“じんぴん”の漢字の書き方と例文
語句割合
人品100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崋山かざんに至りては女郎雲助の類をさへ描きてしかも筆端に一点の俗気を存せず。人品じんぴんの高かりしためにやあらむ。到底とうてい文晁輩の及ぶ所に非ず。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
其処そこから出て来た女は年頃三十八九で色浅黒く、小肥こぶとりにふとり、小ざっぱりとしたなりをいたし人品じんぴんのいゝ女で、ずか/\と重二郎のそばへ来て
曹操もはや四十を幾つかこえ、威容人品じんぴんふたつながら備わって、覇気熱情はきねつじょうも日頃は温雅典麗おんがてんれいな貴人の風につつまれている。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)