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紹介
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しょうかい
ふりがな文庫
“
紹介
(
しょうかい
)” の例文
英国の一
紳士
(
しんし
)
にしてながく日本に滞在し、日本の婦人を妻とせる人がすこぶる日本
贔屓
(
びいき
)
で、種々の
著述
(
ちょじゅつ
)
もして日本を世界に
紹介
(
しょうかい
)
した。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そして、かれらの名前をきき、それを名簿とてらしあわせて、
到着
(
とうちゃく
)
のしるしをつけおわると、すぐかれらに朝倉夫人を
紹介
(
しょうかい
)
した。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
さきほど岡田さんが
紹介
(
しょうかい
)
かたがたちょっとお話になった通りこの春何か講演をというご注文でありましたが、その当時は何か
差支
(
さしつかえ
)
があって
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悪い男
云々
(
うんぬん
)
を聴き
咎
(
とが
)
めて蝶子は、何はともあれ、
扇子
(
せんす
)
をパチパチさせて
突
(
つ
)
っ立っている柳吉を「この人
私
(
わて
)
の何や」と
紹介
(
しょうかい
)
した。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
二
羽
(
わ
)
のすずめは、うちつれて、みんなのいるところへやってきました。そして、
土地
(
とち
)
のすずめは、この
旅
(
たび
)
からきたすずめを
紹介
(
しょうかい
)
したのであります。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
これから、その母の
話
(
はなし
)
というのを一つ二つ
紹介
(
しょうかい
)
するが、僕は
出来
(
でき
)
るだけ彼女の話しっ
振
(
ぷ
)
りをそのまま
伝
(
つた
)
えることにしよう。これがまた
素敵
(
すてき
)
なのである。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
10 誰の
紹介
(
しょうかい
)
であったか、父は、どれでも
一瓶
(
ひとびん
)
拾銭の
化粧水
(
けしょうすい
)
を仕入れて来た。青い瓶もあった。
紅
(
あか
)
い瓶も、黄いろい瓶も、みな美しい姿をしていた。
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
私
(
わたくし
)
が
神社
(
じんじゃ
)
に
落
(
お
)
ちついてから、
真先
(
まっさ
)
きに
訪
(
たず
)
ねてくれたのは
父
(
ちち
)
だの、
母
(
はは
)
だの、
良人
(
おっと
)
だのでございましたが、
私
(
わたくし
)
は
何
(
なに
)
は
措
(
お
)
いても
先
(
ま
)
ずこの
鈴懸
(
すずかけ
)
を
紹介
(
しょうかい
)
しました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「ついでに
紹介
(
しょうかい
)
しますが、今度この内藤君が入学しました。花岡君の友人です。
仲
(
なか
)
よくしてやってくれたまえ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
余は
舌鼓
(
したつづみ
)
うって、門をたゝいて、
強
(
しい
)
て開けてもらって内に入った。内は
真闇
(
まっくら
)
である。車夫に
提灯
(
ちょうちん
)
を持て来させて、妻や姉妹に
木曾殿
(
きそどの
)
とばせをの墓を
紹介
(
しょうかい
)
した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
すなわち
紹介
(
しょうかい
)
を求めて
軍艦奉行
(
ぐんかんぶぎょう
)
の
邸
(
やしき
)
に
伺候
(
しこう
)
し、
従僕
(
じゅうぼく
)
となりて
随行
(
ずいこう
)
せんことを
懇願
(
こんがん
)
せしに、奉行は
唯
(
ただ
)
一面識
(
いちめんしき
)
の
下
(
もと
)
に
容易
(
たやす
)
くこれを
許
(
ゆる
)
して
航海
(
こうかい
)
の
列
(
れつ
)
に加わるを得たり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
「私は大学校のフゥフィーボー先生のご
紹介
(
しょうかい
)
で参りましたが世界裁判長に一寸お目にかかれましょうか。」
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
やがてころ合いのじぶんに、かれは前足をわたしのはうへ出して、
大将
(
たいしょう
)
がわたしを
紹介
(
しょうかい
)
した。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ある日かれはひとりの学生を先生に
紹介
(
しょうかい
)
された。それは昨年第一高等学校に入学した
安場五郎
(
やすばごろう
)
という青年である。
黙々塾
(
もくもくじゅく
)
をでて高等学校へはいれたのは安場ひとりきりである。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
傍
(
そば
)
にいた
者
(
もの
)
は
直
(
す
)
ぐに
院長
(
いんちょう
)
にこの
人間
(
にんげん
)
を
紹介
(
しょうかい
)
した、やはりドクトルで、
何
(
なん
)
だとかと
云
(
い
)
うポーランドの
云
(
い
)
い
悪
(
にく
)
い
名
(
な
)
、この
町
(
まち
)
から三十ヴェルスタばかり
隔
(
へだた
)
っている、
或
(
あ
)
る
育馬所
(
いくばしょ
)
にいる
者
(
もの
)
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
紹介
(
しょうかい
)
しておいて、自分は歓迎に来ている県人会の人達のほうへ行ってしまいました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
一郎は太郎を
紹介
(
しょうかい
)
して、これまでのことをくわしく話しました。太郎は自分のことを話しました。
玄王
(
げんおう
)
の娘のチヨ子のこと、
李伯将軍
(
りはくしょうぐん
)
のこと、
金銀廟
(
きんぎんびょう
)
のことなどすっかり打ちあけました。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「ええ、います。あなたのご
紹介
(
しょうかい
)
でやとった
千代
(
ちよ
)
という娘のことでしょう。」
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ニールスのふしぎな旅」
続編
(
ぞくへん
)
のあらすじを、つぎにご
紹介
(
しょうかい
)
いたしましょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
グワッ、グワッ、さあみんな
私
(
わたし
)
に
従
(
つ
)
いてお
出
(
い
)
で。これから
偉
(
えら
)
い
方々
(
かたがた
)
のお
仲間
(
なかま
)
入
(
い
)
りをさせなくちゃ。だからお
百姓
(
ひゃくしょう
)
さんの
裏庭
(
にわ
)
の
方々
(
かたがた
)
に
紹介
(
しょうかい
)
するからね。でもよく
気
(
き
)
をつけて
私
(
わたし
)
の
傍
(
そば
)
を
離
(
はな
)
れちゃいけないよ。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
すると友達はその感情に関係ある的確な文学的表現を
紹介
(
しょうかい
)
した。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それについて
筆者
(
わたくし
)
は、次に短い
紹介
(
しょうかい
)
をして置きたいと思う。
キド効果
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あるものは演説
口調
(
くちょう
)
で郷土の
偉人
(
いじん
)
や、名所
旧蹟
(
きゅうせき
)
や、
特殊
(
とくしゅ
)
の産業などを
紹介
(
しょうかい
)
し、あるものは郷土の
民謡
(
みんよう
)
や
舞踊
(
ぶよう
)
を
披露
(
ひろう
)
した。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
社長
(
しゃちょう
)
さんに
紹介
(
しょうかい
)
するから……それは、よく
解
(
わか
)
った、しんせつな
人
(
ひと
)
だから、きっと
君
(
きみ
)
のしたことに
感心
(
かんしん
)
してしまうよ。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私は与一の手紙が来てから、朴の
紹介
(
しょうかい
)
で、気合術診療所の娘と、朝早く屑市場へ浅草紙を造る屑を
択
(
よ
)
りに通った。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
その時この
通人
(
つうじん
)
は
数多
(
あまた
)
の婦人を呼び出し、友人のためにその経歴を
紹介
(
しょうかい
)
したが、かくするあいだについ三、四ヵ月前に来た新しき女があったが、あれはどうしたかと
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
この辞令は東京へ帰るとき丸めて海の中へ抛り
込
(
こ
)
んでしまった。校長は今に職員に
紹介
(
しょうかい
)
してやるから、一々その人にこの辞令を見せるんだと云って聞かした。余計な手数だ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いまこの南太平洋を
漂流
(
ひょうりゅう
)
しつつある少年たちをもっとくわしく読者に
紹介
(
しょうかい
)
したいと思う。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「さて」とヴィタリスはことばを
続
(
つづ
)
けて、白のむく犬のほうに手をさしのべた。「つぎはカピ親方が、ご
臨席
(
りんせき
)
の
貴賓諸君
(
きひんしょくん
)
に
一座
(
いちざ
)
のものをご
紹介
(
しょうかい
)
申しあげる
光栄
(
こうえい
)
を有せられるでしょう」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
彼
(
かれ
)
の家にも引張って行かれ、二間位のせせこましい家に、いっぱいに置かれたオルガンで、
下手糞
(
へたくそ
)
なスワニイ河をきかされたり、やさしいお母さんにも
紹介
(
しょうかい
)
して
貰
(
もら
)
い
お茶
(
コオヒイ
)
を頂いたり
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
石山氏が彼を
紹介
(
しょうかい
)
して今度村の者になったと云うたら、爺さん
熟々
(
つくづく
)
彼の顔を見て、田舎住居も好いが、さァ
如何
(
どう
)
して暮したもんかな、役場の書記と云ったって
滅多
(
めった
)
に
欠員
(
けついん
)
があるじゃなし
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
と
早速
(
さっそく
)
正三君を
紹介
(
しょうかい
)
した。正三君は赤くなって頭を下げた。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「ご
紹介
(
しょうかい
)
はありますか。」
茨海小学校
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「これが
社長
(
しゃちょう
)
さんだ。いま、お
話
(
はなし
)
した
少年
(
しょうねん
)
はこの
人
(
ひと
)
です……。」と、
小
(
ちい
)
さな
労働者
(
ろうどうしゃ
)
は、
二人
(
ふたり
)
を
紹介
(
しょうかい
)
しました。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
推参
(
すいさん
)
の客は自ら名のり、牧師の
紹介
(
しょうかい
)
で会堂を見せてもらいに来たと云うた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その他の少年をいちいち
紹介
(
しょうかい
)
するために、
国籍
(
こくせき
)
と
年齢
(
ねんれい
)
を左に
略記
(
りゃっき
)
する。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
紹介
(
しょうかい
)
された朝倉夫人のほうにおもむろに眼を転じたのであった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
堀口生のは特に
紹介
(
しょうかい
)
にあたいする。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「おじさん、この
人
(
ひと
)
は、
笛
(
ふえ
)
の
名人
(
めいじん
)
ですよ。」と、
一人
(
ひとり
)
の
子供
(
こども
)
が、
熊
(
くま
)
さんのことを、
旅人
(
たびびと
)
に
紹介
(
しょうかい
)
しました。
熊さんの笛
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いま富士男がしるした日記の一節を左に
紹介
(
しょうかい
)
する。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
N町
(
エヌまち
)
の
楽譜店
(
がくふてん
)
で、
唄
(
うた
)
や
音楽
(
おんがく
)
の
好
(
す
)
きな
小僧
(
こぞう
)
さんをさがしているというのだ。つい、
昨日
(
きのう
)
友人
(
ゆうじん
)
から
聞
(
き
)
いたので、
早速
(
さっそく
)
知
(
し
)
らせにきたが、どうかね。いってみる
気
(
き
)
なら、
紹介
(
しょうかい
)
するが。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのりんご
畑
(
ばたけ
)
の
持
(
も
)
ち
主
(
ぬし
)
を、
私
(
わたし
)
は、まんざら
知
(
し
)
らないことはありません、その
主人
(
しゅじん
)
に、
私
(
わたし
)
は、あなたを
紹介
(
しょうかい
)
しましょう。そして、
私
(
わたし
)
も、あなたといっしょに
働
(
はたら
)
いてもいいと
思
(
おも
)
います。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうすれば、いっそう
高
(
たか
)
く
売
(
う
)
れます。わたくしが、ご
紹介
(
しょうかい
)
いたしますから。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
やがて、
女
(
おんな
)
の
人
(
ひと
)
は、おじさんから、
紹介
(
しょうかい
)
をもらって、
店
(
みせ
)
を
出
(
で
)
ていきました。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あなたさえ、その
気
(
き
)
になられたら
私
(
わたし
)
たちの
集会場
(
しゅうかいじょう
)
へきて、
会長
(
かいちょう
)
にお
話
(
はな
)
しなされば、
明日
(
あす
)
からでもみんなと、
友
(
とも
)
だちになることができます。
私
(
わたし
)
が、いっしょにいって、ご
紹介
(
しょうかい
)
いたしてもいいのです。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“紹介”の意味
《名詞》
未知の人同士を引き合わせること。
未知の物事を解説し、世間に知らせること。
(出典:Wiktionary)
紹
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“紹介”で始まる語句
紹介状
紹介者
紹介人
紹介役
紹介業