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心部
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しんぶ
ふりがな文庫
“
心部
(
しんぶ
)” の例文
彼
(
かれ
)
が
自分
(
じぶん
)
の
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
つた
時
(
とき
)
は、
古
(
ふる
)
い
煤
(
すゝ
)
だらけの
疎末
(
そまつ
)
な
建築
(
けんちく
)
は
燒盡
(
やきつく
)
して
主要
(
しゆえう
)
の
木材
(
もくざい
)
が
僅
(
わづか
)
に
焔
(
ほのほ
)
を
吐
(
は
)
いて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
火
(
ひ
)
は
尚
(
な
)
ほ
執念
(
しふね
)
く
木材
(
もくざい
)
の
心部
(
しんぶ
)
を
噛
(
か
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
然
(
しか
)
し
其
(
そ
)
の
火
(
ひ
)
は
灸
(
きう
)
の
如
(
ごと
)
き
跡
(
あと
)
をぽつ/\と
止
(
とゞ
)
めたのみで
衣物
(
きもの
)
の
心部
(
しんぶ
)
は
深
(
ふか
)
く
噛
(
か
)
まなかつた。
埃
(
ほこり
)
は
彼
(
かれ
)
を
越
(
こ
)
えて
走
(
はし
)
つた。
與吉
(
よきち
)
は
火傷
(
やけど
)
の
疼痛
(
とうつう
)
を
訴
(
うつた
)
へて
獨
(
ひとり
)
悲
(
かな
)
しく
泣
(
な
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
おつぎも
其
(
そ
)
の
心部
(
しんぶ
)
に
見
(
み
)
える
蕾
(
つぼみ
)
であつた。
然
(
しか
)
し
其
(
その
)
蕾
(
つぼみ
)
はさし
扛
(
あ
)
げられないのみではなく
壓
(
おさ
)
へる
手
(
て
)
の
強
(
つよ
)
い
力
(
ちから
)
が
加
(
くは
)
へられてある。
勘次
(
かんじ
)
は
寸時
(
すんじ
)
もおつぎを
自分
(
じぶん
)
の
側
(
そば
)
から
放
(
はな
)
すまいとして
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“心部”の意味
《名詞》
心部 (しんぶ)
部首「⼼」で分類した漢字の一群。
(出典:Wiktionary)
“心部”の解説
心部(しんぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では61番目に置かれる(4画の最初。卯集の最初)。
(出典:Wikipedia)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許