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木材
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もくざい
ふりがな文庫
“
木材
(
もくざい
)” の例文
それが
前
(
まへ
)
に
言
(
い
)
つたように
人間
(
にんげん
)
が
多
(
おほ
)
くなるにつれて
木材
(
もくざい
)
がいよ/\
多
(
おほ
)
く
必要
(
ひつよう
)
となり、どんどん
伐
(
き
)
るため、
村落
(
そんらく
)
に
近
(
ちか
)
い
山
(
やま
)
の
木
(
き
)
はもとより
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
ゆゑにその
屍
(
しかばね
)
をいるゝ
所
(
ところ
)
の
棺槨
(
くわんくわく
)
には
恒久的材料
(
こうきうてきざいれう
)
なる
石材
(
せきざい
)
を
用
(
もち
)
ひた。もつとも
棺槨
(
くわんくわく
)
も
最初
(
さいしよ
)
は
木材
(
もくざい
)
で
作
(
つく
)
つたが、
發達
(
はつたつ
)
して
石材
(
せきざい
)
となつたのである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
熱
(
あつ
)
さに
堪
(
た
)
へぬ
火
(
ひ
)
の
側
(
そば
)
を
彼
(
かれ
)
は
飛
(
と
)
び
退
(
すさ
)
つて
又
(
また
)
立
(
た
)
つた。
彼
(
かれ
)
は
其
(
そ
)
の
刃先
(
はさき
)
の
鈍
(
にぶ
)
く
成
(
な
)
るのを
思
(
おも
)
ふ
暇
(
いとま
)
もなく
唐鍬
(
たうぐは
)
で、また
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
木材
(
もくざい
)
を
引
(
ひ
)
つ
掛
(
か
)
けて
倒
(
たふ
)
さうとした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
で、
直
(
たゞ
)
ちに
木材
(
もくざい
)
を
伐更
(
きりあらた
)
めて、
第二
(
だいに
)
の
像
(
ざう
)
を
刻
(
きざ
)
みはじめた。が、
又
(
また
)
此
(
こ
)
の
作
(
さく
)
に
対
(
たい
)
する
迫害
(
はくがい
)
は
一通
(
ひととほ
)
りではないのであつた。
猫
(
ねこ
)
が
来
(
き
)
て
踏
(
ふ
)
んで
行抜
(
ゆきぬ
)
ける、
鼠
(
ねずみ
)
が
噛
(
かじ
)
る。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
日本
(
につぽん
)
では
今日
(
こんにち
)
と
同
(
おな
)
じように、
多
(
おほ
)
く
木材
(
もくざい
)
で
家
(
いへ
)
を
建
(
た
)
てたので、その
跡
(
あと
)
はまったくなくなつて
殘
(
のこ
)
つてをりません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
「どこといって
一
(
ひと
)
ところではありませんでした。
大
(
おお
)
きな
箱
(
はこ
)
は、
港
(
みなと
)
の
駅
(
えき
)
までつけていき、また
石炭
(
せきたん
)
や
木材
(
もくざい
)
は、ほかの
町
(
まち
)
で
降
(
お
)
ろしました。」と、
汽罐車
(
きかんしゃ
)
はいいました。
負傷した線路と月
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
思ふに竪穴の中央に數本の柱を建て是に棟梁を結び付け、
周圍
(
しうゐ
)
より多くの
木材
(
もくざい
)
を寄せ掛け、其上を種々のもの、殊に
蕗
(
ふき
)
の
葉
(
は
)
にて覆ひ、
蔦蔓
(
つたづる
)
の類にて
綴
(
つづ
)
り合はせて住居を作り上けたるならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
これは
木材
(
もくざい
)
が
乾燥
(
かんそう
)
するのと、
表面
(
ひようめん
)
から
次第
(
しだい
)
に
腐蝕
(
ふしよく
)
して
來
(
く
)
るとに
由
(
よ
)
るのである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
以上
(
いじやう
)
略述
(
りやくじゆつ
)
した
如
(
ごと
)
く、
日本家屋
(
にほんかをく
)
が
木造
(
もくざう
)
を
以
(
もつ
)
て
出發
(
しゆつぱつ
)
し、
木造
(
もくざう
)
を
以
(
もつ
)
て
發達
(
はつたつ
)
したのは、
國土
(
こくど
)
に
特産
(
とくさん
)
する
豊富
(
ほうふ
)
なる
木材
(
もくざい
)
のためであつて、
地震
(
ぢしん
)
の
爲
(
ため
)
ではない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
彼
(
かれ
)
が
自分
(
じぶん
)
の
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
つた
時
(
とき
)
は、
古
(
ふる
)
い
煤
(
すゝ
)
だらけの
疎末
(
そまつ
)
な
建築
(
けんちく
)
は
燒盡
(
やきつく
)
して
主要
(
しゆえう
)
の
木材
(
もくざい
)
が
僅
(
わづか
)
に
焔
(
ほのほ
)
を
吐
(
は
)
いて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
火
(
ひ
)
は
尚
(
な
)
ほ
執念
(
しふね
)
く
木材
(
もくざい
)
の
心部
(
しんぶ
)
を
噛
(
か
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それから、
大
(
おほ
)
きな
木材
(
もくざい
)
から
細
(
こま
)
かな
纎維
(
せんい
)
をとつて
紙
(
かみ
)
をこしらへたり、その
他
(
ほか
)
にも
使
(
つか
)
ふようにもなり、
最近
(
さいきん
)
では
人造絹絲
(
じんぞうけんし
)
の
原料
(
げんりよう
)
にも
澤山
(
たくさん
)
の
木材
(
もくざい
)
を
使
(
つか
)
つてゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
……
女
(
をんな
)
の
像
(
ざう
)
の
第一作
(
だいいつさく
)
が、まだ
手足
(
てあし
)
までは
出来
(
でき
)
なかつたが、
略
(
ほゞ
)
顔
(
かほ
)
の
容
(
かたち
)
が
備
(
そな
)
はつて、
胸
(
むね
)
から
鳩尾
(
みづおち
)
へかけて
膨
(
ふつく
)
りと
成
(
な
)
つた、
木材
(
もくざい
)
に
乳
(
ちゝ
)
が
双
(
なら
)
んで、
目鼻口元
(
めはなくちもと
)
の
刻
(
きざ
)
まれた、フトした
時
(
とき
)
……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
三
韓
(
かん
)
支那
(
しな
)
の
建築
(
けんちく
)
は
木材
(
もくざい
)
と
甎
(
せん
)
と
石
(
いし
)
との
混用
(
こんよう
)
であるが、これも
彼
(
か
)
の
土
(
ど
)
における
木材
(
もくざい
)
が
比較的
(
ひかくてき
)
貧少
(
ひんせう
)
であるのと、
石材
(
せきざい
)
及
(
およ
)
び
甎
(
せん
)
に
適
(
てき
)
する
材料
(
ざいれう
)
が
豊富
(
ほうふ
)
であるがためである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
それで、
今
(
いま
)
では
特
(
とく
)
に
山岳地方
(
さんがくちほう
)
の
森林
(
しんりん
)
は、
一
(
いち
)
ばんにはこの
意味
(
いみ
)
の
水源
(
すいげん
)
を
養
(
やしな
)
ふのに
利用
(
りよう
)
され、
建築土木用
(
けんちくどぼくよう
)
の
木材
(
もくざい
)
や、
薪炭材料等
(
しんたんざいりようなど
)
をとるのは
第二
(
だいに
)
とされるようになりました。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
さういふ
間
(
あひだ
)
に
他人
(
たにん
)
の
林
(
はやし
)
に
鉈
(
なた
)
を
入
(
い
)
れねば
薪
(
たきゞ
)
が
獲
(
え
)
られぬ
貧乏
(
びんばふ
)
な
百姓等
(
ひやくしやうら
)
がこそ/\と
寮
(
れう
)
の
木材
(
もくざい
)
を
引
(
ひ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
隣屋
(
となり
)
は
此
(
この
)
邊
(
へん
)
に
棟
(
むね
)
を
並
(
なら
)
ぶる
木屋
(
きや
)
の
大家
(
たいけ
)
で、
軒
(
のき
)
、
廂
(
ひさし
)
、
屋根
(
やね
)
の
上
(
うへ
)
まで、
犇
(
ひし
)
と
木材
(
もくざい
)
を
積揃
(
つみそろ
)
へた、
眞中
(
まんなか
)
を
分
(
わ
)
けて、
空高
(
そらだか
)
い
長方形
(
ちやうはうけい
)
の
透間
(
すきま
)
から
凡
(
およ
)
そ三十
疊
(
でふ
)
も
敷
(
し
)
けようといふ
店
(
みせ
)
の
片端
(
かたはし
)
が
見
(
み
)
える、
其
(
そ
)
の
木材
(
もくざい
)
の
蔭
(
かげ
)
になつて
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“木材”の意味
《名詞》
木 材 (もくざい)
建築物などをつくるための材料とする木。
(出典:Wiktionary)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
材
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
“木材”で始まる語句
木材以外