“凝着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうちゃく50.0%
こびりつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに或る雪質の場合には、雪が橇に凝着ぎょうちゃくするようなこともあるので、ちょっと休んで動き始める時とか、あるいは歩いている間にも、所々で一瞬間馬は非常な力を出さねばならぬことがある。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
あの気まずい別れぎわの春日の揚言ようげん哄笑こうしょうとが、私の耳の底に凝着こびりつき、何とはなくぐずぐずしているうちに、もう、明るい陽射しの中を、色鮮やかな赤蜻蛉あかとんぼの群が
腐った蜉蝣 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)