トップ
>
身上
>
しんしやう
ふりがな文庫
“
身上
(
しんしやう
)” の例文
「親分の思ひものだが、全く良い女でしたよ、あれが手一杯に働けるところに居ると、一生のうちに良い
身上
(
しんしやう
)
を六つ七つ潰しますね」
銭形平次捕物控:262 綾の鼓
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
殊
(
こと
)
に
永
(
なが
)
い
間
(
あひだ
)
野田
(
のだ
)
へ
身上
(
しんしやう
)
を
持
(
も
)
つて
近所
(
きんじよ
)
の
藏
(
くら
)
の
親方
(
おやかた
)
をして
居
(
ゐ
)
るのが
郷里
(
きやうり
)
の
近
(
ちか
)
くから
出
(
で
)
たので
自然
(
しぜん
)
知合
(
しりあひ
)
であつたが、それが
卯平
(
うへい
)
に
引退
(
いんたい
)
を
勸
(
すゝ
)
めた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
翌日
(
あくるひ
)
手伝の娘を一人附けて呉れた。
矢張
(
やつぱり
)
ミハイロ同様な貧乏人で、古ぼけた
頭巾
(
づきん
)
に穴の
開
(
あ
)
いた腰巻に、
襯衣
(
しやつ
)
と、それで
身上
(
しんしやう
)
有りツ
丈
(
たけ
)
だといふ。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
趙
(
てう
)
の
恵王
(
けいわう
)
が夜光の玉を、
秦
(
しん
)
の
照
(
せう
)
王が
城
(
しろ
)
十五を以て
易
(
かへ
)
んといひしは、加嶋屋が北国の
明玉
(
めいぎよく
)
を
身上
(
しんしやう
)
尽
(
つく
)
して
買
(
かは
)
んと
約
(
やく
)
せしに
類
(
るゐ
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
入給
(
いれたま
)
ひては
如何
(
いかゞ
)
や
尤
(
もつと
)
も外に男の子も
御在
(
おはさ
)
ぬ事
故
(
ゆゑ
)
お
熊殿
(
くまどの
)
年の
長
(
ふけ
)
ぬうちに
聟養子
(
むこやうし
)
をなし
持參
(
ぢさん
)
の
金子
(
きんす
)
を以て
山方
(
やまがた
)
問屋
(
とひや
)
の
借
(
かり
)
を
償却
(
つぐなひ
)
暮
(
くら
)
し方も
氣
(
き
)
を付て
身上
(
しんしやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
己
(
おれ
)
の
代
(
かは
)
りに
往
(
い
)
くんだ。弥「ハヽヽそれぢやア
私
(
わたし
)
が
此
(
こ
)
の
身上
(
しんしやう
)
を
貰
(
もら
)
ふのだ。女房「
御覧
(
ごらん
)
なさい、
馬鹿
(
ばか
)
でも
慾張
(
よくば
)
つて
居
(
ゐ
)
ますよ。 ...
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
隱居は十八歳で
身上
(
しんしやう
)
を受け取り、蜂谷の
名跡
(
みやうせき
)
をつぎ、馬籠宿の年寄役を勤め、二十八九の頃に八幡屋の普請をしたが、困窮の際であつたから農業にも精出してやつた。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と
怒鳴
(
どな
)
つた。
裡
(
うち
)
に
敵
(
てき
)
ありと
見
(
み
)
て、
直
(
す
)
ぐに
猪
(
いのしゝ
)
の
如
(
ごと
)
く
飛込
(
とびこ
)
まないのが、しかし
色男
(
いろをとこ
)
の
身上
(
しんしやう
)
であると
思
(
おも
)
へ。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
助八 地獄の沙汰も金次第といふが、
身上
(
しんしやう
)
ふるつても二百の錢しかねえ。これでも何かの役に立つかも知れねえから、持つて行くがいゝぜ。(助十のふところに押込む。)
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
見たら
吃驚
(
びつくり
)
でござりませう色の黒い背の高い不動さまの名代といふ、では心意気かと問はれて、こんな店で
身上
(
しんしやう
)
はたくほどの人、人の
好
(
い
)
いばかり取得とては皆無でござんす
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その礼としてはその方
身上
(
しんしやう
)
良くなり、奉公をせずともすむやうにしてやらんと言ひたり。
遠野物語
(新字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
身上
(
しんしやう
)
も持てないくせにけちんばうで御近所へのつき合ひもろくに出来ないこと、それから思ひ出して子供が毎度遊びに行つて御邪魔するといふやうなこと、あなたの商売は何だといふ質問
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
もう私なんぞ、こんなにひゞの入つた
身上
(
しんしやう
)
だし。
疵だらけのお秋
(新字旧仮名)
/
三好十郎
(著)
第一
身上
(
しんしやう
)
が違ふ、三河町の吉田屋へ轉がり込めば、相手が佛樣になつて居ても、まさか唯ぢや投り出されない——先づ慾得づくだらうな
銭形平次捕物控:182 尼が紅
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
趙
(
てう
)
の
恵王
(
けいわう
)
が夜光の玉を、
秦
(
しん
)
の
照
(
せう
)
王が
城
(
しろ
)
十五を以て
易
(
かへ
)
んといひしは、加嶋屋が北国の
明玉
(
めいぎよく
)
を
身上
(
しんしやう
)
尽
(
つく
)
して
買
(
かは
)
んと
約
(
やく
)
せしに
類
(
るゐ
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
今
(
いま
)
から
穀
(
こく
)
の
用意
(
ようい
)
もしなくては
成
(
な
)
らぬと
思
(
おも
)
ふと
自分
(
じぶん
)
の
身上
(
しんしやう
)
から一
俵
(
ぺう
)
の
米
(
こめ
)
を
減
(
げん
)
じては
到底
(
たうてい
)
立
(
た
)
ち
行
(
ゆ
)
けぬことを
深
(
ふか
)
く
思案
(
しあん
)
して
彼
(
かれ
)
は
眠
(
ねむ
)
らないこともあつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
見
(
み
)
たら
吃驚
(
びつくり
)
でござりませう
色
(
いろ
)
の
黒
(
くろ
)
い
背
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い
不動
(
ふどう
)
さまの
名代
(
めうだい
)
といふ、では
心意氣
(
こゝろいき
)
かと
問
(
と
)
はれて、
此樣
(
こん
)
な
店
(
みせ
)
で
身上
(
しんしやう
)
はたくほどの
人
(
ひと
)
、
人
(
ひと
)
の
好
(
い
)
いばかり
取得
(
とりえ
)
とては
皆無
(
かいむ
)
でござんす
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
成し
罪滅
(
つみほろぼ
)
しと自分の身には
榮耀
(
ええう
)
は止め人に
施
(
ほどこ
)
す事
而已
(
のみ
)
爲
(
な
)
す故受取金も多けれども夫故
困
(
こま
)
る我が
身上
(
しんしやう
)
現在
(
げんざい
)
弟
(
おとゝ
)
が外成ぬ年貢の金に差支へ
手風
(
てかぜ
)
も
厭
(
いと
)
うて
育
(
そだ
)
てし娘を苦界へ沈める急場の難儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
可
(
い
)
いか。よし
來
(
き
)
た。どん、すとん、と
身上
(
しんしやう
)
も
身
(
み
)
も
輕
(
かる
)
い。けれども
家鳴
(
やなり
)
震動
(
しんどう
)
する。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この女のために、
身上
(
しんしやう
)
をいけなくしてしまつた男は、何人あるかわからず、この女のために、命を失つた男も何人かはある筈です。
銭形平次捕物控:315 毒矢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
箆棒
(
べらぼう
)
、
家賃
(
やちん
)
でも
滯
(
とゞこほ
)
つた
日
(
ひ
)
にや、
俺
(
お
)
れ
辨償
(
まよ
)
はなくつちや
成
(
な
)
りやすめえし、それこさあ
俺
(
お
)
らが
身上
(
しんしやう
)
なんざ
潰
(
つぶ
)
れても
間
(
ま
)
にやえやしねえ、
厭
(
や
)
だにもなんにも
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お恨み
成
(
なさ
)
るゝな此久八めが申すこと今一通り御聞下され此間より
度々
(
たび/\
)
に御
異見
(
いけん
)
申上たる通り
願
(
ねが
)
ふ事では御座りませんが今にも
萬一
(
ひよつと
)
大旦那がお
目出度
(
めでたく
)
成
(
なら
)
れたなら其時こそは
此大
(
このだい
)
まいの御
身上
(
しんしやう
)
悉皆若旦那の物となる
假令
(
たとへ
)
然樣
(
さやう
)
に成すとも
僅
(
わづ
)
かの事には
眼
(
め
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
三十年前、赤塚の娘と、その
身上
(
しんしやう
)
を爭つた戀と慾との怨みが、まだ續いて居るといふことは、常人には一寸想像もつかない事です。
銭形平次捕物控:173 若様の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兼次は深い心配な顏で綽名が
四
(
よ
)
つ
又
(
また
)
で通つて居る男の所へ來た。四つ又は豚の仲買をして小才が利くので豚での儲は隨分大きい。あれで博奕が好きでなければ
身上
(
しんしやう
)
が延びるのだと評判されて居る。
芋掘り
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
佐原屋の
身上
(
しんしやう
)
がどうなつて居るか、
現金
(
かね
)
の
融通
(
ゆうづう
)
、材木、山元との取引など、仲間に
訊
(
き
)
いたら判るだらう。出來るだけ
詳
(
くは
)
しく調べてくれ。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それに違ひありません。でも、年に三兩や四兩の
身上
(
しんしやう
)
ぢや、小町娘は振り向いてもくれません。半次さんは
口惜
(
くや
)
しがつて居ましたよ」
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手に取つて見ると十善具足の名器で、茶に凝つて居る要屋山右衞門などは、一と
身上
(
しんしやう
)
投げ出しても惜しくない氣になる品物です。
銭形平次捕物控:133 井戸の茶碗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
二人がどんなに仲が惡かつたか、お菊が死ねば、この越前屋の
身上
(
しんしやう
)
は誰の手に入るか、たつたそれだけ申上げただけでも澤山だ。
銭形平次捕物控:230 艶妻伝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これも娘一人の跡取りだが、まだ婿もきまつてゐないさうで、
身上
(
しんしやう
)
の爲には、その方が良いかも知れませんね。お蔭で巴屋は繁昌するばかり
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
櫻屋の
身上
(
しんしやう
)
に未練のない證據を見せたら、主人も氣が落着くでせうから、私は今晩中に八王子在の田舍へ歸ることにしました。——この通り
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私と妹は日本橋の大きい
商人
(
あきんど
)
の子に生れました。親の名は勘辯して下さい、——私が七つの時兩親に死に別れ、親類に惡いのがあつて、
身上
(
しんしやう
)
を
銭形平次捕物控:194 小便組貞女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「奉公人達には思ひのほか評判がよかつたやうです。どうせ俵屋の
身上
(
しんしやう
)
は主人のものだと思つたか、隨分パツパと
撒
(
ま
)
き散らしたやうですから」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
して、引越してしまつたさうだ。殿松は押しが強いから、良い
身上
(
しんしやう
)
を拵へるだらう。お鈴は自害といふことで濟んでしまつた
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藤屋彌太郎はこの時丁度五十歳、札差の株を買つての一代
身上
(
しんしやう
)
で、
脂
(
あぶら
)
ぎつた顏——太い眉、厚い鼻、角張つた
顎
(
あご
)
に、戰鬪力が溢れて居りました。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
言つて居ますが、實は一代に仕上げた
身上
(
しんしやう
)
で、慈悲善根を
施
(
ほど
)
こしながら、萬といふ金を溜めたんだから、大したものでせう
銭形平次捕物控:316 正月の香り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「これだけありや、小判にすると大した
身上
(
しんしやう
)
だよ、——怪しいのが來たら、投げ出して、命乞ひをするが宜い。——命だけはお助け下さいとな」
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「呆れた野郎で、世間では、田代屋の
身上
(
しんしやう
)
に未練があつて、古巣を見張り
旁々
(
かた/″\
)
戻つて來たに違げえねえつて言ひますぜ」
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
清太郎の道樂を叩き直してお筆と
娶合
(
めあ
)
はせ、何んとかこの
身上
(
しんしやう
)
を繼いでもらひたさに、つい無理なことも申したのです。
銭形平次捕物控:176 一番札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
好い男の若旦那を
達引
(
たてひ
)
かうといふのが、男も女も事を缺かない筈。庄司家の
身上
(
しんしやう
)
が後ろ
楯
(
だて
)
になつて居るから、少しもとを入れても損のしつこはない
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
千兩箱が精々一貫目や一貫五百目そこ/\では、
鐚錢
(
びたせん
)
か、石つころを詰めたくらゐの重さもなく、これが大黒屋の
身上
(
しんしやう
)
とはどうしても受取れません。
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
行く/\は
甥
(
をひ
)
の善介と
娶合
(
めあ
)
はせ、この
身上
(
しんしやう
)
を讓るつもりだつたが、お絹さんはもう一人の甥の伊三郎と
懇
(
ねんご
)
ろになつて、可哀想にこの家を追ひ出され
銭形平次捕物控:269 小判の瓶
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ところが、榮三郎はお吉を殺して貰つたのは、多之助の女房のお若に氣があるからで、多見治は、兄の
身上
(
しんしやう
)
も欲しいが、それよりも
兄嫁
(
あによめ
)
が欲しかつた
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
したが、清水の旦那はすつかり殘して尾久に引込んであの
身上
(
しんしやう
)
を拵へ、お夏さんの父親は、商賣の
縮尻
(
しくじり
)
から、二三年前首を釣つて死んだといふ話ですよ
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
感心してゐるんだ。尤も近頃では新六郎も、板倉屋の
身上
(
しんしやう
)
が欲しくなつたか、お幾のところへは、滅多に近寄らない。お幾はそれでヤキモキして、
癪
(
しやく
)
を
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
貸して儲けた
身上
(
しんしやう
)
に、目でもつけると思はれちや正直な商人の耻だ、今度勘十郎でも死んだら、その時は顏を出す
銭形平次捕物控:264 八五郎の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この娘も、前の晩殺された荒物屋のお今と同じ十七、
身上
(
しんしやう
)
に
隔
(
へだ
)
たりはありますが、負けず
劣
(
おと
)
らず美しい娘でした。
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐渡屋は兩替淺草組世話役で、
身上
(
しんしやう
)
はざつと五萬兩。地所や家作も相當で、それに眼をつける惡者があれば隨分大
袈裟
(
げさ
)
なことも
企
(
たく
)
まないとは限りません。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「好い娘には違ひないが、諦らめろ。相手は
身上
(
しんしやう
)
が大き過ぎるし、智惠が廻り過ぎて、お前には釣り合はないよ」
銭形平次捕物控:257 凧糸の謎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
私は伯父殺しに違ひありませんが、あの伯父といふ人はお北さん姉妹にどんな仕打をしたか、これだけの
身上
(
しんしやう
)
を拵へるのに、何百人の人を泣かせたか——
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お由良は恐しい女でした。あいつを殺さなきや、私が殺されるか
身上
(
しんしやう
)
を
奪
(
と
)
られたに違ひありません。親分、どうぞお見逃しを願ひます。そのお禮には」
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“身上”の意味
《名詞1》
身の上。
身分。
財産。
《名詞2》
身体の表面。
取り柄。
身の上。
(出典:Wiktionary)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“身上”で始まる語句
身上噺
身上話
身上持
身上談
身上骨
身上判断