“ながばんてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長半纏54.5%
長半纒27.3%
長袢纒18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、泰軒先生は、あいかわらず、肩につぎのあたった縦縞の長半纏ながばんてん、襟元に胸毛をのぞかせて、部屋のまん中にすわっている。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
三島は手で口の端をでた。からだおおきいが、その手もばかげて大きかった。口の端を撫でて、その手を長半纒ながばんてんの腰へ擦りつけ、それから舌ったるい調子で云った。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
振り向くと、めくらじま長袢纒ながばんてんくびに豆絞りを結んだ男が、とっとと彼方むこうへ駈けて行く。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)