“唐土手”の読み方と例文
読み方割合
もろこしで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文金（ぶんきん）の高髷（たかまげ）に唐土手（もろこしで）の黄八丈（きはちじょう）の小袖（こそで）で、黒縮緬（くろちりめん）に小さい紋の付いた羽織を着た、人品（じんぴん）のいゝ拵（こしら）えで、美くしいと世間の評判娘、年は十八だが、世間知らずのうぶな娘が
西洋人情話　英国孝子ジョージスミス之伝 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
と頻（しき）りに話をしているのを、何（なん）だかごた／＼していると思って、そっと障子（しょうじ）を明けて見たのは、春見の娘おいさで、唐土手（もろこしで）の八丈（はちじょう）の着物に繻子（しゅす）の帯を締め、髪は文金（ぶんきん）の高髷（たかまげ）にふさ／＼と結（ゆ）いまして
西洋人情話　英国孝子ジョージスミス之伝 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)