“長半纏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながばんてん85.7%
ながはんてん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る日、おせんが表で子供を遊ばせていると、長半纏ながばんてんにふところ手をした男が通りかかり、こっちを見て吃驚したように立停った。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
と、泰軒先生は、あいかわらず、肩につぎのあたった縦縞の長半纏ながばんてん、襟元に胸毛をのぞかせて、部屋のまん中にすわっている。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
つぎはぎだらけの縦縞の長半纏ながはんてんの上から、夏だというのに袖なしを羽織はおって、キチンとならべた両の膝がしらを、しきりにすそを合わせて包みこみながら
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)