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頭痛
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づつう
ふりがな文庫
“
頭痛
(
づつう
)” の例文
單純
(
たんじゆん
)
なレウマチス
性
(
せい
)
の
頭痛
(
づつう
)
ではあつたが、
閭
(
りよ
)
は
平生
(
へいぜい
)
から
少
(
すこ
)
し
神經質
(
しんけいしつ
)
であつたので、
掛
(
か
)
かり
附
(
つけ
)
の
醫者
(
いしや
)
の
藥
(
くすり
)
を
飮
(
の
)
んでもなか/\なほらない。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
乳母 はれ、
頭痛
(
づつう
)
がする! あゝ、
何
(
なん
)
といふ
頭痛
(
づつう
)
であらう!
頭
(
あたま
)
が
粉虀
(
こな/″\
)
に
碎
(
くだ
)
けてしまひさうに
疼
(
うづ
)
くわいの。
脊中
(
せなか
)
ぢゃ。……そっち/\。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
つまみ
出
(
だ
)
して
障子
(
せうじ
)
を
締
(
し
)
めた、
殘暑
(
ざんしよ
)
といふものは
惡
(
わ
)
る
惡
(
わる
)
う
暑
(
あつ
)
い、
空氣
(
くうき
)
が
通
(
かよ
)
はないから
尚
(
な
)
ほ
更
(
さ
)
らである、
曇
(
くも
)
つてゐるから
頭痛
(
づつう
)
がする、たまらぬ。
ねこ
(旧字旧仮名)
/
北村兼子
(著)
二十五六
歳
(
さい
)
の
頃
(
ころ
)
より
毎日
(
まいにち
)
朝夕
(
てうせき
)
實行
(
じつかう
)
して、七十七
歳
(
さい
)
の
今日
(
こんにち
)
に
及
(
およ
)
び、
爾來
(
じらい
)
數十年間
(
すうじふねんかん
)
頭痛
(
づつう
)
を
忘
(
わす
)
れ、
胃
(
ゐ
)
は
健全
(
けんぜん
)
となり、
感冐
(
かんばう
)
に
犯
(
をか
)
されたる
事
(
こと
)
未
(
いま
)
だ
一度
(
いちど
)
もあらず。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
翌朝
(
よくてう
)
彼
(
かれ
)
は
激
(
はげ
)
しき
頭痛
(
づつう
)
を
覺
(
おぼ
)
えて、
兩耳
(
りやうみゝ
)
は
鳴
(
な
)
り、
全身
(
ぜんしん
)
には
只
(
たゞ
)
ならぬ
惱
(
なやみ
)
を
感
(
かん
)
じた。
而
(
さう
)
して
昨日
(
きのふ
)
の
身
(
み
)
に
受
(
う
)
けた
出來事
(
できごと
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
しても、
恥
(
はづか
)
しくも
何
(
なん
)
とも
感
(
かん
)
ぜぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
うそ
寒
(
さぶ
)
しと
云
(
い
)
ひしも
二日
(
ふつか
)
三日
(
みつか
)
朝來
(
あさより
)
もよほす
薄墨色
(
うすずみいろ
)
の
空模樣
(
そらもやう
)
に
頭痛
(
づつう
)
もちの
天氣豫報
(
てんきよはう
)
相違
(
さうゐ
)
なく
西北
(
にしきた
)
の
風
(
かぜ
)
ゆふ
暮
(
ぐれ
)
かけて
鵞毛
(
がもう
)
か
柳絮
(
りうじよ
)
かはやちら/\と
降
(
ふ
)
り
出
(
い
)
でぬ
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「お今さんも家に居りました。ひどく
頭痛
(
づつう
)
がするつて、御飯も食べずに、自分の部屋へ入つて休んだやうです」
銭形平次捕物控:110 十万両の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『
次
(
つぎ
)
なる
證人
(
しようにん
)
を
喚
(
よ
)
べ』それから
王樣
(
わうさま
)
は
低
(
ひく
)
い
聲
(
こゑ
)
で
女王樣
(
ぢよわうさま
)
に、『
實際
(
じつさい
)
、あの、
御身
(
おんみ
)
は
次
(
つぎ
)
なる
證人
(
しようにん
)
の
相手方
(
あひてかた
)
の
證人
(
しようにん
)
を
詰問
(
きつもん
)
しなければならない。
甚
(
ひど
)
く
頭痛
(
づつう
)
がして
來
(
き
)
た!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
蘭人、いえ、
何
(
なん
)
でもありませんよ。唯ちつと
頭痛
(
づつう
)
がするものですから——
長崎小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いかにも
言
(
い
)
はれる
通
(
とほり
)
で、
其
(
その
)
頭痛
(
づつう
)
のために
出立
(
しゆつたつ
)
の
日
(
ひ
)
を
延
(
の
)
ばさうかと
思
(
おも
)
つてゐますが、どうして
直
(
なほ
)
してくれられる
積
(
つもり
)
か。
何
(
なに
)
か
藥方
(
やくはう
)
でも
御存
(
ごぞん
)
じか。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
余
(
よ
)
は
現時
(
げんじ
)
人
(
ひと
)
より
羨
(
うらや
)
まるゝ
程
(
ほど
)
の
健康
(
けんかう
)
を
保
(
たも
)
ち
居
(
を
)
れども、
壯年
(
さうねん
)
の
頃
(
ころ
)
までは
體質
(
たいしつ
)
至
(
いた
)
つて
弱
(
よわ
)
く、
頭痛
(
づつう
)
に
惱
(
なや
)
まされ、
胃
(
ゐ
)
を
病
(
や
)
み、
屡
(
しば/\
)
風邪
(
ふうじや
)
に
犯
(
をか
)
され、
絶
(
た
)
えず
病
(
やまひ
)
の
爲
(
ため
)
に
苦
(
くるし
)
めり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
お
前
(
まへ
)
が
居
(
ゐ
)
ると
私
(
わたし
)
は
死
(
し
)
んで
仕舞
(
ま
)
ふであらう、
物
(
もの
)
を
言
(
い
)
はれると
頭痛
(
づつう
)
がする、
口
(
くち
)
を
利
(
き
)
くと
目
(
め
)
がまわる、
誰
(
た
)
れも/\
私
(
わたし
)
の
處
(
ところ
)
へ
來
(
き
)
ては
厭
(
い
)
やなれば、お
前
(
まへ
)
も
何卒
(
どうぞ
)
歸
(
かへ
)
つてと
例
(
れい
)
に
似合
(
にあは
)
ぬ
愛想
(
あいそ
)
づかし
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
而
(
さう
)
して
其
(
そ
)
れから
家
(
うち
)
の
暖
(
あたゝか
)
い
閑靜
(
かんせい
)
な
書齋
(
しよさい
)
に
歸
(
かへ
)
つて……
名醫
(
めいゝ
)
に
恃
(
かゝ
)
つて
頭痛
(
づつう
)
の
療治
(
れうぢ
)
でも
爲
(
し
)
て
貰
(
も
)
らつたら、
久
(
ひさ
)
しい
間
(
あひだ
)
私
(
わたくし
)
はもうこの
人間
(
にんげん
)
らしい
生活
(
せいくわつ
)
を
爲
(
し
)
ないが、
其
(
それ
)
にしても
此處
(
こゝ
)
は
實
(
じつ
)
に
不好
(
いや
)
な
所
(
ところ
)
だ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「夜は休んだやうですよ、
頭痛
(
づつう
)
がするとか言つて」
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
尚
(
なほ
)
去
(
さ
)
らざる
時
(
とき
)
は
全身
(
ぜんしん
)
に
冷水
(
れいすゐ
)
を
灌
(
そゝ
)
ぎて
其
(
その
)
痛
(
いたみ
)
全
(
まつた
)
く
去
(
さ
)
りし
故
(
ゆゑ
)
に、
其後
(
そのご
)
頭痛
(
づつう
)
の
起
(
おこ
)
る
毎
(
ごと
)
に
全身
(
ぜんしん
)
冷水灌漑
(
れいすゐくわんがい
)
を
行
(
おこな
)
ひしが、
遂
(
つひ
)
に
習慣
(
しふくわん
)
となり、
寒中
(
かんちゆう
)
にも
冷水灌漑
(
れいすゐくわんがい
)
に
耐
(
た
)
ゆるを
得
(
え
)
たり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
「あ。
癒
(
なほ
)
りました。」
實際
(
じつさい
)
閭
(
りよ
)
はこれまで
頭痛
(
づつう
)
がする、
頭痛
(
づつう
)
がすると
氣
(
き
)
にしてゐて、どうしても
癒
(
なほ
)
らせずにゐた
頭痛
(
づつう
)
を、
坊主
(
ばうず
)
の
水
(
みづ
)
に
氣
(
き
)
を
取
(
と
)
られて、
取
(
と
)
り
逃
(
に
)
がしてしまつたのである。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
座敷
(
ざしき
)
へは
婢女
(
をんな
)
ばかり
出
(
だ
)
して
私
(
わたし
)
は
齒
(
は
)
が
痛
(
いた
)
いの
頭痛
(
づつう
)
のと
言
(
い
)
つて、お
客
(
きやく
)
の
有無
(
あるなし
)
にかゝはらず
勝手氣儘
(
かつてきまゝ
)
の
身持
(
みもち
)
をして
呼
(
よ
)
ばれましたからとて
返事
(
へんじ
)
をしやうでもない、あれをば
他人
(
ひと
)
は
何
(
なん
)
と
見
(
み
)
ましたか
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
有
(
あり
)
がたうございますと
掻
(
か
)
きさらつて
行
(
ゆ
)
くうしろ
姿
(
すがた
)
、十九にしては
更
(
ふ
)
けてるねと
旦那
(
だんな
)
どの
笑
(
わら
)
ひ
出
(
だ
)
すに、
人
(
ひと
)
の
惡
(
わ
)
るい
事
(
こと
)
を
仰
(
おつ
)
しやるとてお
力
(
りき
)
は
起
(
た
)
つて
障子
(
しやうじ
)
を
明
(
あ
)
け、
手摺
(
てす
)
りに
寄
(
よ
)
つて
頭痛
(
づつう
)
をたゝくに
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“頭痛”の解説
頭痛(ずつう)とは、頭部に感じる痛みのうち、表面痛でないもの。様々なタイプの痛みを含んだ幅の広い症状概念である。ありふれた症状である一方、これを主症状とする致命的疾患もあり、他方で原因が特定できないことも多いという、症候学上非常に重要な症状。
(出典:Wikipedia)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
“頭痛”で始まる語句
頭痛膏
頭痛持
頭痛眩暈