“赤蜻蜓”の読み方と例文
読み方割合
あかとんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嬉いのうと悦んで其儘戸外おもてへ駈け出し、珍らしう暖い天気に浮かれて小竿持ち、空に飛び交ふ赤蜻蜓あかとんぼはたいて取らうと何処の町まで行つたやら、嗚呼考へ込めば裁縫しごとも厭気になつて来る
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
嬉しいのうとよろこんでそのまま戸外おもてへ駈けいだし、珍らしゅう暖かい天気に浮かれて小竿こざお持ち、空に飛び交う赤蜻蜓あかとんぼはたいて取ろうとどこの町まで行ったやら、ああ考え込めば裁縫しごとも厭気になって来る
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)