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大小
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だいせう
ふりがな文庫
“
大小
(
だいせう
)” の例文
女王樣
(
ぢよわうさま
)
は
事
(
こと
)
の
大小
(
だいせう
)
に
拘
(
かゝは
)
らず、
總
(
すべ
)
ての
困難
(
こんなん
)
を
解决
(
かいけつ
)
する
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
方法
(
はうはふ
)
を
御存
(
ごぞん
)
じでした。『
彼
(
か
)
れの
頭
(
あたま
)
を
刎
(
は
)
ねよ!』と
四邊
(
あたり
)
も
見
(
み
)
ずに
申
(
まを
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
これを
燒
(
や
)
いて二十
食
(
く
)
つた、
酢
(
す
)
にして
十
(
とを
)
食
(
く
)
つたと
云
(
い
)
ふ
男
(
をとこ
)
だて
澤山
(
たくさん
)
なり。
次手
(
ついで
)
に、
目刺
(
めざし
)
なし。
大小
(
だいせう
)
いづれも
串
(
くし
)
を
用
(
もち
)
ゐず、
乾
(
ほ
)
したるは
干鰯
(
ひいわし
)
といふ。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
子供等
(
こどもら
)
は
大小
(
だいせう
)
異
(
ことな
)
つた
粟
(
あは
)
の
菱餅
(
ひしもち
)
が一つは一つと
紙
(
かみ
)
の
上
(
うへ
)
に
分量
(
ぶんりやう
)
を
増
(
ま
)
して
積
(
つ
)
まれるのを
樂
(
たの
)
しげにして、
自分
(
じぶん
)
の
紙
(
かみ
)
から
兩方
(
りやうはう
)
の
隣
(
となり
)
の
紙
(
かみ
)
から
遠
(
とほ
)
くの
方
(
はう
)
から
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其時平八郎が「どこへ
死所
(
しにどころ
)
を求めに往くにしても、
大小
(
だいせう
)
を
挿
(
さ
)
してゐては人目に掛かるから、一同刀を棄てるが好い」
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
獨
(
ドク
)
、
露艦
(
ロかん
)
の
敬禮
(
けいれい
)
に
向
(
むか
)
つて
謝意
(
しやゐ
)
を
表
(
ひやう
)
しつゝ、
大小
(
だいせう
)
ニコバル
島
(
たう
)
とサラン
島
(
たう
)
とを
右舷
(
うげん
)
と
左舷
(
さげん
)
とに
眺
(
なが
)
めて、
西
(
にし
)
と
東
(
ひがし
)
との
分
(
わか
)
れ
道
(
ぢ
)
なるマラツカ
海峽
(
かいけう
)
をもいつしか
夢
(
ゆめ
)
の
間
(
ま
)
に
※
(
す
)
ぎ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
天滿與力
(
てんまよりき
)
はそれから
急
(
けふ
)
に
木綿
(
もめん
)
ものの
衣類
(
いるゐ
)
を
仕立
(
した
)
てさせるやら、
大小
(
だいせう
)
の
拵
(
こしら
)
へを
變
(
か
)
へるやら、ごた/\と
大騷
(
おほさわ
)
ぎをしたが、
但馬守
(
たじまのかみ
)
の
眼
(
め
)
は、キラ/\と
常
(
つね
)
に
彼等
(
かれら
)
の
上
(
うへ
)
に
光
(
ひか
)
つて
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
掛
(
かけ
)
ければ三人は
只
(
たゞ
)
夢
(
ゆめ
)
に夢見し心地にて
引立
(
ひきたて
)
られつゝ行所に身の
丈
(
たけ
)
六尺有餘の
大男
(
おほをとこ
)
黒羽二重
(
くろはぶたへ
)
の
小袖
(
こそで
)
に黒八丈の羽織
朱鞘
(
しゆざや
)
の
大小
(
だいせう
)
十手
(
じつて
)
取繩
(
とりなは
)
を
腰
(
こし
)
に
提
(
さげ
)
のさ/\と出來りしに小猿三吉は
腰
(
こし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大小
(
だいせう
)
も
遠近
(
ゑんきん
)
もなくほうけたり
未生
(
みしやう
)
の
我
(
われ
)
や斯くてありけむ
和歌でない歌
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
其
(
そ
)
の
遠
(
とほ
)
く
連
(
つらな
)
つた
山々
(
やま/\
)
の
頂巓
(
いたゞき
)
にはぽつり/\と
大小
(
だいせう
)
の
簇雲
(
むらくも
)
が
凝
(
こ
)
つた
儘
(
まゝ
)
に
掻
(
か
)
き
亂
(
みだ
)
されて
暫
(
しばら
)
く
動
(
うご
)
かなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
身
(
み
)
の
丈
(
たけ
)
六尺余の大男で、
羅紗
(
らしや
)
の黒羽織の下には、
黒羽二重
(
くろはぶたへ
)
紅裏
(
べにうら
)
の
小袖
(
こそで
)
、
八丈
(
はちぢやう
)
の
下着
(
したぎ
)
を着て、
裾
(
すそ
)
をからげ、
袴
(
はかま
)
も
股引
(
もゝひき
)
も着ずに、
素足
(
すあし
)
に
草鞋
(
わらぢ
)
を
穿
(
は
)
いて、立派な
拵
(
こしらへ
)
の
大小
(
だいせう
)
を帯びてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
庭
(
には
)
の
池
(
いけ
)
の
鯉
(
こひ
)
を、
大小
(
だいせう
)
計
(
はか
)
つてねらひにくるが、
仕
(
し
)
かけさへすれば、すぐにかゝる。また、
同國
(
どうこく
)
で、
特産
(
とくさん
)
として
諸國
(
しよこく
)
に
貨
(
くわ
)
する、
鮎釣
(
あゆつり
)
の、あの
蚊針
(
かばり
)
は、すごいほど
彩色
(
さいしき
)
を
巧
(
たくみ
)
に
昆蟲
(
こんちう
)
を
模
(
も
)
して
造
(
つく
)
る。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
羽二重
(
はぶたへ
)
の
小袖羽織
(
こそでばおり
)
に
茶宇
(
ちやう
)
の
袴
(
はかま
)
、それはまだ
驚
(
おどろ
)
くに
足
(
た
)
りないとして、
細身
(
ほそみ
)
の
大小
(
だいせう
)
は、
拵
(
こしら
)
へだけに四
百兩
(
ひやくりやう
)
からもかけたのを
帶
(
さ
)
してゐた。
鐺
(
こじり
)
に
嵌
(
は
)
めた
分
(
ぶ
)
の
厚
(
あつ
)
い
黄金
(
きん
)
が
燦然
(
さんぜん
)
として、
冬
(
ふゆ
)
の
日
(
ひ
)
に
輝
(
かゞや
)
いた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
解
(
とき
)
明荷
(
あけに
)
の中に在りし金四百五十兩并びに幸之進が
胴卷
(
どうまき
)
の中にありし二十兩餘りの金と
大小
(
だいせう
)
衣類迄
(
いるゐまで
)
も
奪取
(
うばひとり
)
行衞も知れず
迯去
(
にげさり
)
ける依て彼の供人は江尻宿へ
引返
(
ひきかへ
)
し宿役人へ
斷
(
ことわ
)
り
置
(
おき
)
死骸
(
しがい
)
を改め
飛脚
(
ひきやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼
(
かれ
)
は
南
(
みなみ
)
の
家
(
いへ
)
から
借
(
か
)
りた
鋸
(
のこぎり
)
で
大小
(
だいせう
)
の
燒木杙
(
やけぼつくひ
)
を
挽切
(
ひつき
)
つた。
遂
(
しまひ
)
に
彼
(
かれ
)
は
後
(
うしろ
)
から
燒
(
や
)
けた
竹
(
たけ
)
を
伐
(
き
)
つて
來
(
き
)
て
簀
(
す
)
の
子
(
こ
)
のやうに
横
(
よこた
)
へて
低
(
ひく
)
い
床
(
ゆか
)
を
造
(
つく
)
つた。
竹
(
たけ
)
を
伐
(
き
)
つた
鉈
(
なた
)
も
彼
(
かれ
)
の
所有
(
もの
)
ではなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
殘
(
のこ
)
らず受出すと云ば仕方なけれども
勿々
(
なか/\
)
今十兩からの金子の出來る
筈
(
はず
)
はなし
大方
(
おほかた
)
大小
(
だいせう
)
計
(
ばか
)
り
請
(
うけ
)
ると云ならん其處で
拔差
(
ぬきさし
)
は出來ずと
斷
(
こと
)
わり流させ呉んと思ひければ久兵衞は文右衞門に
向
(
むか
)
ひ質物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
創
(
きず
)
は
大小
(
だいせう
)
三ヶ
所
(
しよ
)
だ。‥‥
大名
(
だいみやう
)
といふものは、
子供
(
こども
)
のやうなものだなう。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
“大小”の意味
《名詞》
大 小(だいしょう)
大きいことと小さいこと。大きい物と小さい物。大きいか小さいか。
暦の大の月と小の月、大小参照。
大鼓と小鼓。
大刀と小刀。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
“大小”で始まる語句
大小言
大小名
大小路
大小諸樹
大小作
大小迄
大小等
大小洩
大小母
大小姓