“註文主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうもんぬし50.0%
ちゆうもんぬし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、絵心がいるほど難しい仕事でもなく、註文主ちゅうもんぬし紋所もんどころだの、千鳥、源氏車、小桜、菖蒲あやめなど、かんたんな模様にすぎない下絵なので、どうやら彼もこの頃は、馴れていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岡崎氏も人並はづれた牛好きだけに、喜んでその註文を引受けて製作にかゝつたが、くだん註文主ちゆうもんぬしは、牛を馬に乗り替へたものか、その後とんと音沙汰をしないので、岡崎氏は今では身銭みぜにを切つて