“ゆうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユウシ
語句割合
勇士31.1%
有司17.8%
雄姿11.1%
遊子8.9%
有志6.7%
猶子6.7%
雄志4.4%
優旨2.2%
勇姿2.2%
攸之2.2%
(他:3)6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを健全けんぜん人々ひとびとは、この国家こっかのためにきずついた勇士ゆうしをいたわれという
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
天地間てんちかんの千にんまさりの勇士ゆうしだというに、どうしていれずみをしているのです。
翌日鏡葉之助は、蘭医大槻玄卿の、悪逆非道の振る舞いにつき、ひそかに有司ゆうし具陳ぐちんした。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それがためであったかどうか知れないが、あの不得要領な貧窮組が勃発して江戸市中を騒がすと共に、有司ゆうしも金持も不得要領に驚いてしまいました。
その指す方には、空気のない澄明ちょうめいなる空間をとおして、新宇宙艇の雄姿ゆうしが見えた。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかし——わし雄姿ゆうしは、もう貯水池のまわりには見えなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その泣き声は吾ながら悲壮のおんを帯びて天涯てんがい遊子ゆうしをして断腸の思あらしむるに足ると信ずる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
椰子の実の流れ着くという浜辺は多かったはずであるが、是が島崎氏のいうような遊子ゆうしによって、取り上げられる場合が少なかったかと思われる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
故に世上有志ゆうし士君子しくんしが、その郷里の事態をうれえてこれが処置を工夫くふうするときに当り、この小冊子もまた、或は考案の一助たるべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これにつきましては、当町長さまはじめ、警察けいさつの方々さま、当町有志ゆうしの皆々さまから一方ひとかたならぬご後援こうえんをいただき、一同感謝かんしゃにたえない次第しだい
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
秀秋は高台院の猶子ゆうしで、太閤の一族、福島正則ほどの大名でもこれと同席さえすることのできなかった家柄である。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
太政大臣の猶子ゆうしになっていて、その一族がすばらしい背景を作っているはなやかな後宮人であった。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
タメルランののち哈里ハリ(Hali)雄志ゆうし無し、使つかいあんに伴わしめ方物ほうぶつこうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
信長には、用心ぶかい家康などには、到底、空想もなし得ない経綸けいりん雄志ゆうしと、壮大極まる計画があった。理想にともなう実行力があった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼はいえり、昔は拝顔さえかなわざりし宮様方の、勿体もったいなくも御観劇ありし際こと優旨ゆうしを以て御膝下おんひざもと近くまで御招おんまねきに預かり
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
凛々りんりんたる勇姿ゆうし、あたりをはらった。さしも、烏合うごう野武士のぶしたちも、このけなげさに、一てきなみだを、具足ぐそくにぬらさぬものはない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
斟酌しんしゃく損益し、進んで忠言を尽すにいたりては、すなわち、攸之ゆうしいんの任なり。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一の学而篇は、孔子の語を八章、孔子と子貢しこうとの問答を一章、有子ゆうしの語を三章、曾子そうしの語を二章、子夏しかの語を一章、子貢と子禽しきんの問答を一章集めたものである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
〔譯〕自らつとめてまざる時候じこうは、心地しんち光光明明くわう/\めい/\にして、何の妄念ばうねん游思ゆうし有らん、何の嬰累えいるゐ罣想けさう有らん。
露國ロコク政治上せいぢぜうたち世界せかい雄視ゆうしすといへどもその版圖はんと彊大きようだいにして軍備ぐんび充實じゆうじつせるだけ
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)