レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
そして自分は、何々委員とかいう名を貰って、赤い布片でも腕にまきつければ、それでいっぱしの犬にでもなった気で得意でいるんだ。
新秩序の創造:評論の評論 (新字新仮名) / 大杉栄(著)
目を上げて見ると、黄色いやせた面長な顔と、どす赤くくぼんだ目をした、背の高い、頭に布片をかぶった女の姿が映じた。
罪と罰 (新字新仮名) / フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
上衣には、裾から腰のあたりまで幅一フィートばかりの布片が、長く引き裂かれていたが、裂き取られてはいなかった。
マリー・ロジェエの怪事件 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
古物展覧の方も古代な布片とか仏像のような、なんでも時代がついて、曰く因縁のありそうなものを並べ、鳴戸のお弓の涙などと子供だましでなく
佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
また、相手のテーブルの上にこぼれた砂だの煙草の粉を、吹き払ったり掃き落したりもした。相手のインキ壺を拭く新らしい布片を持って来もした。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
「マリー・ロオジェ事件」の研究 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
茶話:03 大正六(一九一七)年 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
ジョーはその包みを開き好いように両膝を突いて、幾つも幾つもの結び目を解いてからに、大きな重そうな巻き物になった何だか黒っぽい布片を引き摺り出した。
クリスマス・カロル (新字新仮名) / チャールズ・ディケンズ(著)
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚 (旧字旧仮名) / 江見水蔭(著)
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
裾から腰の辺まで裂かれた布片が、マリーの腰のまわりを三重に巻くということも彼の論理的の矛盾ということが出来るのであって、実際に死体を発見した人たちが
「マリー・ロオジェ事件」の研究 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「もし/\。今見てゐると、お前さんはこの国旗の布片で濡手を拭きなすつたやうだね。」
茶話:04 大正七(一九一八)年 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
私は着物のへりを一部分ひき裂いてその布片をずっと伸ばして、壁と直角に置いた。牢獄のまわりを手さぐりして回っているうちに、完全に一周すればこの布片に出会うことはまちがいない。
落穴と振子 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
幕末維新懐古談:60 聖上行幸当日のはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
「マリー・ロオジェ事件」の研究 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「唯の布片だと思つとるだよ。」
茶話:04 大正七(一九一八)年 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)