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個人
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こじん
ふりがな文庫
“
個人
(
こじん
)” の例文
その
上
(
うへ
)
個人
(
こじん
)
には
特殊
(
とくしゆ
)
の
性癖
(
せいへき
)
があつて、
所謂
(
いはゆる
)
好
(
す
)
き
嫌
(
きら
)
ひがあり、
甲
(
かふ
)
の
好
(
この
)
む
處
(
ところ
)
は
乙
(
おつ
)
が
嫌
(
きら
)
ふ
處
(
ところ
)
であり、
所謂
(
いはゆる
)
蓼
(
たで
)
喰
(
く
)
ふ
蟲
(
むし
)
も
好
(
す
)
き
好
(
ず
)
きである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
毎日
(
まいにち
)
のように、
個人
(
こじん
)
となく、
団体
(
だんたい
)
となく、みまう
人
(
ひと
)
が
絶
(
た
)
えないので、こうした
行列
(
ぎょうれつ
)
が
珍
(
めずら
)
しくなかったが、この
暑
(
あつ
)
いのに、よくきてくれたと、
目
(
め
)
を
細
(
ほそ
)
くして
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分のようなものは、いよいよ働けなくなれば、
個人
(
こじん
)
が
世話
(
せわ
)
するよりは
国家
(
こっか
)
が世話すべきだと思ってるらしい。それならば考えのすじはたっていると主人は思った。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
其後
(
そののち
)
、
帝室博物館
(
ていしつはくぶつくわん
)
に
行
(
ゆ
)
つて
陳列品
(
ちんれつひん
)
を一
見
(
けん
)
し、それから
水谷氏
(
みづたにし
)
と
交際
(
かうさい
)
を
結
(
むす
)
ぶ
樣
(
やう
)
になり、
氏
(
し
)
の
採集品
(
さいしふひん
)
を一
見
(
けん
)
し、
個人
(
こじん
)
の
力
(
ちから
)
を
以
(
もつ
)
て
帝室博物館
(
ていしつはくぶつくわん
)
以上
(
いじやう
)
の
採集
(
さいしふ
)
を
成
(
な
)
し
得
(
う
)
る
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
り。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
口
(
くち
)
では
意志
(
ゐし
)
の
自由
(
じゆう
)
だとか、
個人
(
こじん
)
の
權威
(
けんゐ
)
だとか
立派
(
りつぱ
)
なことは云ツてゐるものゝ、
生活
(
せいくわつ
)
の
爲
(
た
)
めには
心
(
こゝろ
)
にもない
業務
(
ぎやうむ
)
を取ツたり、
下
(
さ
)
げなくても可い頭も下げなければならない。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
それ
故
(
ゆゑ
)
に
若
(
も
)
し
數秒間
(
すうびようかん
)
で
廣場
(
ひろば
)
へ
出
(
だ
)
られる
見込
(
みこ
)
みがあらば、
最
(
もつと
)
も
機敏
(
きびん
)
にさうする
方
(
ほう
)
が
個人
(
こじん
)
として
最上
(
さいじよう
)
の
策
(
さく
)
たるに
相違
(
そうい
)
ない。
唯一
(
たゞひと
)
つ
茲
(
こゝ
)
に
考慮
(
こうりよ
)
すべきは
火
(
ひ
)
の
用心
(
ようじん
)
に
關
(
かん
)
する
問題
(
もんだい
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
だがさういふ
不自由
(
ふじゆう
)
な
約束
(
やくそく
)
の
出來
(
でき
)
ない
前
(
まへ
)
の
歌
(
うた
)
を
見
(
み
)
ると、
譬
(
たと
)
ひ
秋
(
あき
)
の
悲
(
かな
)
しくさびしいものだと
詠
(
よ
)
んでゐても、それが
各
(
かく
)
個人
(
こじん
)
の
實際
(
じつさい
)
の
感
(
かん
)
じとして
人々
(
ひと/″\
)
の
胸
(
むね
)
に
強
(
つよ
)
く
觸
(
ふ
)
れるのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「それぢや
行
(
い
)
かう」と
云
(
い
)
つて
宗助
(
そうすけ
)
は
出掛
(
でか
)
けた。
宗助
(
そうすけ
)
は
一般
(
いつぱん
)
の
社交
(
しやかう
)
を
嫌
(
きら
)
つてゐた。
已
(
やむ
)
を
得
(
え
)
なければ
會合
(
くわいがふ
)
の
席
(
せき
)
などへ
顏
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
す
男
(
をとこ
)
でなかつた。
個人
(
こじん
)
としての
朋友
(
ともだち
)
も
多
(
おほ
)
くは
求
(
もと
)
めなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
地方公共團體
(
ちほうこうきようだんたい
)
の
財政
(
ざいせい
)
も
亦
(
また
)
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
きものである、
而
(
しか
)
して
國民
(
こくみん
)
はどうであるかと
云
(
い
)
ふと、
自己
(
じこ
)
の
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
經濟状態
(
けいざいじやうたい
)
に
對
(
たい
)
する
自覺
(
じかく
)
がないのである、さう
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
ると
之
(
こ
)
れを
個人
(
こじん
)
に
譬
(
たと
)
へて
云
(
い
)
へば
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
limited to no place, country, or group of individuals bu common to all(
如何
(
いか
)
なる
場所
(
ばしよ
)
、
國
(
くに
)
、
又
(
また
)
は
個人
(
こじん
)
の
集團
(
しふだん
)
にも
制限
(
せいげん
)
されず、
其
(
そ
)
の一
切
(
さい
)
に
共通
(
きようつう
)
なる)
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
その
上
(
うへ
)
個人
(
こじん
)
の
經濟状態
(
けいざいじやうたい
)
に
由
(
よつ
)
て
是非
(
ぜひ
)
なく
粗惡
(
そあく
)
な
食
(
しよく
)
で
我慢
(
がまん
)
せねばならぬ
人
(
ひと
)
もあり、
是非
(
ぜひ
)
なく
過量
(
くわりやう
)
の
美味
(
びみ
)
を
食
(
く
)
はねばならぬ
人
(
ひと
)
もある。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
其
(
その
)
聲
(
こゑ
)
は
距離
(
きより
)
が
遠
(
とほ
)
いので、
劇
(
はげ
)
しく
宗助
(
そうすけ
)
の
鼓膜
(
こまく
)
を
打
(
う
)
つ
程
(
ほど
)
、
強
(
つよ
)
くは
響
(
ひゞ
)
かなかつたけれども、たしかに
精一杯
(
せいいつぱい
)
威
(
ゐ
)
を
振
(
ふる
)
つたものであつた。さうして
只
(
たゞ
)
一人
(
いちにん
)
の
咽喉
(
のど
)
から
出
(
で
)
た
個人
(
こじん
)
の
特色
(
とくしよく
)
を
帶
(
お
)
びてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
もし
此心得
(
このこゝろえ
)
を
體得
(
たいとく
)
せられたならば、
個人
(
こじん
)
としては
震災
(
しんさい
)
から
生
(
しよう
)
ずる
危難
(
きなん
)
を
免
(
まぬか
)
れ、
社會上
(
しやかいじよう
)
の
一人
(
ひとり
)
としては
地震後
(
ぢしんご
)
の
火災
(
かさい
)
を
未然
(
みぜん
)
に
防止
(
ぼうし
)
し、
從來
(
じゆうらい
)
われ/\が
惱
(
なや
)
んだ
震災
(
しんさい
)
の
大部分
(
だいぶぶん
)
が
避
(
さ
)
けられることゝ
思
(
おも
)
ふ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
個人
(
こじん
)
の
固有名
(
こゆうめい
)
は
神聖
(
しんせい
)
なもので、それ/″\
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
を
有
(
ゆう
)
する。みだりにこれをいぢくり
廻
(
まは
)
すべきものでない。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
西洋
(
せいやう
)
では
家
(
いへ
)
よりも
個人
(
こじん
)
を
尊重
(
そんちやう
)
するの
風習
(
ふうしふ
)
から
出
(
で
)
たのか
否
(
いな
)
かよく
知
(
し
)
らぬが、
概
(
がい
)
して
姓
(
せい
)
を
後
(
あと
)
にし
名
(
な
)
を
先
(
さき
)
にする。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
苗字
(
めうじ
)
は
個人
(
こじん
)
の
家
(
いへ
)
の
名
(
な
)
で、
多
(
おほ
)
くは
土地
(
とち
)
の
名
(
な
)
を
取
(
と
)
つたものである。
例
(
たと
)
へば那須の
與
(
よ
)
一、熊谷の
直實
(
なほざね
)
、秩父の
重忠
(
しげたゞ
)
、鎌倉の
權
(
ごん
)
五
郎
(
らう
)
、三浦の
大介
(
おほすけ
)
、佐野の
源左衛門
(
げんざゑもん
)
といふの
類
(
るゐ
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“個人”の解説
個人(こじん)とは、
社会集団と対比されている概念であり、社会集団を構成する個々の人のこと。
所属する団体やその地位などとは無関係な立場に立った人間としての一人。私人。
(出典:Wikipedia)
個
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“個人”で始まる語句
個人的
個人名
個人欄
個人祈願
個人消防上
個人的感情の枯れた