“木曾谷”の読み方と例文
読み方割合
きそだに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬籠の本陣親子が尾張おわり藩主に特別の好意を寄せていたのは、ただあの殿様が木曾谷きそだにや尾張地方の大領主であるというばかりではない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
西南の日あたりを受けた傾斜の多い馬籠の地勢には竹林を見るが、木曾谷きそだにの奥にはその竹すら生長しないところさえもある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
八月も半ばになりますと、つばめは木曾谷きそだにの空を帰って行きます。姉の家の門口かどぐちへもつばめはあいさつに来て
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)