“きそだに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木曾谷80.0%
木曽渓20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八月も半ばになりますと、つばめは木曾谷きそだにの空を帰って行きます。姉の家の門口かどぐちへもつばめはあいさつに来て
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
例の木曾谷きそだにの山林事件もそのころになれば一段落を告げるであろうし、半蔵のからだもいくらかひまになろうとは、春以来おまんやお民の言い合わせていたことである。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
信州の木曽渓きそだにでもある家の馬飼童うまかいわらわが、なまけて水を忘れて主人の馬を死なせ、それから水が火になって飲むことが出来ず、かろうじて木葉のしずくのどうるおすようになったといって