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たにがわ
ふりがな文庫
“
谷川
(
たにがわ
)” の例文
帰
(
かえ
)
って
行
(
い
)
く
道々
(
みちみち
)
も、
森
(
もり
)
の中でかけっくらをしたり、
岩
(
いわ
)
の上で
鬼
(
おに
)
ごっこをしたりして
遊
(
あそ
)
び
遊
(
あそ
)
び
行
(
い
)
くうちに、大きな
谷川
(
たにがわ
)
のふちへ出ました。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
こうして、
毎日
(
まいにち
)
、
同
(
おな
)
じような
谷川
(
たにがわ
)
の
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
いていなければなりません。
先刻
(
せんこく
)
でしたか、こまどりさんの
歌
(
うた
)
を
聞
(
き
)
きましたが、いつも、よい
声
(
こえ
)
ですね。
美しく生まれたばかりに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『こんなことでは
本当
(
ほんとう
)
の
修行
(
しゅぎょう
)
にも
何
(
なん
)
にもなりはしない。
気晴
(
きば
)
らしに
少
(
すこ
)
し
戸外
(
おもて
)
へ
出
(
で
)
て
見
(
み
)
ましょう……。』とうとう
私
(
わたくし
)
は
単身
(
ひとり
)
で
滝
(
たき
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
を
出
(
で
)
かけ、
足
(
あし
)
のまにまに、
谷川
(
たにがわ
)
を
伝
(
つた
)
って
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
はじめは小川のせせらぎのように、かすかにかすかに
鳴
(
な
)
りだし、ついで
谷川
(
たにがわ
)
の岩にくだける水音のようにひびきだして、法師のあわれにも、ほがらかな声が、もれはじめました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
「そこで我輩は或日
谷川
(
たにがわ
)
へ行って、大きなガラマサどんを
捉
(
つかま
)
えて来た」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
娘
(
むすめ
)
はそう
聞
(
き
)
くと
大
(
たい
)
そう
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
がって、
谷川
(
たにがわ
)
の
水
(
みず
)
をしゃくって、
保名
(
やすな
)
に
飲
(
の
)
ませてやりました。そしてそのみじめらしい
様子
(
ようす
)
をつくづくとながめながら
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
未開
(
みかい
)
な
温泉宿
(
おんせんやど
)
では、
夜
(
よる
)
は
谷川
(
たにがわ
)
の
音
(
おと
)
が
聞
(
き
)
こえて
静
(
しず
)
かだった。
行燈
(
あんどん
)
の
下
(
した
)
で、
毛
(
け
)
ずねを
出
(
だ
)
して、
男
(
おとこ
)
どもが、あぐらを
組
(
く
)
んで、
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて
将棋
(
しょうぎ
)
をさしていた。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき、ふもとの
谷川
(
たにがわ
)
は、
声
(
こえ
)
をかぎりに
叫
(
さけ
)
びます。また、
森
(
もり
)
には、
風
(
かぜ
)
が
起
(
お
)
こって、ゴーゴーと
鳴
(
な
)
ります。ある
山
(
やま
)
は、
赤
(
あか
)
い
火
(
ひ
)
を
噴
(
ふ
)
いて、
星
(
ほし
)
に
警戒
(
けいかい
)
します。
めくら星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
じめじめとしめっぽいような
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
いて、しんと
静
(
しず
)
まり
返
(
かえ
)
った
底
(
そこ
)
から、かすかに
谷川
(
たにがわ
)
の
音
(
おと
)
が
響
(
ひび
)
いてきました。
しっぺい太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それはこんな
寂
(
さび
)
しい
谷
(
たに
)
あいに
似
(
に
)
もつかない十六七のかわいらしい
少女
(
おとめ
)
が、
谷川
(
たにがわ
)
で
着物
(
きもの
)
を
洗
(
あら
)
っているのでした。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
雪
(
ゆき
)
が、その
頂
(
いただき
)
にかがやき、ふもとに、
清
(
きよ
)
い
谷川
(
たにがわ
)
の
流
(
なが
)
れる、
遠
(
とお
)
い
山
(
やま
)
の
方
(
ほう
)
へ、はやく
飛
(
と
)
んでいけ!」と、
私
(
わたし
)
は、
鳥
(
とり
)
かごから、いかるがを
無理
(
むり
)
に
追
(
お
)
おうとしました。
自由
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どうも、だしぬけに
失礼
(
しつれい
)
しました。じつはさっきぼっちゃんが、
谷川
(
たにがわ
)
のそばで大きな
杉
(
すぎ
)
の木を
押
(
お
)
し
倒
(
たお
)
したところを
見
(
み
)
て、おどろいてここまでついて
来
(
き
)
たのです。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
霧
(
きり
)
のかかった
嶺
(
たかね
)
を
越
(
こ
)
えたり、ザーザーと
流
(
なが
)
れる
谷川
(
たにがわ
)
をわたって、
奥
(
おく
)
へ
奥
(
おく
)
へと
道
(
みち
)
のないところをわけていきますと、ぱらぱらと
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
が
体
(
からだ
)
に
降
(
ふ
)
りかかってきました。
猟師と薬屋の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おまえは、この
青々
(
あおあお
)
とした
松林
(
まつばやし
)
と
清
(
きよ
)
い
谷川
(
たにがわ
)
の
流
(
なが
)
れよりほかに
見
(
み
)
てはならない。もし、わたしのいうことを
守
(
まも
)
れば、おまえはいつまでも
若
(
わか
)
く、
美
(
うつく
)
しいと
申
(
もう
)
しました。
ふるさとの林の歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
十
丈
(
じょう
)
くらい
長
(
なが
)
さのある、まっくらな
岩穴
(
いわあな
)
の中をくぐって
外
(
そと
)
へ出ますと、さあさあと
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
てて、
小
(
ちい
)
さな
谷川
(
たにがわ
)
の
流
(
なが
)
れている
所
(
ところ
)
へ出ました。その
時
(
とき
)
おじいさんたちはふり
向
(
む
)
いて
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
はるか
下
(
した
)
の
方
(
ほう
)
をのぞくと、
大
(
おお
)
きな
岩石
(
がんせき
)
にくだけながら、
谷川
(
たにがわ
)
が
白
(
しろ
)
くあわだって
流
(
なが
)
れていました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勇吉
(
ゆうきち
)
は、そのあとからついていきました。しばらくすると、きゅうに
流
(
ながれ
)
れが
音
(
おと
)
をたてている
谷川
(
たにがわ
)
のほとりに
出
(
で
)
ました。バスの
窓
(
まど
)
から
下
(
した
)
に
見
(
み
)
えたのは、この
川
(
かわ
)
だったのです。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつしか、あたりは、
暗
(
くら
)
くなっていった。そして、
谷川
(
たにがわ
)
の
水
(
みず
)
が、あいかわらず、
単調
(
たんちょう
)
な
歌
(
うた
)
をうたっているのが、あたりが、しんとすると、いっそうはっきりと
聞
(
き
)
こえてきました。
美しく生まれたばかりに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
翌日
(
よくじつ
)
から、
彼
(
かれ
)
はまた
山
(
やま
)
へてつだいに
出
(
で
)
かけました。そして
谷川
(
たにがわ
)
の
流
(
なが
)
れへくれば、いつに
変
(
か
)
わらずよかったし、
林
(
はやし
)
でなく
小鳥
(
ことり
)
の
声
(
こえ
)
を
聞
(
き
)
けば、
無条件
(
むじょうけん
)
で
自然
(
しぜん
)
が
讃美
(
さんび
)
されるのでした。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かれは、
庭
(
にわ
)
の
花
(
はな
)
のお
友
(
とも
)
だちである、
美
(
うつく
)
しいやまゆりの
咲
(
さ
)
くところも
見
(
み
)
たかったし、また、おじさんが、
谷川
(
たにがわ
)
であゆを
釣
(
つ
)
るのも
見
(
み
)
たかったので、つれていってもらうように
約束
(
やくそく
)
しました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
老
(
お
)
いざるは、ふたりに、
使
(
つか
)
いを
頼
(
たの
)
みました。きつねは、
洞穴
(
ほらあな
)
にいるくまのところへ、そして、りすは、
谷川
(
たにがわ
)
のところで
獲物
(
えもの
)
を
待
(
ま
)
っているであろうおおかみのところへいくことにしました。
深山の秋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すでに
谷川
(
たにがわ
)
の
水
(
みず
)
の
飛沫
(
ひまつ
)
のかかるこずえは
紅葉
(
こうよう
)
をして
夏
(
なつ
)
はいきかけていました。
谷間のしじゅうから
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ふるさとに
帰
(
かえ
)
ると、すっかり
春
(
はる
)
になっていて、
清
(
きよ
)
らかな、
香
(
かお
)
りの
高
(
たか
)
い、
花
(
はな
)
が、
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
ほど、
種類
(
しゅるい
)
はたくさんなかったけれど、
山
(
やま
)
や、
林
(
はやし
)
に、
咲
(
さ
)
いて、
谷川
(
たにがわ
)
の
水
(
みず
)
が、
朗
(
ほが
)
らかにささやいていました。
ふるさと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
君
(
きみ
)
は、あの
谷川
(
たにがわ
)
のほとりのほおのきを
知
(
し
)
っているだろう。
二人
(
ふたり
)
がやまばとの
巣
(
す
)
を
捕
(
と
)
りにいって、もう
先
(
さき
)
にだれかに
捕
(
と
)
られてしまって
失望
(
しつぼう
)
したことがあったね。
僕
(
ぼく
)
は、あのあたりの
景色
(
けしき
)
が
好
(
す
)
きだ。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
春
(
はる
)
のころ、一
度
(
ど
)
この
谷間
(
たにま
)
を
訪
(
おとず
)
れたことのあるしじゅうからは、やがて
涼風
(
すずかぜ
)
のたとうとする
今日
(
きょう
)
、
谷川
(
たにがわ
)
の
岸
(
きし
)
にあった
同
(
おな
)
じ
石
(
いし
)
の
上
(
うえ
)
に
降
(
お
)
りて、なつかしそうに、あたりの
景色
(
けしき
)
をながめていたのであります。
谷間のしじゅうから
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
水
(
みず
)
のきれいな
谷川
(
たにがわ
)
にいって、
岩魚
(
いわな
)
を
釣
(
つ
)
ったりしたのであります。
銀のペンセル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
谷川
(
たにがわ
)
に、
山
(
やま
)
に、
林
(
はやし
)
。
ふるさとの林の歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“谷川”で始まる語句
谷川士清
谷川徹三