“木曾殿”の読み方と例文
読み方割合
きそどの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「元よりこのような野宿者に負けてよいものか。御先祖の血をふるい起せ。木曾殿きそどの御内みうちにも人ありと知られた太夫房覚明かくみょうの血はどこへやったぞ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余は舌鼓したつづみうって、門をたゝいて、しいて開けてもらって内に入った。内は真闇まっくらである。車夫に提灯ちょうちんを持て来させて、妻や姉妹に木曾殿きそどのとばせをの墓を紹介しょうかいした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)