“人品:じんぴん” の例文
“人品:じんぴん”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治6
三遊亭円朝2
泉鏡花2
樋口一葉2
泉鏡太郎1
“人品:じんぴん”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓6.2%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
粥河圖書は年齢としごろ二十六七で、色の白い人品じんぴんひとで、尤も大禄を取った方は自然品格が違います。
口許くちもととともに人品じんぴんくづさないでがある……かほだちがおびよりも
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五十六七にもなろう、人品じんぴんのいい、もの柔かな、出家すがたの一客が、火鉢に手を重ねながら、髯のない口許くちもとに、ニコリとした。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
道庵先生と相対している、同じ年配の、頭だけを僧体にした見慣れない人品じんぴんが一つあります。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すると、そこへ、白いズボンをはいた人品じんぴんのいいおじいさんが出て来て、にこにこしながら、
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
一人ひとり六十ろくじふちかかるべき人品じんぴんよき剃髮ていはつ老人らうじん
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「だからビーヤホールの女なぞにふざけていないで、少しきちんとして立派にして下さいよ。あんなものを相手にする人、私は大嫌い、人品じんぴんが下りますよ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
時には朝晩立つことがあるので、私も気が附き、その人の人品じんぴんを見覚えるようになった。
「イヤ、どう致して」見ると、若いが地味づくりの男、落ちつきもあるし人品じんぴんも立派だ。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操もはや四十を幾つかこえ、威容人品じんぴんふたつながら備わって、覇気熱情はきねつじょうも日頃は温雅典麗おんがてんれいな貴人の風につつまれている。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……これ程に清らかな、人品じんぴんのいい若侍をどうして疑う気になったのであろう……。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
加うるにおのれの人品じんぴんまで下劣にすることは往々おうおうにして見ることである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
我から分疏いいわけをいいいい、こッてりと、人品じんぴんを落すほどにつくッて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
せいぜい十二、三人ほどだが、みんな相当のインテリらしい人品じんぴんである。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「——会って来たが、なるほど、聞きしに勝る人品じんぴんだ。大した器量人だ」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
念のために容子ようすを聞くと、年紀としは六十近い、被布ひふを着ておらるるが、出家しゅっけのようで、すらりと痩せた、人品じんぴん法体ほったいだという。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人品じんぴんの常ならぬのを見て、曹操は自身でただした。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
故郷くに靜岡しづをか流石さすが士族出しぞくでだけ人品じんぴん高尚かうしようにて男振をとこぶりぶんなく、さいありがくあり天晴あつぱれの人物じんぶつ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
人品じんぴんの高かりしためにやあらむ。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
たとえば先頃、野火の戦野で出会って挨拶を交わした——赤備あかぞなえの一軍の大将、孟徳曹操もうとくそうそうなどという人物は、まだ若いが、人品じんぴんといい、言語態度といい、まことに見あげたものだった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「甲館のあるじ機山大居士きざんだいこじとは、おそるべき烱眼けいがんの持主であると、常日頃から伺っておりましたが、今のおたずねは、子どもの持っている菓子をあやして奪うような御質問で、すくなからずあなた様の人品じんぴんを軽からしめます」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悪口あっこうをいいながらつか/\と台所へ出て来ますと、惣吉は取って十歳、田舎育ちでも名主の息子でございますから、何処どこ人品じんぴんが違います、可愛がってくれたから真実の姉の様に思っておりますから、前へ廻ってピッタリたもとすがって、
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
するととき鎌倉かまくらのあるところに、能狂言のうきょうげんもようしがありまして、親子おやこにんれでその見物けんぶつ出掛でかけましたおり不図ふと間近まじかせき人品じんぴんいやしからぬ若者わかものかけました。