
けんくわず
)
きの
少年
(
せうねん
)
、おまけに
何時
(
いつ
)
も
級
(
くらす
)
の一
番
(
ばん
)
を
占
(
し
)
めて
居
(
ゐ
)
て、
試驗
(
しけん
)
の
時
(
とき
)
は
必
(
かな
)
らず
最優等
(
さいゝうとう
)
の
成績
(
せいせき
)
を
得
(
う
)
る
處
(
ところ
)
から
教員
(
けうゐん
)
は
自分
(
じぶん
)
の
高慢
(
かうまん
)
が
癪
(
しやく
)
に
觸
(
さは
)
り、
生徒
(
せいと
)
は
自分
(
じぶん
)
の
壓制
(
あつせい
)
が
癪
(
しやく
)
に
觸
(
さは
)
り、
自分
(
じぶん
)
にはどうしても
人氣
(
にんき
)
が
薄
(
うす
)
い。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
学校
(
がっこう
)
にいる
中
(
うち
)
は、
成績
(
せいせき
)
はいいほうでありましたけれど、やはり
友
(
とも
)
だちをいじめたり、
先生
(
せんせい
)
のいうことをきかなかったりして
先生
(
せんせい
)
を
困
(
こま
)
らしました。
海へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
画
(
ゑ
)
も少しは
遣
(
や
)
ると
云
(
い
)
つたやうな
多芸
(
たげい
)
の
才子
(
さいし
)
で、
学課
(
がくくわ
)
も
中以上
(
ちういじやう
)
の
成績
(
せいせき
)
であつたのは、
校中
(
かうちう
)
評判
(
ひやうばん
)
の少年でした、
私
(
わたし
)
は十四五の
時分
(
じぶん
)
はなか/\の
暴
(
あば
)
れ者で、
課業
(
くわげふ
)
の時間を
迯
(
に
)
げては
運動場
(
うんどうば
)
へ出て
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
度重
(
たびかさ
)
なれば、
次第
(
しだい
)
に馴れて、肩の痛みも痛いながらに固まり、肩腰に多少
力
(
ちから
)
が
出来
(
でき
)
、調子がとれてあまり水をこぼさぬ様になる。
今日
(
きょう
)
は八分だ、今日は九分だ、と
成績
(
せいせき
)
の進むが一の
楽
(
たのしみ
)
になる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「君が来てくれてから、前任者の時代よりも
成績
(
せいせき
)
がよくあがって、校長も大いにいい人を得たと喜んでいるので——どうか学校でも
信頼
(
しんらい
)
しているのだから、そのつもりで勉強していただきたい」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
別府
(
べっぷ
)
さんがそういうのもむりはなかった。きょうの
星野
(
ほしの
)
は、投手としてはかなりできがよかったけれども、打者としては、ふるわなかった。投手ゴロひとつ、三
振
(
しん
)
ひとつ、という
不景気
(
ふけいき
)
な
成績
(
せいせき
)
だ。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
「じゃあ、
良
(
りょう
)
一つしかなく、あとみんな
優
(
ゆう
)
なのね。」と、
乙
(
おつ
)
は、その
成績
(
せいせき
)
の、あまりいいのに、おどろいたようでした。
ひとをたのまず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
は、
学校
(
がっこう
)
の
成績
(
せいせき
)
がよかったなら、
親
(
おや
)
たちは、どんなにしても、
中学校
(
ちゅうがっこう
)
へ
入
(
い
)
れてやろうと
思
(
おも
)
っていましたが、それは、あきらめなければなりませんでした。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そんなにほしいのなら、
買
(
か
)
ってあげます。そのかわり、いい
成績
(
せいせき
)
で
卒業
(
そつぎょう
)
なさいね。」と、お
姉
(
ねえ
)
さんは、
町
(
まち
)
へいって、
正二
(
しょうじ
)
くんに、
学生向
(
がくせいむ
)
きの
腕時計
(
うでどけい
)
を
買
(
か
)
ってくださいました。
正二くんの時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
長吉
(
ちょうきち
)
は
学校
(
がっこう
)
の
課目
(
かもく
)
の
中
(
うち
)
で、いちばん
算術
(
さんじゅつ
)
の
成績
(
せいせき
)
が
悪
(
わる
)
かったので、この
時間
(
じかん
)
にはよく
先生
(
せんせい
)
からしかられました。
先生
(
せんせい
)
というのはもう四十五、六の、
頭
(
あたま
)
のはげかかった
脊
(
せい
)
の
低
(
ひく
)
い
人
(
ひと
)
でありました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二郎
(
じろう
)
ちゃんは、
自分
(
じぶん
)
でも、あまりいい
成績
(
せいせき
)
とは
思
(
おも
)
われなかったので、いくつ
甲
(
こう
)
があるかなあと
考
(
かんが
)
えていました。
先生
(
せんせい
)
が、
通信箋
(
つうしんせん
)
をお
渡
(
わた
)
しなさると、
胸
(
むね
)
をどきどきさせながら
開
(
ひら
)
いてみました。
小さな妹をつれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
だから、
自分
(
じぶん
)
では
熱心
(
ねっしん
)
にかいたつもりでも、めいめいのものと
見
(
み
)
くらべて、よい
悪
(
わる
)
いをきめられるので、いつも、ほめられるのは、
日
(
ひ
)
ごろ
成績
(
せいせき
)
がいいとされているものにかぎっていました。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
君
(
きみ
)
は、
成績
(
せいせき
)
が、よかった?」と、
乙
(
おつ
)
が、
甲
(
こう
)
に
向
(
む
)
かって、ききました。
ひとをたのまず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“成績”の意味
《名詞》
成績(せいせき)
ある物事をしたときのでき具合。
(出典:Wiktionary)
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
績
常用漢字
小5
部首:⽷
17画
“成績”で始まる語句
成績表
成績佳良