トップ
>
心部
ふりがな文庫
“心部”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しんぶ
50.0%
むね
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんぶ
(逆引き)
彼
(
かれ
)
が
自分
(
じぶん
)
の
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
つた
時
(
とき
)
は、
古
(
ふる
)
い
煤
(
すゝ
)
だらけの
疎末
(
そまつ
)
な
建築
(
けんちく
)
は
燒盡
(
やきつく
)
して
主要
(
しゆえう
)
の
木材
(
もくざい
)
が
僅
(
わづか
)
に
焔
(
ほのほ
)
を
吐
(
は
)
いて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
火
(
ひ
)
は
尚
(
な
)
ほ
執念
(
しふね
)
く
木材
(
もくざい
)
の
心部
(
しんぶ
)
を
噛
(
か
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
然
(
しか
)
し
其
(
そ
)
の
火
(
ひ
)
は
灸
(
きう
)
の
如
(
ごと
)
き
跡
(
あと
)
をぽつ/\と
止
(
とゞ
)
めたのみで
衣物
(
きもの
)
の
心部
(
しんぶ
)
は
深
(
ふか
)
く
噛
(
か
)
まなかつた。
埃
(
ほこり
)
は
彼
(
かれ
)
を
越
(
こ
)
えて
走
(
はし
)
つた。
與吉
(
よきち
)
は
火傷
(
やけど
)
の
疼痛
(
とうつう
)
を
訴
(
うつた
)
へて
獨
(
ひとり
)
悲
(
かな
)
しく
泣
(
な
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
心部(しんぶ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むね
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
忌々敷相
(
いま/\しさう
)
に
且
(
か
)
つ
刄
(
やいば
)
を
以
(
もつ
)
て
心部
(
むね
)
を
突
(
つ
)
き
通
(
とほ
)
される
苦
(
くる
)
しさを
忍
(
しの
)
んだかと
思
(
おも
)
ふやうな
容子
(
ようす
)
でわく/\する
胸
(
むね
)
から
聲
(
こゑ
)
を
絞
(
しぼ
)
つていつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
然
(
しか
)
も
其
(
その
)
種々
(
いろ/\
)
な
叫
(
さけ
)
びの
錯雜
(
さくざつ
)
して
聞
(
きこ
)
える
聲
(
こゑ
)
が
自分
(
じぶん
)
の
心部
(
むね
)
から
或
(
ある
)
物
(
もの
)
を
引
(
ひ
)
つ
攫
(
つか
)
んで
行
(
ゆ
)
くやうで、
自然
(
しぜん
)
にそれへ
耳
(
みゝ
)
を
澄
(
すま
)
すと
何
(
なん
)
だか
遣
(
や
)
る
瀬
(
せ
)
のないやうな
果敢
(
はか
)
なさを
感
(
かん
)
じて
涙
(
なみだ
)
が
落
(
お
)
ちた。
涙
(
なみだ
)
は
卯平
(
うへい
)
の
白髮
(
しらが
)
に
滴
(
したゝ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
心部(むね)の例文をもっと
(1作品)
見る
“心部”の意味
《名詞》
心部 (しんぶ)
部首「⼼」で分類した漢字の一群。
(出典:Wiktionary)
“心部”の解説
心部(しんぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では61番目に置かれる(4画の最初。卯集の最初)。
(出典:Wikipedia)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許
検索の候補
心臓部
海部同心