-
トップ
>
-
當惑
>
-
たうわく
營み
七日々々の
追善供養も心の及ぶだけは
勤めしが何分男の手一ツで
幼き者の
養育に
當惑し
晝は漸く
近所隣に
貰ひ
乳などし
夜は
摺粉を
宗助は
此可憐な
自白を
何う
慰さめて
可いか
分別に
餘つて
當惑してゐたうちにも、
御米に
對して
甚だ
氣の
毒だといふ
思が
非常に
高まつた。
若し
其時『
日本帝國』から
何程の
利益と
保護とを
受けてゐるのかと
問はれたら、
返事には
當惑するほどのミジメな
貧乏生活を
送つてゐた
癖に。
『それは
舞踏の
第一の
姿勢だわ』と
云つたものゝ
愛ちやんは、
全く
當惑したので、
切りに
話頭を
更へやうとしました。
お
品が
生きて
居ればそんな
心配はまだ十六のおつぎがするのではない。おつぎは
更に
自分の
衣物に
困つた。
短くなるばかりではなく
綻びにさへおつぎは
當惑するのである。
むづかしき
顏をして
遣り
過ぎる
心なれど、さし
向ひて
物などを
問はれたる
時の
當惑さ、
大方は
知りませぬの一ト
言にて
濟ませど、
苦しき
汗の
身うちに
流れて
心ぼそき
思ひなり
姫をば
假の
墓所より、
來りて
救ひ
出されよ、とロミオ
方へ
申し
遣りしに、
使僧ヂョンと
申す
者、
不慮の
事にて
抑留められ、
夜前其書を
持歸ってござりまするゆゑ、
目覺めなば
嘸當惑
平次も此處まで來ると、ハタと
當惑してしまひました。
男は
實際當惑したらしかつた。
賣術など知らざる上に
都は知らず
在方では身の
賣買は
法度にて誰に
頼まん樣もなく
當惑なして居たりしが十兵衞
鐺と
膝を
身體の
容子が
變に
成つたことを
心付いたからである。十
年餘も
保たなかつた
腹は
與吉が
止つてから
癖が
附いたものと
見えて
又姙娠したのである。お
品も
勘次もそれには
當惑した。
小六が
引き
移る
迄は、こんな
結果が
出やうとは、
丸で
氣が
付かなかつたのだから
猶更當惑した。
仕方がないから
成るべく
食事中に
話をして、
責めて
手持無沙汰な
隙間丈でも
補はうと
力めた。
愛ちやんは
當惑して、
知らず/\
衣嚢に
片手を
入れ、
乾菓子の
箱を
取出し、(
幸ひ
鹹水は
其中に
浸込んで
居ませんでした)
褒美として
周圍のものに
殘らず
其れを
渡してやりました。
丁度一個と
一片宛。
拂ひしも
最早夫さへ殘りなく
誠に
當惑の
折柄なるに
御深切の御言葉に
甘え何とも
鐵面皮しき御願ひなれども今少し
夫の病氣の
快る迄御慈悲に
滯留を