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わがこ
ふりがな文庫
“
我子
(
わがこ
)” の例文
口
(
くち
)
に
出
(
だ
)
して
私
(
わたし
)
が
我子
(
わがこ
)
が
可愛
(
かあい
)
いといふ
事
(
こと
)
を
申
(
まを
)
したら、
嘸
(
さぞ
)
皆樣
(
みなさま
)
は
大笑
(
おほわら
)
ひを
遊
(
あそ
)
ばしましやう、それは
何方
(
どなた
)
だからとて
我子
(
わがこ
)
の
憎
(
にく
)
いはありませぬもの
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
モン長 なう、
情
(
なさけ
)
なや、
我君
(
わがきみ
)
!
我子
(
わがこ
)
の
追放
(
つゐはう
)
を
歎悲
(
なげき
)
の
餘
(
あま
)
りに
衰
(
おとろ
)
へて、
妻
(
つま
)
は
昨夜
(
やぜん
)
相果
(
あひはて
)
ました。
尚
(
なほ
)
此上
(
このうへ
)
にも
老人
(
らうじん
)
をさいなむは
如何
(
いか
)
なる
不幸
(
ふかう
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
我子
(
わがこ
)
の寝て居ります側に
蹲
(
うずく
)
まって居ります様子、お町は薄気味悪く、熊の正面に向いまして、人間に物いうように
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
孫の顔も見られない寂しさから、新吉を
我子
(
わがこ
)
の様に可愛がった。新吉に妻を世話したのもお婆さんだった。
果樹
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
室香はお吉に
逢
(
あ
)
いてより三日目、
我子
(
わがこ
)
を
委
(
ゆだ
)
ぬる
処
(
ところ
)
を得て気も休まり、
爰
(
ここ
)
ぞ天の恵み、臨終
正念
(
しょうねん
)
たがわず、
安
(
やすら
)
かなる大往生、
南無阿弥陀仏
(
なむあみだぶつ
)
は
嬌喉
(
きょうこう
)
に
粋
(
すい
)
の
果
(
はて
)
を送り
三重
(
さんじゅう
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
案内
曰
(
いはく
)
、秋山の人は
疱瘡
(
はうそう
)
をおそるゝ事
死
(
し
)
をおそるゝが
如
(
ごと
)
し。いかんとなれば、もしはうそうするものあれば
我子
(
わがこ
)
といへども家に
居
(
を
)
らせず、山に
仮小屋
(
かりこや
)
を作りて入れおき、
喰物
(
しよくもつ
)
をはこびやしなふのみ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
然間
(
しかるあひだ
)
、
日
(
ひ
)
の
神
(
かみ
)
、
我子
(
わがこ
)
となづけたり。さてこそ
正哉吾勝
(
まさやあかつ
)
とは
名
(
なづ
)
けたれ。日蓮うまるべき
種
(
たね
)
をなづけて候へば、
爭
(
いかで
)
か
我子
(
わがこ
)
にをとるべき、
有一寶珠價値三千等
(
ういつはうしゆかちさんぜんとう
)
、
無上寶聚不求自得
(
むじやうはうしうふきうじとく
)
。
釋迦如來皆是吾子等云々
(
しやかによらいみなこれわがこうんぬん
)
。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「(源三郎)……
我子
(
わがこ
)
は
有
(
あ
)
らん、父大臣もおわすらむ……」
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
可愛
(
かは
)
いい
我子
(
わがこ
)
の肉をさへ
食
(
は
)
むのである。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
且
(
かつ
)
は
我子
(
わがこ
)
を育てんという気の
張
(
はり
)
あればおのずから弟子にも親切あつく良い
御師匠
(
おししょう
)
様と世に用いられて
爰
(
ここ
)
に
生計
(
くらし
)
の糸道も明き細いながら
炊煙
(
けむり
)
絶
(
たえ
)
せず安らかに日は送れど
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
我子
(
わがこ
)
ならば
親友
(
しんいう
)
の
許
(
もと
)
へ
遣
(
や
)
る、さなくば
首
(
くび
)
を
縊
(
くゝ
)
らうと、
乞食
(
こじき
)
をせうと、
餓
(
う
)
ゑて
途上死
(
のたれじに
)
をしをらうとまゝぢゃ、
誓文
(
せいもん
)
、
我子
(
わがこ
)
とは
思
(
おも
)
はぬわい、また
何一
(
なにひと
)
つたりと、
汝
(
おのれ
)
には
與
(
く
)
れまいぞよ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
旦那さまは御浪人なすって上州の方へ
往
(
い
)
かしったとべえで、お
宅
(
うち
)
が知んねえもんだからお尋ね申す事も出来ねえんでがんすが、あんたには乳を上げたから何だか
我子
(
わがこ
)
の様に思われて
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此方
(
こつち
)
に
理
(
り
)
が
有
(
あ
)
らうが
先方
(
さき
)
が
惡
(
わ
)
るからうが
喧嘩
(
けんくわ
)
の
相手
(
あひて
)
に
成
(
な
)
るといふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い、
謝罪
(
わび
)
て
來
(
こ
)
い
謝罪
(
わび
)
て
來
(
こ
)
い
途方
(
とほう
)
も
無
(
な
)
い
奴
(
やつ
)
だと
我子
(
わがこ
)
を
叱
(
しか
)
りつけて、
長吉
(
ちようきち
)
がもとへあやまりに
遣
(
や
)
られる
事
(
こと
)
必定
(
ひつぢやう
)
なれば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我子
(
わがこ
)
を飼ふぞおもしろき。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
お嬢さま
真平
(
まっぴら
)
御免なすって下さいまし、実は悪い事は出来ないもんでございます、
忽
(
たちま
)
ちの
中
(
うち
)
に悪事が
我子
(
わがこ
)
に報いました、斯う
覿面
(
てきめん
)
に
罰
(
ばち
)
の当るというのは実に恐ろしい事でございます
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
カピ妻 (立寄りて)おゝ、おゝ!
女
(
むすめ
)
よ、
我子
(
わがこ
)
よ、これ、
生
(
い
)
きてたも、
目
(
め
)
を
開
(
あ
)
いてたも、
其方
(
そなた
)
が
死
(
し
)
にゃると、
予
(
わし
)
も一しょに
死
(
し
)
にますわいの。
誰
(
た
)
れぞ
來
(
き
)
て
下
(
くだ
)
され!
人
(
ひと
)
を
呼
(
よ
)
びゃ、
人
(
ひと
)
を。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
女子
(
をなご
)
はあたりを
見廻
(
みまは
)
して
高
(
たか
)
く
笑
(
わら
)
ひぬ、
其身
(
そのみ
)
の
影
(
かげ
)
を
顧
(
かへり
)
みて
高
(
たか
)
く
笑
(
わら
)
ひぬ、
殿
(
との
)
、
我良人
(
わがをつと
)
、
我子
(
わがこ
)
、これや
何者
(
なにもの
)
とて
高
(
たか
)
く
笑
(
わら
)
ひぬ、
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に
散亂
(
ちりみだ
)
れたる
文
(
ふみ
)
をあげて、やよ
殿
(
との
)
、
今
(
いま
)
ぞ
別
(
わか
)
れまゐらするなりとて
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御腹
(
おなか
)
には大事の/\
我子
(
わがこ
)
ではない顔見ぬ先からいとしゅうてならぬ
方様
(
かたさま
)
の
紀念
(
かたみ
)
、
唐土
(
もろこし
)
には胎教という事さえありてゆるがせならぬ者と
或夜
(
あるよ
)
の物語りに聞しに此ありさまの
口惜
(
くちおし
)
と
腸
(
はらわた
)
を断つ苦しさ。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
我子
(
わがこ
)
がつくる
薔薇
(
ばら
)
の
畑
(
はた
)
。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
牛込軽子坂に住む飯島平左衞門とおっしゃる、お
広敷番
(
ひろしきばん
)
の頭をお勤めになる旗下屋敷に奉公
住
(
ずみ
)
を致した所、其の主人が私をば
我子
(
わがこ
)
のように可愛がってくれましたゆえ、私も身の上を
明
(
あか
)
し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「殿、
我
(
わが
)
良人
(
をつと
)
、
我子
(
わがこ
)
、これや何者」とて高く笑ひぬ。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
命を捨てゝも浪島の
苗字
(
みょうじ
)
が大切と
思召
(
おぼしめ
)
し、御老体の身の上で
我子
(
わがこ
)
を思う処から、餓死しても貴方の身を立てさせたいと思召す、それに貴方が御孝心ゆえ左様に御心配なさるのでしょう、宜しい
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手早
(
てばや
)
く
取
(
と
)
りてお
忘
(
わす
)
れ
遊
(
あそ
)
ばしたかと
取
(
とり
)
すがりて
啼
(
な
)
く
音
(
ね
)
に
知
(
し
)
るゝ
燒野
(
やけの
)
の
雉子
(
きゞす
)
我子
(
わがこ
)
ならねど
繋
(
つな
)
がる
縁
(
えん
)
とて
母
(
はゝ
)
は
女
(
をんな
)
の
心
(
こゝろ
)
も
弱
(
よわ
)
くオヽお
高
(
たか
)
か
否
(
いな
)
お
高
(
たか
)
どのか
何
(
なん
)
として
此樣
(
このやう
)
な
處
(
ところ
)
へ
何
(
ど
)
う
尋
(
たづ
)
ねて
知
(
し
)
れましたとおろ/\
涙
(
なみだ
)
の
聲
(
こゑ
)
きゝ
附
(
つ
)
けてや
膝行出
(
いざりい
)
づる
儀右衞門
(
ぎゑもん
)
はくぼみし
眼
(
め
)
にキツと
睨
(
にら
)
みてコレ
何
(
なに
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今飛込んだ娘があるというから、実は自分の娘と思って慌てゝ船頭に頼んで引揚げて貰った処が、お前さんまア歳頃といい私共の娘と同じ
形
(
なり
)
の小紋の紋附帯も
矢張
(
やっぱり
)
紫繻子
必定
(
てっきり
)
我子
(
わがこ
)
と思いましたが
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
我
常用漢字
小6
部首:⼽
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“我子”で始まる語句
我子等