あのアクドい、べたべたと纏わりついてさまざまな必要以外の遊戯をしたがる習性は、すべての男子に通有なのであろうか。………
何時も妙に寂しそうな、薄ら寒い影が纏わっている。僕は其処に僕等同様、近代の風に神経を吹かれた小杉氏の姿を見るような気がする。
“纏”の解説
纏(まとい)とは、江戸時代に町火消の各組が用いた旗印の一種。各組により様々な意匠が凝らしてある。概ね、上部に組を表す頭があり、馬簾(ばれん、上部から垂れ下がった細長い飾り)と呼ばれる紙や革製の房飾りがついて、手に持って振り上げたり回転させると踊るようになっている。下部は木の棒の柄になっている。重量は15-20キログラム前後とかなり重いもので、担いで走ったり、持ったまま梯子に登る、屋根の上で振り回す等の取り扱いには、かなりの腕力が必要である。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)