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影響
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えいきやう
ふりがな文庫
“
影響
(
えいきやう
)” の例文
それ
以外
(
いぐわい
)
の
品物
(
しなもの
)
は
爲替回復
(
かはせくわいふく
)
の
影響
(
えいきやう
)
を
直接
(
ちよくせつ
)
には
受
(
う
)
けないのであるから、
此程度
(
このていど
)
の
物價
(
ぶつか
)
の
低落
(
ていらく
)
が
最
(
もつと
)
も
適當
(
てきたう
)
の
處
(
ところ
)
であらうと
思
(
おも
)
はれる。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
彼
(
かれ
)
は
直接
(
ちよくせつ
)
父
(
ちゝ
)
の
紹介
(
せうかい
)
を
得
(
え
)
た。
父
(
ちゝ
)
を
通
(
とほ
)
して
間接
(
かんせつ
)
に
其
(
その
)
知人
(
ちじん
)
の
紹介
(
せうかい
)
を
得
(
え
)
た。さうして
自分
(
じぶん
)
の
將來
(
しやうらい
)
を
影響
(
えいきやう
)
し
得
(
う
)
る
樣
(
やう
)
な
人
(
ひと
)
を
物色
(
ぶつしよく
)
して、二三の
訪問
(
はうもん
)
を
試
(
こゝろ
)
みた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
併
(
しか
)
し、
性
(
せい
)
の
上
(
うへ
)
の
共通
(
きようつう
)
といふ
事
(
こと
)
が、
果
(
は
)
たして、
思想
(
しさう
)
や
感情
(
かんじやう
)
の
共通
(
きようつう
)
といふ
事
(
こと
)
よりも、
重大
(
ぢうだい
)
な
影響
(
えいきやう
)
があるかどうか
疑問
(
ぎもん
)
である。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私
(
わたし
)
の
父
(
ちゝ
)
は
私
(
わたし
)
に
立派
(
りつぱ
)
な
教育
(
けういく
)
を
與
(
あた
)
へたです、
然
(
しか
)
し六十
年代
(
ねんだい
)
の
思想
(
しさう
)
の
影響
(
えいきやう
)
で、
私
(
わたし
)
を
醫者
(
いしや
)
として
了
(
しま
)
つたが、
私
(
わたし
)
が
若
(
も
)
し
其時
(
そのとき
)
に
父
(
ちゝ
)
の
言
(
い
)
ふ
通
(
とほ
)
りにならなかつたなら
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それでもそれ
丈
(
だけ
)
の
收入
(
しうにふ
)
の
外
(
ほか
)
に
食料
(
しよくれう
)
の
減
(
げん
)
ずることが
貧乏
(
びんばふ
)
な
世帶
(
しよたい
)
には
非常
(
ひじやう
)
な
影響
(
えいきやう
)
なのである。それが
稻
(
いね
)
の
穗首
(
ほくび
)
の
垂
(
た
)
れる
頃
(
ころ
)
からお
品
(
しな
)
は
思案
(
しあん
)
の
首
(
くび
)
を
傾
(
かし
)
げるやうになつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
抑も
辻行灯
(
つじあんどう
)
廃
(
すた
)
れて
電気灯
(
でんきとう
)
の
光明
(
くわうみやう
)
赫灼
(
かくしやく
)
として
闇夜
(
やみよ
)
なき
明治
(
めいぢ
)
の
小説
(
せうせつ
)
が
社会
(
しやくわい
)
に於ける
影響
(
えいきやう
)
は
如何
(
いかん
)
。『
戯作
(
げさく
)
』と云へる
襤褸
(
ぼろ
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎ『
文学
(
ぶんがく
)
』といふ
冠
(
かむり
)
着
(
つ
)
けしだけにても其
効果
(
かうくわ
)
の
著
(
いちゞ
)
るしく
大
(
だい
)
なるは
知
(
し
)
らる。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
要
(
えう
)
するに彼は、
宇宙
(
うちう
)
の本體を
探
(
さぐ
)
らうとしたり
人生
(
じんせい
)
の意義を
究
(
きは
)
めやうとして、種々な思想を
生噛
(
なまがみ
)
にしてゐるうちに、何時かデカタン派の
影響
(
えいきやう
)
を
受
(
う
)
けて、そして其の空氣が弱い併しながらねばツこい力で
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
又
(
また
)
金解禁
(
きんかいきん
)
が
我國
(
わがくに
)
の
工業
(
こうげふ
)
に
與
(
あた
)
へる
影響
(
えいきやう
)
に
付
(
つい
)
て
見
(
み
)
るに、
我國
(
わがくに
)
に
於
(
おい
)
ては
對米爲替相場
(
たいべいかはせさうば
)
は
大正
(
たいしやう
)
十
年
(
ねん
)
以來
(
いらい
)
平均
(
へいきん
)
二
弗
(
ドル
)
乃至
(
ないし
)
三
弗
(
ドル
)
の
下落
(
げらく
)
にして
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
その上、今日の
空模樣
(
そらもやう
)
も少からずこの
平安朝
(
へいあんてう
)
の下人の Sentimentalisme に
影響
(
えいきやう
)
した。
申
(
さる
)
の刻下りからふり出した雨は、未に
上
(
あが
)
るけしきがない。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
けれども
此
(
この
)
震動
(
しんどう
)
が、
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
經
(
た
)
つても
胎兒
(
たいじ
)
の
發育
(
はついく
)
に
是
(
これ
)
といふ
影響
(
えいきやう
)
も
及
(
およ
)
ぼさず、
從
(
したが
)
つて
自分
(
じぶん
)
の
身體
(
からだ
)
にも
少
(
すこ
)
しの
異状
(
いじやう
)
を
引
(
ひ
)
き
起
(
おこ
)
さなかつた
事
(
こと
)
が
慥
(
たしか
)
に
分
(
わか
)
つた
時
(
とき
)
、
御米
(
およね
)
は
漸
(
やうや
)
く
安心
(
あんしん
)
して
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
時計
(
とけい
)
が
鳴
(
な
)
る。アンドレイ、エヒミチは
椅子
(
いす
)
の
倚掛
(
よりかゝり
)
に
身
(
み
)
を
投
(
な
)
げて、
眼
(
め
)
を
閉
(
と
)
ぢて
考
(
かんが
)
へる。
而
(
さう
)
して
今
(
いま
)
讀
(
よ
)
んだ
書物
(
しよもつ
)
の
中
(
うち
)
の
面白
(
おもしろ
)
い
影響
(
えいきやう
)
で、
自分
(
じぶん
)
の
過去
(
くわこ
)
と、
現在
(
げんざい
)
とに
思
(
おもひ
)
を
及
(
およぼ
)
すのであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
其
(
そ
)
の
度
(
たび
)
に
心
(
こゝろ
)
が
苛立
(
いらだ
)
つたけれど、
霧
(
きり
)
でも
捉
(
つか
)
む
樣
(
やう
)
な、
誰
(
たれ
)
の
所爲
(
しよゐ
)
とも
判明
(
はんめい
)
しない
惡戯
(
いたづら
)
をどうすることも
出來
(
でき
)
なかつた。
然
(
しか
)
し
表面
(
へうめん
)
に
現
(
あらは
)
れた
影響
(
えいきやう
)
の
無
(
な
)
い
惡戯
(
いたづら
)
は
永
(
なが
)
く
持續
(
ぢぞく
)
しなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
さう
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
ると、
爲替相場
(
かはせさうば
)
の
下
(
さが
)
つて
居
(
を
)
ることが
國民
(
こくみん
)
の
何
(
いづ
)
れの
階級
(
かいきふ
)
にも
大
(
だい
)
なる
影響
(
えいきやう
)
を
與
(
あた
)
へることは
明
(
あきら
)
かな
事實
(
じじつ
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
當初
(
たうしよ
)
彼等
(
かれら
)
の
頭腦
(
づなう
)
に
痛
(
いた
)
く
應
(
こた
)
へたのは、
彼等
(
かれら
)
の
過
(
あやまち
)
が
安井
(
やすゐ
)
の
前途
(
ぜんと
)
に
及
(
およ
)
ぼした
影響
(
えいきやう
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
重大
(
ぢうだい
)
な
影響
(
えいきやう
)
を
持
(
も
)
つであらうか。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
響
常用漢字
中学
部首:⾳
20画
“影響”で始まる語句
影響力