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勇士
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ゆうし
ふりがな文庫
“
勇士
(
ゆうし
)” の例文
「さあ、これが
話
(
はなし
)
をした
源吉
(
げんきち
)
さんのお
墓
(
はか
)
だ。お
国
(
くに
)
のためにつくした
村
(
むら
)
の
勇士
(
ゆうし
)
だ。みんなよくお
礼
(
れい
)
をいって
拝
(
おが
)
みなさい。」
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
理不盡
(
りふじん
)
なる
怒
(
いかり
)
の
切先
(
きっさき
)
、
只
(
たゞ
)
一突
(
ひとつき
)
にとマーキューシオー
殿
(
どの
)
の
胸元
(
むなもと
)
をめがけて
突
(
つ
)
いてかゝりまする、
此方
(
こなた
)
も
同
(
おな
)
じく
血氣
(
けっき
)
の
勇士
(
ゆうし
)
、なにを
小才覺
(
ちょこざい
)
なと
立向
(
たちむか
)
ひ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
いうまでもなく
小太郎山
(
こたろうざん
)
から、
伊那丸
(
いなまる
)
の
急変
(
きゅうへん
)
に
鞭
(
むち
)
をはげましてきた
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
、
山県蔦之助
(
やまがたつたのすけ
)
、
巽小文治
(
たつみこぶんじ
)
の三
勇士
(
ゆうし
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兎角
(
とかく
)
する
程
(
ほど
)
に、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
は
試運轉
(
しうんてん
)
を
終
(
をは
)
り、
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
一隊
(
いつたい
)
を
指揮
(
しき
)
して
上陸
(
じやうりく
)
した。
電光艇
(
でんくわうてい
)
は
恰
(
あだか
)
も
勇士
(
ゆうし
)
の
憩
(
いこ
)
うが
如
(
ごと
)
く、
海岸
(
かいがん
)
間近
(
まぢか
)
く
停泊
(
ていはく
)
して
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今
(
いま
)
また
腕
(
うで
)
ずもうを
取
(
と
)
って、いよいよ
大力
(
だいりき
)
なのにおどろきました。どうしてこの子は
今
(
いま
)
にえらい
勇士
(
ゆうし
)
になりますよ。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
ほんとうにこんなような
蠍
(
さそり
)
だの
勇士
(
ゆうし
)
だのそらにぎっしりいるだろうか、ああぼくはその中をどこまでも歩いてみたいと思ってたりしてしばらくぼんやり立っていました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
灰色ネズミ軍の
勇士
(
ゆうし
)
はしばらく穴の中にじっとして、中から
攻撃
(
こうげき
)
されるのを待ちかまえました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
とて
越中
(
ゑつちう
)
が
頭
(
かしら
)
を
撫
(
な
)
でゝ
見
(
み
)
、
舌
(
した
)
赤
(
あか
)
くニヤリと
笑
(
わら
)
ひ、
人
(
ひと
)
さし
指
(
ゆび
)
に
鼻油
(
はなあぶら
)
を
引
(
ひい
)
て、しつぺい
張
(
はら
)
んと
歯噛
(
はがみ
)
をなし
立上
(
たちあが
)
りし
面貌
(
つらがまへ
)
——と
云々
(
うんぬん
)
。
恁
(
かく
)
てこそ
鬼神
(
きじん
)
と
勇士
(
ゆうし
)
が
力較
(
ちからくら
)
べも
壮大
(
そうだい
)
ならずや。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その間を押しわけて前に出てみると、ホテルの建物はひどく
傾
(
かたむ
)
き、今にも
転覆
(
てんぷく
)
しそうに見えていた。その前に、蟹寺博士が、まるで生き残りの
勇士
(
ゆうし
)
のように只一人、
凛然
(
りんぜん
)
とつっ立っていた。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
天地間
(
てんちかん
)
の千
人
(
にん
)
勝
(
まさ
)
りの
勇士
(
ゆうし
)
だというに、どうして
目
(
め
)
に
黥
(
いれずみ
)
をしているのです。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
前夜
(
ぜんや
)
のうちに、
皇子
(
おうじ
)
の
馬車
(
ばしゃ
)
も、それについてきた
騎馬
(
きば
)
の
勇士
(
ゆうし
)
らも、
波
(
なみ
)
の
上
(
うえ
)
へ、とっとと
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
んで、
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
はい
)
ってしまったものと
思
(
おも
)
われたのであります。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうなると、つねの
怯者
(
きょうしゃ
)
も
勇士
(
ゆうし
)
になるものだ。
伊部熊蔵
(
いのべくまぞう
)
はカッと
怒
(
いか
)
って、
中断
(
ちゅうだん
)
された
縄
(
なわ
)
のはしから千
本
(
ぼん
)
廂
(
びさし
)
の
鎖
(
くさり
)
にすがって、ダッ——と
源氏
(
げんじ
)
の
間
(
ま
)
へ飛びこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そういう
勇士
(
ゆうし
)
をむざむざと
殺
(
ころ
)
すのはもったいない。なんとかして
助
(
たす
)
けてやったらどうか。」
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「どうしてきみらはそんなにバカなんだい? きみらの
勇士
(
ゆうし
)
をよそへやっちゃうなんて! なんだってまた、灰色ネズミに気をゆるしたんだい? まったくかんべんならん!」
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
旅順
(
りよじゆん
)
の
吉報
(
きつぱう
)
傳
(
つた
)
はるとともに
幾干
(
いくばく
)
の
猛將
(
まうしやう
)
勇士
(
ゆうし
)
、
或
(
あるひ
)
は
士卒
(
しそつ
)
——
或
(
あるひ
)
は
傷
(
きず
)
つき
骨
(
ほね
)
も
皮
(
かは
)
も
散々
(
ちり/″\
)
に、
影
(
かげ
)
も
留
(
とゞ
)
めぬさへある
中
(
なか
)
に
夫
(
をつと
)
は
天晴
(
あつぱれ
)
の
功名
(
こうみやう
)
して、
唯
(
たゞ
)
纔
(
わづか
)
に
左
(
ひだり
)
の
手
(
て
)
に
微傷
(
かすりきず
)
を
受
(
う
)
けたばかりと
聞
(
き
)
いた
時
(
とき
)
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
怪傑
(
かいけつ
)
と怪傑、
勇士
(
ゆうし
)
と勇士、五三の桐の幕のなかには
渾然
(
こんぜん
)
とうちとけ合って、
意気
(
いき
)
りんりんたるものがある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雪
(
ゆき
)
が、あのように
積
(
つ
)
もっては、どんな
男
(
おとこ
)
も
山
(
やま
)
を
越
(
こ
)
してくることはできぬだろう。……しかし、その
勇士
(
ゆうし
)
は、また
非凡
(
ひぼん
)
な
術
(
じゅつ
)
で、
雪
(
ゆき
)
の
上
(
うえ
)
を
渡
(
わた
)
ってこないともかぎらない。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もっとも
勇敢
(
ゆうかん
)
に
戦
(
たたか
)
って、
華々
(
はなばな
)
しく
江南
(
こうなん
)
の
花
(
はな
)
と
散
(
ち
)
った、
勇士
(
ゆうし
)
の
中
(
なか
)
に、
純吉
(
じゅんきち
)
の
名
(
な
)
がありました。
からす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
胸
(
むね
)
の
右
(
みぎ
)
につけられた、
燦然
(
さんぜん
)
として
輝
(
かがや
)
く
戦傷徽章
(
せんしょうきしょう
)
は、その
戦功
(
せんこう
)
と
名誉
(
めいよ
)
をあらわすものであると
同時
(
どうじ
)
に、これを
見
(
み
)
る
健全
(
けんぜん
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、この
国家
(
こっか
)
のために
傷
(
きず
)
ついた
勇士
(
ゆうし
)
をいたわれという
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
皇子
(
おうじ
)
は、
待
(
ま
)
てども
待
(
ま
)
てども、
姫君
(
ひめぎみ
)
が
見
(
み
)
えないので、
腹
(
はら
)
をたてて、ひとつには
心配
(
しんぱい
)
をして、
幾人
(
いくにん
)
かの
勇士
(
ゆうし
)
を
従
(
したが
)
えて、
自
(
みずか
)
らシルクハットをかぶり、
燕尾服
(
えんびふく
)
を
着
(
き
)
て、
黒塗
(
くろぬ
)
りの
馬車
(
ばしゃ
)
に
乗
(
の
)
り
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あすの
夜明
(
よあ
)
けに、
敵
(
てき
)
のトーチカをくだいてしまえという
命令
(
めいれい
)
がくだった。
忠
(
ちゅう
)
一をはじめ一
命
(
めい
)
を、
天皇陛下
(
てんのうへいか
)
にささげた
勇士
(
ゆうし
)
たちは、
故郷
(
こきょう
)
へ、これがさいごの
手紙
(
てがみ
)
を
書
(
か
)
いてねむりにつきました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“勇士”の意味
《名詞》
勇 士(ゆうし)
勇気のある人。
勇気のある兵士。
(出典:Wiktionary)
“勇士”の解説
勇士(ゆうし)とは、勇敢な者や勇猛な者に対する社会的な称号。実在・架空問わず英雄視されている人物あるいは集団を指すことが多い。『和漢三才図会』では、甲冑武者が虎を相手にする画と共に説明が記述され、対義語として、「怯士」と記し、「俗に臆病者のこと」とする。
(出典:Wikipedia)
勇
常用漢字
小4
部首:⼒
9画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
“勇”で始まる語句
勇
勇気
勇敢
勇氣
勇吉
勇躍
勇猛
勇悍
勇二
勇坊