“未然”の読み方と例文
読み方割合
みぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すくなくとも、血を見るようなことは、例の遠くからの咳払いで未然みぜんに防ぐことが出来たかも知れないのである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そこで原稿を書かないですむようになる。この方が、さばさばして、大いによろしい。その後、すべてこの手によって、不愉快から未然みぜんにのがれることにしている。
わたしのまじないは未然みぜんに防ぐにとどまる。もうこうなっては、わたしの力の及ぶ限りでない。
世界怪談名作集:18 牡丹灯記 (新字新仮名) / 瞿佑(著)