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長半纒
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ながばんてん
ふりがな文庫
“
長半纒
(
ながばんてん
)” の例文
めくら縞の
長半纒
(
ながばんてん
)
に三尺、唐桟縞の半纒をひっかけて、素足に麻裏をはき、手拭で頬冠りをした男が、妻楊枝で歯をせせりながらこっちを見ていた。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
三島は手で口の端を
撫
(
な
)
でた。
躯
(
からだ
)
も
巨
(
おお
)
きいが、その手もばかげて大きかった。口の端を撫でて、その手を
長半纒
(
ながばんてん
)
の腰へ擦りつけ、それから舌ったるい調子で云った。
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
合羽
(
かっぱ
)
を
衣
(
き
)
ていたので、めくら縞の
長半纒
(
ながばんてん
)
はどうやら乾いているが、髪毛からはまだ水が垂れた。
暴風雨の中
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そんなことを思いながら、彼は刀を
長半纒
(
ながばんてん
)
の下に隠し、帯をぐっとひき緊めた。
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
纒
漢検準1級
部首:⽷
22画
“長半”で始まる語句
長半纏
長半