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赤蜻蛉
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あかとんぼ
ふりがな文庫
“
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)” の例文
お馴染のガラツ八こと八五郎、
髷節
(
まげつぷし
)
へ
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
を留めたまゝ、明神下の錢形平次の家へ、庭木戸を押しあけて、ノソリと入つて來ました。
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一廻り
斜
(
ななめ
)
に見上げた、
尾花
(
おばな
)
を分けて、稲の
真日南
(
まひなた
)
へ——スッと低く飛んだ、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
を、
挿
(
かざし
)
にして、小さな女の
児
(
こ
)
が、——また二人。
若菜のうち
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それと同時に腰巻の唐縮緬から、血の
飛沫
(
しぶき
)
が八方へ散ったと見たのは、今まで藤蔓に止まっていた
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が、驚いて逃げたので有った。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
ラムネを並べた汚ない休み茶屋の隣には馬具や
鋤
(
すき
)
などを売る古い大きな家があった。野に出ると
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が群れをなして飛んでいた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
八月の晴れた空に、
眩
(
まぶ
)
しいほど白い雲が幾つか浮かび、それを背景に、ごみのようなものが飛んでいると思ったら、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の群れであった。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
久「
蜻蛉
(
とんぼう
)
の出る時分に
野良
(
のら
)
へ出て見ろ、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が
彼方
(
あっち
)
へ
往
(
い
)
ったり
此方
(
こっち
)
へ往ったり、目まぐらしくって歩けねえからよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
到頭その夏は、秋風が立って十月
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の飛び交う頃まで、体温計と首っ引きで、伊東で寝て暮してしまいました。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
水も空も秋でなくては出ない
碧
(
あお
)
さを出していた。
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が今日は高くにいて
藁灰
(
わらばい
)
のように太陽の
面
(
おも
)
をかすめている。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はげしく群れ飛ぶ
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の水平動。集り散っていった食卓の菜類の中でまだ青紫蘇だけが変らず出てくる。
夜の靴:――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師)
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
あの気まずい別れぎわの春日の
揚言
(
ようげん
)
と
哄笑
(
こうしょう
)
とが、私の耳の底に
凝着
(
こびりつ
)
き、何とはなくぐずぐずしている
中
(
うち
)
に、もう、明るい陽射しの中を、色鮮やかな
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の群が
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
主人公の名の糸七は「縷紅新草」のそれとひとしく、点景に
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
のあらわるる事もまた相似たり。
遺稿:01 「遺稿」附記
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
その種類は
蜂
(
はち
)
、
蝉
(
せみ
)
、
鈴虫
(
すずむし
)
、きりぎりす、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
、
蝶々
(
ちょうちょう
)
、バッタなどですが、ちょっと見ると、今にも
這
(
は
)
い出したり、羽根をひろげて飛び出そうというように見えます。
幕末維新懐古談:41 蘆の葉のおもちゃのはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
去年から
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の出ようが遅くなり、この飛んでいる方向がすこし違ったわけは、近頃この地球上に起っている異常気象と関連しているものと思われるものであって
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
むかし矢野大膳といふ
馬乗
(
うまのり
)
の名人が居た。ある時友達の
許
(
ところ
)
を訪ねようとして馬に乗つて出掛けた。晴れた美しい秋の日で、町には人間や
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が羽を
伸
(
の
)
して飛びまはつてゐた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
のような雲が、一筋二筋たなびく、野面は
烟
(
けむり
)
っぽく白くなって、上へ行くほど藍がかる、近処の黄木紅葉が、火でも
点
(
とも
)
されたようにパッと明るくなる、足許の黒い砂には
雪中富士登山記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
高い日が
蒼
(
あお
)
い所を目の届くかぎり照らした。余はその
射返
(
いかえ
)
しの大地に
洽
(
あま
)
ねき内にしんとして
独
(
ひと
)
り
温
(
ぬく
)
もった。そうして眼の前に群がる無数の
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
を見た。そうして日記に書いた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
紅蓮白蓮
(
ぐれんびゃくれん
)
の
香
(
におい
)
ゆかしく
衣袂
(
たもと
)
に
裾
(
すそ
)
に
薫
(
かお
)
り来て、浮葉に露の玉
動
(
ゆら
)
ぎ立葉に風のそよ吹ける面白の夏の
眺望
(
ながめ
)
は、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
菱藻
(
ひしも
)
を
嬲
(
なぶ
)
り初霜向うが岡の
樹梢
(
こずえ
)
を染めてより
全然
(
さらり
)
となくなったれど
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
店屋つづきの
紺暖簾
(
こんのれん
)
に
陽炎
(
かげろう
)
がゆらいで、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
でも迷い出そうな季節はずれの陽気。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
早稲
(
わせ
)
から米になって行く。
性急
(
せいきゅう
)
に
百舌鳥
(
もず
)
が鳴く。日が短くなる。
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が夕日の空に数限りもなく乱れる。柿が好い色に照って来る。ある寒い朝、
不図
(
ふと
)
見ると富士の北の
一角
(
いっかく
)
に白いものが見える。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
広い圃の中に出ると、小春日に、虚空を
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が
翻々
(
ひらひら
)
と、かよわく飛んでいるのやら、枯れた足元の草の上に
止
(
とま
)
っているのもある。遠く、うす黒き
烟
(
けむり
)
の、大空に溶けるように
上
(
のぼ
)
っているのも見える。
面影:ハーン先生の一周忌に
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある時は、秋の空に、無数につるんでいる
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
を。等々々、……
橋
(新字新仮名)
/
池谷信三郎
(著)
もっともそれでなくっても、上野の山下かけて車坂を過ぐる時※ば、三島神社を右へ曲るのが、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
と
斉
(
ひと
)
しく本能の天使の翼である。
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
晩秋のある日、神田の裏長屋の上にも、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
がスイスイと飛んで、凉しい風が、
素袷
(
すあはせ
)
の襟から袖から、何んとも言へない
爽快
(
さうくわい
)
さを吹き入れます。
銭形平次捕物控:172 神隠し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
すると野郎、火の玉みたいな顔をかかえて、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
みてえに、素ッ飛んで行ってしまった
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうか、辻川博士か。——それからもう一つ、この村では
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が出てくるのは何時ごろからかネ。そしてその赤蜻蛉が飛びながらいつも向いている方角はどっちの方だろうね」
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いよいよ秋も
闌
(
たけなわ
)
になってすいすいと
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の飛び交う爽やかな陽射しとなってきたが
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
「人よりも空、
語
(
ご
)
よりも
黙
(
もく
)
。……肩に来て人
懐
(
なつ
)
かしや
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
」
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
久「えゝ、お前様の姿が
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の眼の先へちら/\いたし
候
(
そろ
)
」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
晩飯の
烏賊
(
いか
)
と
蝦
(
えび
)
は結構だったし、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
に海の夕霧で、景色もよかったが、もう時節で、しんしんと夜の寒さが身に
沁
(
し
)
みる。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
名殘りの
虻
(
あぶ
)
が障子に鳴つて、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の影が射しさうな縁側に、平次は無精らしく引つくり返つて、板敷の冷えをなつかしんでゐる或日の午後のことです。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
を見送りながら、藤吉郎はちょっと考えこんでいた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
名残りの
虻
(
あぶ
)
が障子に鳴って、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の影が射しそうな縁側に、平次は無精らしく引っくり返って、板敷の冷えをなつかしんでいるある日の午後のことです。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
月夜
(
つきよ
)
の
星
(
ほし
)
は
數
(
かぞ
)
へられない。
恁
(
か
)
くまでの
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の
大
(
おほい
)
なる
群
(
むれ
)
が
思
(
おも
)
ひ
立
(
た
)
つた
場所
(
ばしよ
)
から
志
(
こゝろざ
)
す
處
(
ところ
)
へ
移
(
うつ
)
らうとするのである。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此
(
こ
)
の
樣子
(
やうす
)
では、
其處
(
そこ
)
まで
一面
(
いちめん
)
の
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
だ。
何處
(
どこ
)
を
志
(
こゝろざ
)
して
行
(
ゆ
)
くのであらう。
餘
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
に、また
一度
(
いちど
)
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
た。
一時
(
いちじ
)
を
過
(
す
)
ぎた。
爾時
(
そのとき
)
は
最
(
も
)
う
一
(
ひと
)
つも
見
(
み
)
えなかつた。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
八五郎のガラツ八が、長んがい顏を
糸瓜棚
(
へちまだな
)
の下から覗かせた時、錢形の平次は縁側の柱にもたれて、粉煙草をせゝり乍ら、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の行方を眺めて居りました。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
出額
(
おでこ
)
をがッくり、
爪尖
(
つまさき
)
に
蠣殻
(
かきがら
)
を突ッかけて、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の散ったあとへ、ぼたぼたと
溢
(
こぼ
)
れて映る、烏の影へ
足礫
(
あしつぶて
)
。
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
八五郎のガラッ八が、
長
(
なんが
)
い顔を
糸瓜棚
(
へちまだな
)
の下から覗かせたとき、銭形の平次は縁側の柱にもたれて、粉煙草をせせりながら、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の
行方
(
ゆくえ
)
を眺めておりました。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
歌俳諧や絵につかう花野茅原とは品変って、
自
(
おのず
)
から野武士の殺気が
籠
(
こも
)
るのであるから、蝶々も近づかない。
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
もツイとそれて、尾花の上から
視
(
なが
)
めている。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「髷節を
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の逢引場所にしてゐるやうな野郎だもの、この世の中が面白くてたまらねえことだらうよ」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
田圃
(
たんぼ
)
には
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
、
案山子
(
かゝし
)
、
鳴子
(
なるこ
)
などいづれも
風情
(
ふぜい
)
なり。
天
(
てん
)
麗
(
うらゝ
)
かにして
其
(
その
)
幽靈坂
(
いうれいざか
)
の
樹立
(
こだち
)
の
中
(
なか
)
に
鳥
(
とり
)
の
聲
(
こゑ
)
す。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が僅ばかり見える空を、スイスイと飛び交はす時分、女房のお靜はもう晩飯の仕度に取りかかつた樣子で、姐さん冠りにした白い手拭が、お勝手から井戸端の間を
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人公の名の糸七は「縷紅新草」のそれとひとしく、点景に
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
のあらわるる事もまた相似たり。
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
がわずかばかり見える空を、スイスイと飛び交わす時分、女房のお静はもう晩飯の仕度に取りかかった様子で、
姐
(
あね
)
さん
被
(
かぶ
)
りにした白い手拭が、お勝手から井戸端の間を
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
かげとひなたに
濃
(
こ
)
く
薄
(
うす
)
く、
降
(
ふ
)
りかゝつたのを
見
(
み
)
た
時
(
とき
)
に、
前日
(
さきのひ
)
の
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の
群
(
むれ
)
の
風情
(
ふぜい
)
を
思
(
おも
)
つたのである。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ある秋の日の夕景、山の手の街は、もう
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
がスイスイと頭の上を飛ぶ時分のことです。
銭形平次捕物控:096 忍術指南
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
色も空も
一淀
(
ひとよど
)
みする、この
日溜
(
ひだま
)
りの三角畑の上ばかり、雲の瀬に
紅
(
べに
)
の葉が
柵
(
しがら
)
むように、
夥多
(
おびただ
)
しく
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が群れていた。——出会ったり、別れたり、
上下
(
うえした
)
にスッと飛んだり。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平次は相變らず
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の亂れ飛ぶのを眺め乍ら、
鐵拐仙人
(
てつかいせんにん
)
のやうに粉煙草の煙を不精らしく
燻
(
ふか
)
すのでした。女房のお靜は、貧しい夕食の仕度に忙しく、
乾物
(
ひもの
)
を燒く臭ひが軒に籠ります。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
秋日和の三時ごろ、人の影より、
黍
(
きび
)
の影、一つ
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の飛ぶ向うの
畝
(
あぜ
)
を、威勢の
可
(
い
)
い声。
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平次は相変らず
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の乱れ飛ぶのを眺めながら、
鉄拐仙人
(
てっかいせんにん
)
のように粉煙草の煙を不精らしく
燻
(
ふか
)
すのでした。女房のお静は、貧しい夕食の仕度に忙しく、
乾物
(
ひもの
)
を焼く臭いが軒に
籠
(
こも
)
ります。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
とおくれ毛を風に吹かせて、女房も
悚然
(
ぞっ
)
とする。
奴
(
やっこ
)
の顔色、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
、
黍
(
きび
)
の穂も夕づく日。
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
蜻
漢検1級
部首:⾍
14画
蛉
漢検1級
部首:⾍
11画
“赤蜻”で始まる語句
赤蜻蜓