有志ゆうし)” の例文
故に世上有志ゆうし士君子しくんしが、その郷里の事態をうれえてこれが処置を工夫くふうするときに当り、この小冊子もまた、或は考案の一助たるべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これにつきましては、当町長さまはじめ、警察けいさつの方々さま、当町有志ゆうしの皆々さまから一方ひとかたならぬご後援こうえんをいただき、一同感謝かんしゃにたえない次第しだい
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
こういうようなことがいてありました。終生しゅうせい独身どくしんごした、B医師ビーいしはバラックしきであったが、有志ゆうし助力じょりょくによって、慈善病院じぜんびょういんてたのは、それから以後いごのことであります。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)