発見はっけん)” の例文
旧字:發見
「これは、たいした発見はっけんだ。このはなに、おれのまえでもつけてやろう。」と、よろこんで、もとから、あざみのはなってしまった。
なまずとあざみの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、まもなく、近くの警察署から三人の警官がやってきて、博士邸の内外を念入りに調べてくれましたが、なんの発見はっけんもなく終わりました。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いまでも、方々から貝塚かいづかがほりだされたり、矢の根石やいろんな石器せっき発見はっけんされたりするのでも、それがわかります。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
たちまちブクブクと水底みずそこしずんでしまいました。しばらくぎてからそのこと発見はっけんされて村中むらじゅう大騒おおさわぎとなりました。
ただ、たったひとつののぞみは、もとのからだにかえることができるくすり発見はっけんしたいということなんだ。その研究けんきゅうのために、しずかなアイピング村へいったわけだよ
が、家宅捜索かたくそうさくをすると、時価じか概算がいさん億円おくえん相当そうとうする金塊きんかい白金はくきん、その地金ぢがね居室きょしつ床下ゆかしたから発見はっけんされたため、ついにつつみきれずして、刈谷音吉かりやおときち毒殺どくさつのてんまつを自供じきょうするにいたつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
いまでは腹部截開ふくぶせっかいの百たびうちることは一度位どぐらいなものである。梅毒ばいどく根治こんじされる、その遺伝論いでんろん催眠術さいみんじゅつ、パステルや、コッホなどの発見はっけん衛生学えいせいがく統計学とうけいがくなどはどうであろう……。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
大河おおかわにかかっている鉄橋てっきょうもとがくされていたのをこのごろ発見はっけんした。しろかげ線路せんろうえあるいていたのは、それを注意ちゅういするためだった。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
事件じけんは五がつあさ発見はっけんされた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
おそるべき発見はっけん
たとえ真理しんり発見はっけんするためとはいいながら、ほかには、健康けんこうで、自由じゆうに、生活せいかつする同類どうるいがあるのを、ぼくも、やはりかわいそうにおもったのでした。
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)
とくに目星めぼしい発見はっけんなにもない。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
あそびにられて、おとうとがなにをしているかもらなかったにいさんは、はじめておとうとほうけたのでした。そして、なにを発見はっけんしたでしょうか。
ゆずの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうど、この屋根やねから、うら横切よこぎって、あちらの倉庫そうこ屋根やねへ、電燈線でんとうせんがつづいているのを発見はっけんしました。
ねずみの冒険 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは、たぶん、なにかあたらしい発見はっけんができるようながするのです。」と、考古学者こうこがくしゃは、自分じぶんかんがえをもらしました。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
小鳥ことりは、むすめとかごのぐちのところにすきまのあるのを発見はっけんしましたので、すばやくをすぼめて、ついとそこから、そとしてしまいました。
めくら星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かたつちえている、おんばこのくきつよいんだよ。」と、しょうちゃんは、おおきな発見はっけんをしたようにさけびました。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは、をこらして、とりているうちに、とりながいはずのが、みじかられているのを発見はっけんしたのです。
自由 (新字新仮名) / 小川未明(著)
学者がくしゃは、そのはな帽子ぼうしにさしました。もっとこのあたりをたずねたら、あたらしい、不思議ふしぎ植物しょくぶつ発見はっけんされないものでもないと、をさらにしてあるいていました。
なまずとあざみの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あわれな宝石商ほうせきしょうは、ついにこごえてんでしまったのです。くるあさのからすがその死骸しがい発見はっけんしました。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
とっさに、希望きぼうあたまにひらめいた。どこをてもただあかるく、さんらんたるひかりのうちにいるのを発見はっけんした。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
太郎たろうは、このからすのれのなかに、ただ一片方かたほうつばさいたんでいる、あわれなからすを発見はっけんしました。
翼の破れたからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
約束やくそくをおもんじたむかしのことだから、たとえかがみをつかったとしても、ふしぎのないことだが、ふる文献ぶんけんをしらべたら、もっと、おもしろい発見はっけんが、あるかもしれない。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もし、ひとらないしま発見はっけんしたいというようなおかんがえをもたれたら、一外国がいこくわたって、学問がくもんをして、それから、とおい、とおい、船出ふなでをしなければなりません……。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なにか、あたらしい発見はっけんをして、博士はくしになろう。」と、学者がくしゃ希望きぼうえていました。
なまずとあざみの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いくつもかぎをつくってあるからには、このはこは、だれにでも、すぐに発見はっけんされるような場所ばしょかくしてはないだろう。」とおもって、まだそれがつからないとかんがえたのであります。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
もしや、人魚にんぎょがこのかぎを自分じぶんさずけてくれて、なにかまだこの発見はっけんせられない、かくされたはこひらかせるためではないかとかんがえました。かれは、そのかぎをってうちかえりました。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
このあたりの地形ちけいたときからわたしは、古墳こふんのあったところか、またどこかに発見はっけんされない古墳こふんのあるところというがしたのです。太古民族たいこみんぞくが、このあたりにもんでいたのですね。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
真理しんり奉仕ほうしする、野口英世のぐちひでよのようなひとれば、これまで発見はっけん困難こんなんとされた病菌びょうきんとたたかって、人間にんげん恐怖きょうふから、解放かいほうするであろうし、そういう科学者かがくしゃ幾人いくにんれば、どれほど
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)
この記録きろくは、たかやまうえにあった、廃寺はいじなかから発見はっけんされたのでした。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どこか、あちらにみんなのらないくにがあるにちがいない。また、発見はっけんされないようなしまがあるにちがいない。それには、もっといいふねつくって、探検たんけんかけることだ。」などとかんがえていました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ねえ、おかあさん、ぼくは、とにかく、あたらしいいろ発見はっけんしたんです。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、勇吉ゆうきちは、おもしろいことを発見はっけんしたように、いいました。
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは、さいしょにぼくこころをおどろかした発見はっけんでした。
だれにも話さなかったこと (新字新仮名) / 小川未明(著)