“黙々塾”の読み方と例文
読み方割合
もくもくじゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光一はすぐ引きかえして黙々塾もくもくじゅくへでかけた。じゅくにはだれもいなかった。光一はひっかえそうとすると窓からせたひげづらがぬっと現われた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
元来黙々塾もくもくじゅくに通学するものはすべて貧乏人の子で、でっち、小僧、工場通いの息子、中には大工や左官の内弟子もあった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
黙々もくもく先生がいもだわらを載せた豆腐をにない、そのそばに豆腐屋のチビ公がついてゆくのを見て町の人々はみんな笑いだした。ふたりは黙々塾もくもくじゅくへ着いた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)