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旅立
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たびだ
ふりがな文庫
“
旅立
(
たびだ
)” の例文
「さあ、その
孔
(
あな
)
からのぞき。
第
(
だい
)
一は
姉
(
あね
)
と
弟
(
おとうと
)
とが、
母親
(
ははおや
)
をたずねて
旅立
(
たびだ
)
つところ。さあさあのぞき。
一人
(
ひとり
)
のうちはお
銭
(
あし
)
を
取
(
と
)
らない。」
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ガンたちが
旅立
(
たびだ
)
とうとして
鳴
(
な
)
きたてている声が、
湖
(
みずうみ
)
のほうから聞こえてきました。それからまもなく、みんなで十四
羽
(
わ
)
のガンが、森の上を
飛
(
と
)
んできました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
ウルピノ
山
(
さん
)
の
聖人
(
ひじり
)
の
仰
(
おつしや
)
つた
樣
(
やう
)
に、
昔
(
むかし
)
から
色々
(
いろ/\
)
の
口碑
(
くちつたへ
)
のある
中
(
なか
)
で、
船旅
(
ふなたび
)
程
(
ほど
)
時日
(
とき
)
を
選
(
えら
)
ばねばならぬものはありません、
凶日
(
わるいひ
)
に
旅立
(
たびだ
)
つた
人
(
ひと
)
は
屹度
(
きつと
)
災難
(
わざはひ
)
に
出逢
(
であ
)
ひますよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
木村氏はそのおり臼井の邸に向いし一人なりしが、刃にちぬるに至らず、六郎が東京に出でて
勤学
(
きんがく
)
せんといいしときも、
親類
(
しんるい
)
のちなみありとて、共に
旅立
(
たびだ
)
つこととなりぬ。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
金持
(
かねも
)
ちは、たくさんのお
金
(
かね
)
を
馬
(
うま
)
に
積
(
つ
)
んで
人
(
ひと
)
の
知
(
し
)
らぬ
間
(
ま
)
に、
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
を
指
(
さ
)
して、
今生
(
こんじょう
)
の
思
(
おも
)
い
出
(
で
)
に
朝
(
あさ
)
早
(
はや
)
く
旅立
(
たびだ
)
ちをしたのでありました。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
何
(
なん
)
の
用事
(
ようじ
)
があつて
國清寺
(
こくせいじ
)
へ
往
(
ゆ
)
くかと
云
(
い
)
ふと、それには
因縁
(
いんねん
)
がある。
閭
(
りよ
)
が
長安
(
ちやうあん
)
で
主簿
(
しゆぼ
)
の
任命
(
にんめい
)
を
受
(
う
)
けて、これから
任地
(
にんち
)
へ
旅立
(
たびだ
)
たうとした
時
(
とき
)
、
生憎
(
あいにく
)
こらへられぬ
程
(
ほど
)
の
頭痛
(
づつう
)
が
起
(
おこ
)
つた。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
『
何
(
なに
)
ね、
實
(
じつ
)
は
旅立
(
たびだ
)
つ
者
(
もの
)
があるので。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そのうちに、
彼女
(
かのじょ
)
らは、この
小
(
ちい
)
さな
北国
(
ほっこく
)
の
町
(
まち
)
にも
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げて、
遠
(
とお
)
い
西
(
にし
)
の
国
(
くに
)
を
指
(
さ
)
して、
旅立
(
たびだ
)
たなければならぬ
日
(
ひ
)
がきました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのことは、
私
(
わたし
)
にもよくわかっている。だから、
人間
(
にんげん
)
がめったにゆかないところを
探
(
さが
)
すのだ。もっと
遠
(
とお
)
い、
寒
(
さむ
)
い
国
(
くに
)
へ
向
(
む
)
かって
旅立
(
たびだ
)
ちをするのだ。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といって、トム
吉
(
きち
)
は、この
町
(
まち
)
を
去
(
さ
)
って、ごく
自分
(
じぶん
)
の
小
(
ちい
)
さい
時分
(
じぶん
)
にいたことのある
町
(
まち
)
を
指
(
さ
)
して、
旅立
(
たびだ
)
ちをしたのであります。
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
やがて
息子
(
むすこ
)
は、
都
(
みやこ
)
に
帰
(
かえ
)
ることになりました。
父親
(
ちちおや
)
に、
別
(
わか
)
れなければならぬ
悲
(
かな
)
しみで、
胸
(
むね
)
いっぱいにして
旅立
(
たびだ
)
ちました。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼女
(
かのじょ
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
姿
(
すがた
)
を
鏡
(
かがみ
)
にうつして
見
(
み
)
とれていました。そして、いよいよふるさとに
向
(
む
)
かって
旅立
(
たびだ
)
ったのであります。
日がさとちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、ふたたび
都
(
みやこ
)
へ
旅立
(
たびだ
)
っていった
友
(
とも
)
だちのことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しながら、
美
(
うつく
)
しい
日
(
ひ
)
がさを
開
(
ひら
)
いてながめていました。
日がさとちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、
蛾
(
が
)
たちは、
空高
(
そらたか
)
くつばめの
群
(
む
)
れが、
林
(
はやし
)
から
旅立
(
たびだ
)
って、
北
(
きた
)
を
指
(
さ
)
して
飛
(
と
)
んでゆく
姿
(
すがた
)
をながめたのでした。
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
老臣
(
ろうしん
)
は、
謹
(
つつし
)
んで
天子
(
てんし
)
さまの
命
(
めい
)
を
奉
(
ほう
)
じて、
御前
(
ごぜん
)
をさがり、
妻子
(
さいし
)
・
親族
(
しんぞく
)
・
友人
(
ゆうじん
)
らに
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げて、
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
って、
東
(
ひがし
)
を
指
(
さ
)
して
旅立
(
たびだ
)
ちいたしましたのであります。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また
私
(
わたし
)
どもの
仲間
(
なかま
)
の
生活
(
せいかつ
)
を
見
(
み
)
てきたいものだと
思
(
おも
)
って、いま、
旅立
(
たびだ
)
つ
途中
(
とちゅう
)
にあるのでございます。
春がくる前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
都
(
みやこ
)
へいって、はとの
仲間入
(
なかまい
)
りをすれば、なにもせんで
楽
(
らく
)
に
暮
(
く
)
らしていける。」と、
考
(
かんが
)
えましたので、ついにその
気
(
き
)
になって、
南
(
みなみ
)
に
向
(
む
)
かって
旅立
(
たびだ
)
つことにいたしました。
馬を殺したからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは、からすをつれて、とうとう
都
(
みやこ
)
をさして
旅立
(
たびだ
)
ちました。
幾日
(
いくにち
)
かの
後
(
のち
)
には、おじいさんの
姿
(
すがた
)
は、にぎやかな、
華
(
はな
)
やかな、
都
(
みやこ
)
の
中
(
なか
)
に
見
(
み
)
いだされたのであります。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
私
(
わたし
)
たちも、やはり、
南
(
みなみ
)
からきたものです。その
島
(
しま
)
にいって
見物
(
けんぶつ
)
がすんだら、あまり
寒
(
さむ
)
くならないうちに、
故郷
(
こきょう
)
へ
旅立
(
たびだ
)
ちしなければなりません……。」と、
答
(
こた
)
えたのです。
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、
日
(
ひ
)
ならずして、
老人
(
ろうじん
)
の
故郷
(
こきょう
)
に
向
(
む
)
かって
旅立
(
たびだ
)
ってゆく、
姿
(
すがた
)
が
見
(
み
)
られたのであります。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いまから、すぐにも、
彼女
(
かのじょ
)
は、
旅立
(
たびだ
)
ちをしてその
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
に、
雪
(
ゆき
)
を
分
(
わ
)
けて
登
(
のぼ
)
ってゆこうと
思
(
おも
)
いましたが、もとよりどこに
草
(
くさ
)
がうずもれているか
知
(
し
)
ることができなかったのです。
星の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
らは、ほんとうに、
思
(
おも
)
いもよらぬ
金
(
かね
)
になったとよろこびました。それで、ボタンを
売
(
う
)
って、
自分
(
じぶん
)
たちの
故郷
(
こきょう
)
をさして
旅立
(
たびだ
)
ったのであります。それからまた
幾日
(
いくにち
)
かのあいだ
苦
(
くる
)
しみました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
明
(
あ
)
くる
日
(
ひ
)
はいい
天気
(
てんき
)
でした。
宝石商
(
ほうせきしょう
)
は、
勇
(
いさ
)
んで
旅立
(
たびだ
)
ちの
支度
(
したく
)
にかかりました。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
うそは、このとき、はかない
希望
(
きぼう
)
を
捨
(
す
)
て、みんなといっしょに
故郷
(
こきょう
)
へ
旅立
(
たびだ
)
つことを
決心
(
けっしん
)
しました。そして、
青
(
あお
)
い
空
(
そら
)
を、あちらに
駆
(
か
)
けて、
自分
(
じぶん
)
を
待
(
ま
)
っている
友
(
とも
)
だちのいる
方
(
ほう
)
へ
去
(
さ
)
ったのであります。
小鳥と兄妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
助手
(
じょしゅ
)
の
小田
(
おだ
)
さんが、
鏡
(
かがみ
)
を
新
(
あたら
)
しい
木箱
(
きばこ
)
におさめて、
北国
(
ほっこく
)
へ
旅立
(
たびだ
)
ったのは、
夏
(
なつ
)
もなかばすぎた
日
(
ひ
)
のことで、
烏帽子岳
(
えぼしだけ
)
のいただきから、
奇怪
(
きかい
)
な
姿
(
すがた
)
をした
入道雲
(
にゅうどうぐも
)
が、
平野
(
へいや
)
を
見
(
み
)
おろしながら、
海
(
うみ
)
の
方
(
ほう
)
へと
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
天気
(
てんき
)
のいい
日
(
ひ
)
を、
見
(
み
)
はからって、
彼
(
かれ
)
らは
旅立
(
たびだ
)
つことになっていました。
小鳥と兄妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼女
(
かのじょ
)
が
旅立
(
たびだ
)
ちをしてから、
叔母
(
おば
)
さんは
毎晩
(
まいばん
)
のように、
門口
(
かどぐち
)
に
立
(
た
)
って、あちらの
山
(
やま
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
て
案
(
あん
)
じていました。
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
ったり、みぞれになったり、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
いたりして、
満足
(
まんぞく
)
の
日
(
ひ
)
がなかったのでした。
北の不思議な話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
蛾
(
が
)
の
群
(
む
)
れは、つばめたちの
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
って、
旅立
(
たびだ
)
ったのでありました。
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「これから、
自分
(
じぶん
)
は、バイオリンを
探
(
さが
)
して
旅立
(
たびだ
)
ちしよう。」
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
からすはまた
下界
(
げかい
)
に
向
(
む
)
かって
旅立
(
たびだ
)
ちをしたのであります。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
みんなが、
旅立
(
たびだ
)
った
後
(
のち
)
のことであります。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“旅立”で始まる語句
旅立所