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註
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ちう
ふりがな文庫
“
註
(
ちう
)” の例文
店の奧から我慢のならぬ
註
(
ちう
)
を入れたのは、年上らしい女房のお秋でした。これは頑強で、眞つ黒で、
牝牛
(
めうし
)
のやうな感じの女です。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
註
(
ちう
)
、
建
(
た
)
つて
三百年
(
さんびやくねん
)
といふ
古家
(
ふるいへ
)
の
一
(
ひと
)
つがこれで、もう
一
(
ひと
)
つが
三光社前
(
さんくわうしやまへ
)
の
一棟
(
ひとむね
)
で、いづれも
地震
(
ぢしん
)
にびくともしなかつた
下六番町
(
しもろくばんちやう
)
の
名物
(
めいぶつ
)
である。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
歐文
(
おうぶん
)
で
日本歴史
(
にほんれきし
)
を
書
(
か
)
くとき、
便宜上
(
べんぎじやう
)
日本年紀
(
にほんねんき
)
と
共
(
とも
)
に
西歴
(
せいれき
)
を
註
(
ちう
)
して
彼我
(
ひが
)
對照
(
たいせう
)
の
便
(
べん
)
に
資
(
し
)
するは
最適當
(
さいてきたう
)
な
方法
(
はうはふ
)
であり、
歐文
(
おうぶん
)
で
歐洲歴史
(
おうしうれきし
)
を
書
(
か
)
くとき、
西歴
(
せいれき
)
に
從
(
したが
)
ふは
勿論
(
もちろん
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
其所
(
そこ
)
へ、
周布神奈川縣知事
(
すふかながはけんちじ
)
が
來
(
く
)
る。
橋本警務長
(
はしもとけいむちやう
)
が
來
(
く
)
る。
田中代議士
(
たなかだいぎし
)
、
樋口郡長
(
ひぐちぐんちやう
)
、
曰
(
いは
)
く
何
(
なに
)
、
曰
(
いは
)
く
何
(
なに
)
、
斯
(
か
)
ういふ
時
(
とき
)
には
肩書
(
かたがき
)
が
必用
(
ひつよう
)
と
見
(
み
)
える。
高等野次馬
(
かうとうやじうま
)
の
數
(
かず
)
、
無慮
(
むりよ
)
百
餘名
(
よめい
)
と
註
(
ちう
)
せられた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
口傳相承
(
くでんさうしよう
)
の事は、
此辨公
(
このべんこう
)
(
註
(
ちう
)
・
使僧日昭
(
しそうにつせう
)
)にくはしく申ふくめて候。
則
(
すなはち
)
、
如來使
(
によらいのつかひ
)
なるべし。
返々
(
かへす/″\
)
も信心候べし。天照大神は
玉
(
たま
)
をそさのをのみこにさづけて、
玉
(
たま
)
の
如
(
ごと
)
くの
子
(
こ
)
をまふけたり。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
敢
(
あへ
)
て
註
(
ちう
)
するに
及
(
およ
)
ばないが、
俥
(
くるま
)
の
上
(
うへ
)
で
露呈
(
あらは
)
に
丸髷
(
まるまげ
)
なり
島田
(
しまだ
)
なりと、
散切
(
ざんぎり
)
の……
惡
(
わる
)
くすると、
揉上
(
もみあげ
)
の
長
(
なが
)
い
奴
(
やつ
)
が、
肩
(
かた
)
を
組
(
く
)
んで、でれりとして
行
(
ゆ
)
く。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
平次は珍らしく八五郎を褒めて、斯う
註
(
ちう
)
を添へます。腕にも袖にも何んの異状もなく、脇の下へ眞つ直ぐに刀を突つ込むといふことは、餘程の偶然の機會でも掴まなければ出來さうもないことです。
銭形平次捕物控:221 晒し場は招く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
紅花
(
べにばな
)
の
苗
(
なへ
)
や、おしろいの
苗
(
なへ
)
——
特
(
とく
)
に
註
(
ちう
)
するに
及
(
およ
)
ぶまい、
苗賣
(
なへうり
)
の
聲
(
こゑ
)
だけは、
草
(
くさ
)
、
花
(
はな
)
の
名
(
な
)
がそのまゝでうたになること、
波
(
なみ
)
の
鼓
(
つゞみ
)
、
松
(
まつ
)
の
調
(
しら
)
べに
相
(
あひ
)
ひとしい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ガラツ八はさう
註
(
ちう
)
を入れて、自分の額をピタリと叩くのでした。
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大
(
おほき
)
な
蛤
(
はまぐり
)
、
十
(
と
)
ウばかり。(
註
(
ちう
)
、ほんたうは
三個
(
さんこ
)
)として、
蜆
(
しゞみ
)
も
見事
(
みごと
)
だ、
碗
(
わん
)
も
皿
(
さら
)
もうまい/\、と
慌
(
あわ
)
てて
瀬戸
(
せと
)
ものを
噛
(
かじ
)
つたやうに、
覺
(
おぼ
)
えがきに
記
(
しる
)
してある。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
平次の問ひの眞意を覺つて、お勢は
斯
(
か
)
う
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
おしろは
後
(
うしろ
)
のなまりと
知
(
し
)
るべし。
此
(
こ
)
の
類
(
るゐ
)
あまたあり。
茸狩
(
たけが
)
りの
唄
(
うた
)
に、(
松
(
まつ
)
みゝ、
松
(
まつ
)
みゝ、
親
(
おや
)
に
孝行
(
かうかう
)
なもんに
當
(
あた
)
れ。)
此
(
こ
)
の
松
(
まつ
)
みゝに
又
(
また
)
註
(
ちう
)
して、
松茸
(
まつたけ
)
とあり。
飛
(
と
)
んだ
間違
(
まちがひ
)
なり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
註
(
ちう
)
を入れるには及ばない——で、樣子は解つたかい」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
然
(
しか
)
るべき
民謠集
(
みんえうしふ
)
の
中
(
なか
)
に、
金澤
(
かなざは
)
の
童謠
(
どうえう
)
を
記
(
しる
)
して(
鳶
(
とんび
)
のおしろに
鷹匠
(
たかじよ
)
が
居
(
ゐ
)
る、あつち
向
(
む
)
いて
見
(
み
)
さい、こつち
向
(
む
)
いて
見
(
み
)
さい)としたるは
可
(
よ
)
きが、おしろに
註
(
ちう
)
して(お
城
(
しろ
)
)としたには
吃驚
(
びつくり
)
なり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ガラツ八の八五郎は説き了つてかう
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
かけにして
番
(
ばん
)
を
口説
(
くど
)
いた
一升入
(
いつしよういり
)
の
貧乏徳利
(
びんぼふどくり
)
を
誰
(
たれ
)
かが
外套
(
ぐわいたう
)
(
註
(
ちう
)
。おなじく
月賦
(
げつぷ
)
……
這個
(
この
)
まつくろなのを
一着
(
いつちやく
)
して、のそ/\と
歩行
(
ある
)
く
奴
(
やつ
)
を、
先生
(
せんせい
)
が
嘲
(
あざけ
)
つて——
月府玄蝉
(
げつぷげんせん
)
。)の
下
(
した
)
へ
忍
(
しの
)
ばした
勢
(
いきほひ
)
だから
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
若旦那の宗太郎は父親の言葉に
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:202 隠し念仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
高野聖
(
かうやひじり
)
は
此
(
こ
)
のことについて、
敢
(
あへ
)
て
別
(
べつ
)
に
註
(
ちう
)
して
教
(
をしへ
)
を
与
(
あた
)
へはしなかつたが、
翌朝
(
よくてう
)
袂
(
たもと
)
を
分
(
わか
)
つて、
雪中
(
せつちう
)
山越
(
やまごし
)
にかゝるのを、
名残
(
なごり
)
惜
(
を
)
しく
見送
(
みおく
)
ると、ちら/\と
雪
(
ゆき
)
の
降
(
ふ
)
るなかを
次第
(
しだい
)
に
高
(
たか
)
く
坂道
(
さかみち
)
を
上
(
のぼ
)
る
聖
(
ひじり
)
の
姿
(
すがた
)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
平次の獨り言に八五郎の
註
(
ちう
)
が入ります。
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其處
(
そこ
)
には、
金澤
(
かなざは
)
の
人
(
ひと
)
多人數
(
たにんずう
)
、
移住
(
いぢう
)
したるゆゑ、
故郷
(
こきやう
)
にて、(加州金澤の新堅町の
云々
(
うんぬん
)
)と
云
(
い
)
ふのが、
次第
(
しだい
)
になまりて(かしや、かなざものしんたてまつる。)
知
(
し
)
るべし、
民謠
(
みんえう
)
に
註
(
ちう
)
の
愈々
(
いよ/\
)
不可
(
ふか
)
なること。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鹽辛聲のお角は
註
(
ちう
)
を入れるのでした。
銭形平次捕物控:160 二つの刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
……
其處
(
そこ
)
で、
道順
(
みちじゆん
)
だから、やすい
圓
(
ゑん
)
タクでお
誘
(
さそ
)
ひ
申
(
まを
)
さうかと、もし、もし、
電話
(
でんわ
)
(
註
(
ちう
)
。お
隣
(
となり
)
のを
借
(
か
)
りる)を
掛
(
か
)
けると
六丁目
(
ろくちやうめ
)
里見氏宅
(
さとみしたく
)
で、はあ、とうけて、
婀娜
(
あだ
)
な
返事
(
へんじ
)
が——
幹事
(
かんじ
)
で
支度
(
したく
)
がありますから
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
町役人は更に
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:149 遺言状
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は
註
(
ちう
)
を入れてやりました。
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
註
(
ちう
)
。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
番頭の宗助は
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お常は妙に
註
(
ちう
)
を入れるのです。
銭形平次捕物控:185 歩く死骸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
註
(
ちう
)
を入れたのは八五郎でした。
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
與吉はそんな
註
(
ちう
)
を入れます。
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は一應
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
吉五郎は
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
新吉は
註
(
ちう
)
を入れました。
銭形平次捕物控:145 蜘蛛の巣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
太吉は
註
(
ちう
)
を入れます。
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は
註
(
ちう
)
を入れます。
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“註(
注釈
)”の解説
注釈(註釈、ちゅうしゃく、en: annotation)または注解(註解、ちゅうかい)とは、文章や専門用語について補足・説明・解説するための文書や語句。
本項では、古典や経典における注釈書(ちゅうしゃくしょ、en: commentary)についても扱う。
(出典:Wikipedia)
註
漢検準1級
部首:⾔
12画
“註”を含む語句
註文
割註
御註文
註釈
傍註
集註
註釋
註脚
註文主
問註所
註解
註疏
孝経彙註
倭名鈔箋註
道徳経註
追註
其註解
註釈者
古今註
註説
...