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此邊
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このへん
ふりがな文庫
“
此邊
(
このへん
)” の例文
新字:
此辺
處
(
ところ
)
で——
番町
(
ばんちやう
)
も
下六
(
しもろく
)
の
此邊
(
このへん
)
だからと
云
(
い
)
つて、
石
(
いし
)
の
海月
(
くらげ
)
が
踊
(
をど
)
り
出
(
だ
)
したやうな、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
化
(
ば
)
けたやうな
小旦那
(
こだんな
)
たちが
皆無
(
かいむ
)
だと
思
(
おも
)
はれない。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此邊
(
このへん
)
までは
能
(
よ
)
く
來
(
く
)
るのだ。
迂路
(
うろ
)
つき
廻
(
まわ
)
るので
既
(
すで
)
に三
里
(
り
)
以上
(
いじやう
)
歩
(
ある
)
いたに
關
(
かゝは
)
らず、一
向
(
かう
)
疲勞
(
ひらう
)
せぬ。
此時
(
このとき
)
既
(
すで
)
に
打石斧
(
だせきふ
)
十四五
本
(
ほん
)
を
二人
(
ふたり
)
で
拾
(
ひろ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『いろ/\
委
(
くわ
)
しい
事
(
こと
)
を
承
(
うけたまは
)
りたいが、
最早
(
もはや
)
暮
(
く
)
るゝにも
近
(
ちか
)
く、
此邊
(
このへん
)
は
猛獸
(
まうじう
)
の
巣窟
(
さうくつ
)
ともいふ
可
(
べ
)
き
處
(
ところ
)
ですから、
一先
(
ひとま
)
づ
我
(
わ
)
が
住家
(
すみか
)
へ。』と
銃
(
じう
)
の
筒
(
つゝ
)
を
擡
(
もた
)
げた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
然程
(
さるほど
)
に喜八は妻のお梅を奉公に
出
(
いだ
)
し
取替
(
とりかへ
)
として金二兩
借
(
か
)
り内一兩二分は
支度
(
したく
)
に
遣
(
つか
)
ひ殘り二分を
持
(
もち
)
て同町の
質屋源右衞門方
(
しちやげんゑもんかた
)
へ行き
當夏
(
たうなつ
)
入置
(
いれおき
)
し夜具蒲團を
請出
(
うけいだ
)
しけるに此質屋
此邊
(
このへん
)
にての
善
(
よき
)
身代
(
しんだい
)
故
(
ゆゑ
)
多く
下質
(
したしち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勤勉なる
此邊
(
このへん
)
の農家の朝飯は普通の家庭に比して餘程早い。
雲は天才である
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
『
此邊
(
このへん
)
にはどんな
種類
(
しゆるゐ
)
の
人間
(
にんげん
)
が
住
(
す
)
んでるの?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
坂
(
さか
)
の
上
(
うへ
)
の
煙草屋
(
たばこや
)
にて
北八
(
きたはち
)
嗜
(
たし
)
む
處
(
ところ
)
のパイレートを
購
(
あがな
)
ふ。
勿論
(
もちろん
)
身錢
(
みぜに
)
なり。
此
(
こ
)
の
舶來
(
はくらい
)
煙草
(
たばこ
)
此邊
(
このへん
)
には
未
(
いま
)
だ
之
(
こ
)
れあり。
但
(
たゞ
)
し
濕
(
しめ
)
つて
味
(
あじはひ
)
可
(
か
)
ならず。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
此邊
(
このへん
)
は
熱帶國
(
ねつたいこく
)
の
常
(
つね
)
とて、
年中
(
ねんちう
)
日
(
ひ
)
が
長
(
なが
)
いので、
食後
(
しよくご
)
一
時間
(
じかん
)
ばかりは
大佐
(
たいさ
)
をはじめ
一同
(
いちどう
)
海邊
(
かいへん
)
に
出
(
い
)
でゝ
戸外運動
(
こぐわいうんどう
)
に
耽
(
ふけ
)
るのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其以後
(
そのいご
)
、
誰
(
たれ
)
も
手
(
て
)
を
附
(
つ
)
けぬ。
漸
(
やうや
)
く
余
(
よ
)
が
此前
(
このまへ
)
を
素通
(
すどほ
)
りする
位
(
くらゐ
)
であつたが、四十
年
(
ねん
)
五
月
(
ぐわつ
)
十二
日
(
にち
)
に、
余
(
よ
)
は、
織田
(
おだ
)
、
高木
(
たかぎ
)
、
松見
(
まつみ
)
三
子
(
し
)
と
表面採集
(
へうめんさいしふ
)
に
此邊
(
このへん
)
へ
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
盡
(
つく
)
して
進
(
しん
)
ぜんと申にぞ彦三郎は大に
悦
(
よろこ
)
びしが江戸不案内の事故如何して
宜
(
よろし
)
からんか何分にも
頼
(
たの
)
むとあれば助十は
考
(
かんが
)
へ彦兵衞殿の居られた
家主
(
いへぬし
)
八右衞門殿は
此邊
(
このへん
)
にての
口利
(
くちきゝ
)
ゆゑ是へ行て
相談
(
さうだん
)
有
(
ある
)
べしと云を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「ちつとも
此邊
(
このへん
)
ぢやあ
見掛
(
みか
)
けない
兒
(
こ
)
ですからね、だつて、さう
遠方
(
ゑんぱう
)
から
來
(
く
)
るわけはなしさ、
誰方
(
どなた
)
か
御存
(
ごぞん
)
じぢやありませんか。」
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
少
(
すこ
)
し
無謀
(
むぼう
)
には
※
(
す
)
ぎはせぬかと
氣付
(
きづ
)
いたので、
寧
(
むし
)
ろ
此邊
(
このへん
)
に
一泊
(
いつぱく
)
せんと、
此事
(
このこと
)
を
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
に
語
(
かた
)
ると、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
仲々
(
なか/\
)
聽
(
き
)
かない
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其後
(
そのあと
)
へ
自轉車隊
(
じてんしやたい
)
が
來
(
き
)
て、
居合
(
ゐあは
)
せた
農夫
(
のうふ
)
に、
二人連
(
ふたりづれ
)
の、
人相
(
にんさう
)
の
惡
(
わる
)
い
男子
(
をとこ
)
が、
此邊
(
このへん
)
をうろ/\して
居
(
ゐ
)
なかつたかと
問
(
と
)
うて
見
(
み
)
ると、
農夫
(
のうふ
)
頗
(
すこぶ
)
る
振
(
ふる
)
つた
答
(
こた
)
へをした。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
下
(
おろ
)
させ暫時
憩
(
いこ
)
ひながら藤八は茶屋の亭主に向ひ此度
公方樣
(
くばうさま
)
御代替の
御巡見樣
(
ごじゆんけんさま
)
御通りの由
最
(
もう
)
何處
(
どこ
)
らまで御出成れたで有うと問に茶屋の亭主はハイ此間からの
騷
(
さわ
)
ぎで御座りますが未だ
此邊
(
このへん
)
へ御出は御座りませぬ
併
(
しかし
)
昨日
雲州
(
うんしう
)
の
御飛脚
(
おひきやく
)
が
咄
(
はなし
)
には箱根を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
公爵
(
こうしやく
)
も
博士
(
はかせ
)
も
未
(
ま
)
だ
見
(
み
)
えぬが、それまで
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
るべきでも
無
(
な
)
いので、さあ、そろ/\
蠻勇
(
ばんいう
)
を
開始
(
かいし
)
しやうと、
庭後
(
ていご
)
の
鐵道線路添
(
てつだうせんろぞ
)
ひの
地
(
ち
)
を
試掘
(
しくつ
)
に
掛
(
かゝ
)
つたが、
此邊
(
このへん
)
はモールス
氏
(
し
)
が
今
(
いま
)
より二十九
年
(
ねん
)
も
前
(
まへ
)
に
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
……たとへば、
地震
(
ぢしん
)
から、
水道
(
すゐだう
)
が
斷水
(
だんすゐ
)
したので、
此邊
(
このへん
)
、
幸
(
さいは
)
ひに
四五箇所
(
しごかしよ
)
殘
(
のこ
)
つた、むかしの
所謂
(
いはゆる
)
、
番町
(
ばんちやう
)
の
井戸
(
ゐど
)
へ、
家毎
(
いへごと
)
から
水
(
みづ
)
を
貰
(
もら
)
ひに
群
(
むれ
)
をなして
行
(
ゆ
)
く。……
忽
(
たちま
)
ち
女
(
をんな
)
には
汲
(
く
)
ませないと
言
(
い
)
ふ
邸
(
やしき
)
が
出來
(
でき
)
た。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
如何
(
どう
)
だ、
此邊
(
このへん
)
へ
隱
(
かく
)
して
行
(
ゆ
)
かうか』
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
邊
部首:⾡
19画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様