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節倹
読み方 | 割合 |
しまつ | 57.1% |
せっけん | 28.6% |
つめ | 14.3% |
駿河台の老婦人は、あわれ玉の
輿に乗らせたまうべき御身分なるに、
腕車に一人
乗の
軽々しさ、これを
節倹ゆえと思うは非なり。
外では
勉強に見せて内では
怠ける。表向きではすこぶる
謹厳の
風を装いながら、裏面ではすこぶる
放蕩する。あるいはまた表面
節倹で裏面
濫費する。
戻れば太郎の母と言はれて
何時々々までも原田の奥様、御両親に奏任の
聟がある身と自慢させ、
私さへ身を
節倹れば時たまはお口に合ふ物お
小遣ひも差あげられるに