勉強べんきょう)” の例文
「それじゃ、小僧こぞうさんは、どものときから、ひとのできない、さかちをしようと勉強べんきょうしたんだね。」と、たけちゃんが、ききました。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
さあ、それは、かあさんにも、よくわかりませんがね。まあ、りっぱなおぼうさんになるには、勉強べんきょうをうんとしなければなりません。
夏ももうおわりに近く、わたしはまもなくあのモスクワの町へ帰って、また、ひと冬じゅうフランス勉強べんきょうしなければならないのです。
さあ、キッコのよろこんだことこんないい鉛筆をもっていたらもう勉強べんきょうも何もいらない。ひとりでどんどんできるんだ。
みじかい木ぺん (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「ぼくみたいに、すこししか勉強べんきょうしなかったものには、むずかしすぎるんだ。」ニールスはとうとう、こうきめました。
外では勉強べんきょうに見せて内ではなまける。表向きではすこぶる謹厳きんげんふうを装いながら、裏面ではすこぶる放蕩ほうとうする。あるいはまた表面節倹せっけんで裏面濫費らんぴする。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ぼくが、はじめ医学いがく勉強べんきょうしていたことは、きみも知っているとおりだ。そのあと、ふとしたことから医学を研究けんきゅうすることをよして、物理学ぶつりがくにうつったんだ。
「べつのおなご先生が、すぐきますからね、みな、よく勉強べんきょうしてね。先生、とってもみさきを好きなんだけど、この足じゃあ仕方がないでしょ。また、よくなったら、くるわね」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
ゆきだるまなどをこしらえてあそんだりして、よるになると燈火あかりしたつくえかって、くる学校がっこう課目かもく勉強べんきょうしたのであります。
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おまえのさきざきのことをかんがえて、勉強べんきょうするようにすすめてやっているのに、おまえは、それがわからんのか。なんというばかものだ。
でも、そのかわり、はたらいたり勉強べんきょうしたりしなくてもいいんだから、などと、なんどもなんども想像そうぞうしてみるのでした。
(お前はまたそんなおとなのようなことをって、仕方しかたないではありませんか。早く帰って勉強べんきょうして、立派りっぱになって、みんなのためにならないとなりません。)
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
正吉しょうきちのいる、四畳半じょうはんで、二人ふたり勉強べんきょうするにはすこしくらすぎるから、あたらしくまどをつけてやりたい。」と、はははなしているのをきました。
時計と窓の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
勉強べんきょうなんてだいきらいだといっていた諭吉ゆきちが、すすんで勉強べんきょうするといいだしたことを、おかあさんからきいて、にいさんはとてもよろこびました。
学校へいっても何一つ勉強べんきょうしようともしないし、ガチョウのばんがどうにかこうにかつとまるといったあんばいの、のらくら者であることを、しょっちゅうこぼしていました。
おまえはおまえの切符きっぷをしっかりもっておいで。そして一しんに勉強べんきょうしなけぁいけない。おまえは化学かがくをならったろう、水は酸素さんそ水素すいそからできているということを知っている。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ぼくのうちは、貧乏びんぼうだし、なかなかうえ学校がっこうへいかれない。来年らいねんまちのおじさんのみせ奉公ほうこうして、夜学やがく勉強べんきょうをするつもりだ。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども、もしおまえがほんとうに勉強べんきょうして実験じっけんでちゃんとほんとうの考えと、うその考えとを分けてしまえば、その実験じっけん方法ほうほうさえきまれば、もう信仰しんこう化学かがくと同じようになる。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そのりょう一のおかあさんは、あたまおもいといって、さきやすまれました。りょう一は、いつまでもつくえかって、勉強べんきょうをしたのでした。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
(私、もうお母さんと一緒いっしょはたらこうと思います。勉強べんきょうしているひまはないんです。)
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
どもは、これをいて、よろこんだり、うれしがったり、ものおもいにふけったりして、勉強べんきょうをわすれることがありました。
風七題 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かあさんは、これから勉強べんきょうするなら、しからないとお約束やくそくをして、あたらしい洋服ようふくせて、二郎じろうちゃんをおしになりました。
小さな妹をつれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おまえばかりではない、みんながそれをおぼえて、りっぱにできるじゃないか。それをできないのは、やはりおまえが勉強べんきょうせんからなんだ。」
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「さあ、おさらいをしましょう。としちゃんは、勉強べんきょうをすれば、よくできるんだから。」と、おっしゃいますと、としちゃんは、ほんとうにそうだ。
年ちゃんとハーモニカ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼっちゃん、よくあたまりにきてくださいましたね。勉強べんきょうしてえらいひとにおなりなさいよ。」と、おとうさんがいいました。
すいれんは咲いたが (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、あちらのはなしいたり、言葉ことばなどをならったりして、うちかえると、まどのところで、あおいランプをともして、よるおそくまで勉強べんきょうをしました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
いもうとといっしょに勉強べんきょうするへやにくことはできませんでした。いもうとがやはりおかあさんとおなじく、むしがきらいだからです。
芽は伸びる (新字新仮名) / 小川未明(著)
みなさんも、毎日まいにち、このオルガンの音色ねいろのように、気持きもちをさわやかに、この音色ねいろといっしょに歩調ほちょうわし、また、勉強べんきょうをしなければなりません。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あには、無事ぶじかえれたなら、また勉強べんきょうをはじめるつもりだったのでしょう。英語えいご辞書じしょも、いっしょにわたしました。
たましいは生きている (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あのは、みょうなくせがあって、ひとかおばかりていて、勉強べんきょうがすこしもあたまはいっていないが、うちではどんなふうですか。」と、教師きょうしは、たずねました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
あたまのいい、やさしい、いいおとうとだ。おれはこうしてはたらいても、せめておとうとだけは、勉強べんきょうをさせてやりたいものだ。」
村の兄弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しょうちゃんは、また、いつもやさしいおとうさんのことばに感激かんげきして、これから勉強べんきょうするようにちかったのでした。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
薪炭屋しんたんや勇蔵ゆうぞうは、いよいよ昼間ひるま役所やくしょ給仕きゅうじつとめて、よるは、勉強べんきょうをするため、学校がっこうへいくことになりました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、いつかは、東京とうきょうて、なにか仕事しごとをして、かたわら、勉強べんきょうでもしようというのぞみをいだいていました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
毎日まいにちいっしょに勉強べんきょうをしたり、またあそんだりしたおともだちとわかれるがきました。今日きょう卒業式そつぎょうしきであります。
中学へ上がった日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おまえは算術さんじゅつができないから、よく勉強べんきょうしなくちゃいけません。それでないと学年試験がくねんしけんには落第らくだいします。」
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
義雄よしおさん。」と、おかあさんはたまりかねて、となりのへやで、勉強べんきょうをしていた義雄よしおさんをおびになりました。
赤い実 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たけちゃんは、いいおとうさんがあって、安心あんしんして勉強べんきょうができるから、きっと、えらくなれるだろう。ぼくは、自分じぶんちからだけで、やらなければならないからね。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「これからおちついて勉強べんきょうしなければならない。おちついてやりさえすれば、正坊しょうぼうはよくできるのだから。」
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おまえは、おれよりもとしわかいし、またあたまもいい、これから勉強べんきょうをすればりっぱな人間にんげんになれるのだ。そして、このなかのためにつくすこともできるだろう。
村の兄弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大学生だいがくせいは、よるおそくまで、つくえうえ書物しょもつひらいて勉強べんきょうをしました。そして、あさきるのがおそかったのです。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「きみは、からだにをつけて、よく勉強べんきょうをして、いいになっておくれ。」と、おじさんは、いいました。
春さきの朝のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
あには、あいさつがわると、これまで、自分じぶん勉強べんきょうをしたり、レコードをかけたりした、へやへいきました。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そんなことまちがって、どうするの。あそんでばかりいて、勉強べんきょうをしないからですよ。」といわれました。
二少年の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うしもたいそうだし、自分じぶんほねだが、おおんでめないことはないものだ。すこしこうして勉強べんきょうをすれば、こんなによけいにおかねがもらえるじゃないか……。」
ある男と牛の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
先生せんせいは、勉強べんきょうをしても、はたらいても、その精神せいしんわりがなければ、おくににつくすとおなじだとおっしゃったから、おおいにはたらきたまえ。」と、哲夫てつおは、いいました。
中学へ上がった日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
学校がっこうがはじまって、だんだんすずしくなると、みんなは勉強べんきょうにせいをさなければならなくなりました。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あんなおもしろかったことは、もうおおきくなってからない。きみも、よく勉強べんきょうをして、よく、おあそび。
春さきの朝のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
学校がっこう勉強べんきょうするよりか、こんなところで、大人おとなといっしょに仕事しごとをするおれのほうが、よほどえらいんだぞ!」と、だれにかっていうとなく、ひとりで豪語ごうごしました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんは勉強べんきょうがすむと、いつものように、さきとこへはいりました。そして、しばらくをあけて
引かれていく牛 (新字新仮名) / 小川未明(著)