“罪滅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つみほろぼ58.8%
つみほろ29.4%
つみほろぼし11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高柳君はこんなところになるとすこぶる勇気にとぼしい。謝罪かたがた尋ねはしたが、いよいよと云う段になると少々怖こわくて罪滅つみほろぼしが出来かねる。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あれもこれもみんな自分が馬鹿だから。これからは罪滅つみほろぼしに多くの人の追善ついぜんをはかり、かたわらこの子を育て上げて立派な人にして申しわけを立てねばならぬ。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
罪滅つみほろぼしのためだと思って母親の持った亭主は——間黒源兵衛——渾名あだな狂犬やまいぬという、花川戸町の裏長屋に住む人入稼業、主に米屋の日傭取ひようとりを世話する親仁おやじ
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)