心部しんぶ)” の例文
かれ自分じぶんにはつたときは、ふるすゝだらけの疎末そまつ建築けんちく燒盡やきつくして主要しゆえう木材もくざいわづかほのほいてつてる。執念しふね木材もくざい心部しんぶんでる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しかきうごとあとをぽつ/\ととゞめたのみで衣物きもの心部しんぶふかまなかつた。ほこりかれえてはしつた。與吉よきち火傷やけど疼痛とうつううつたへてひとりかなしくいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎも心部しんぶえるつぼみであつた。しかそのつぼみはさしげられないのみではなくおさへるつよちからくはへられてある。勘次かんじ寸時すんじもおつぎを自分じぶんそばからはなすまいとしてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)