“戦傷徽章”の読み方と例文
読み方割合
せんしょうきしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、よく戦傷徽章せんしょうきしょうをつけて、たずねてくれたと、ふかこころ感謝かんしゃしながら、じっとそのひとたのであります。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むねみぎにつけられた、燦然さんぜんとしてかがや戦傷徽章せんしょうきしょうは、その戦功せんこう名誉めいよをあらわすものであると同時どうじに、これを健全けんぜん人々ひとびとは、この国家こっかのためにきずついた勇士ゆうしをいたわれという
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
清作せいさくさんは、かお微笑びしょうをうかべました。なぜかれはそんなことをおもったでしょう。それは、このひとたちのかおに、戦傷徽章せんしょうきしょうたいしても、なんのかなしみのかげえなかったからです。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)